教室ツーウェイ 2013年11月号
「学力」上位県と下位県―驚きの実態レポート

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教室ツーウェイ 2013年11月号「学力」上位県と下位県―驚きの実態レポート

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2013年10月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「学力」上位県と下位県━驚きの実態レポート
全国学力テストを分析する視点
向山 洋一
国語A問題「最下位」の静岡県、その原因を分析し対策を提起する
どのような教材を選定するか。それは子どもたちに学力をつけるための中心テーマである。質の高い教材を適切に選定し、授業の中で力をつけることが基本である。
谷 和樹
日本の学力向上! 北と南の最先端プラン
【北海道(釧路)】注目の「基礎学力保障条例」とTOSS流「学力保障プラン」
学力の向上は、負の連鎖を断ち切る方策と即効性のある方策の同時進行で
水野 正司
【沖縄(石垣)】学力向上のための実践(介入)研究が最強のエビデンスである
「横断的研究」は、相関関係を明らかにできるが、因果関係を明らかにすることはできない。「実践(介入)研究」によるエビデンスが「学力向上の最良の解決策」になる。
太田 輝昭
中学入学時の学力調査からみた“学力”の違い
《日本教育技術学会調査より》教師の指導方法が基礎学力の高低をはっきりと規定している
効果のある指導法を学び実践し、基礎学力を保障すべきである。
長谷川 博之
学力向上策の具体策
学年はじめの基礎学力テスト
驚きの実態と向山型の有効性
太田 政男
漢字テストでディスレクシアを見つけ、4月最初から手立てをうつ
川原 雅樹
授業の中で教える漢字と計算
毎時間の冒頭に漢字指導、算数は教科書の問題を全てさせるが基本である
桜木 泰自
「みんなと一緒のことができる」が学力を向上させる
奥田 嚴文
お手本をうつさせる指導
上達する人は、みんな写して成長した
松崎 力
「一〇分間スピード視写」と「日記」のセット指導で、作文力をつける
東田 昌樹
算数教科書のノートチェック
教科書チェックの生命線
石坂 陽
繰り返し学習の肝
間嶋 祐樹
クラスの学力が急上昇! わたしの秘訣
算数教科書を教える授業がA問題もB問題も乗り越える力をつける
河田 孝文
どの子もできるようになる、という事実を見せる
井戸 砂織
TOSS教材に頼ることが近道
吉川 廣二
学習意欲を喚起する裏技
松藤 司
ミニ特集 学テ問題━出題意図をこう読み解く
学力テストから考える
向山 洋一
現場の授業と学力テストとを比較して考える。現場の授業をどうするか。視点を変えれば見えてくる
甲本 卓司
思考力・表現力が問われた
小森 栄治
「実生活」での活用が求められ、「正しく書く」が重視された国語の学力テスト問題
千葉 雄二
日々の授業の質が問われる国語学力テストA問題
手塚 美和
過去問題の分析結果をもとに自分の考えを論理的に表現できるかを問う問題が多数出題された
赤木 雅美
急な変化は望めない。日々の実践の積み重ねである
永井 貴憲
授業の原則 (第32回)
伸びる教師の共通点 その4
谷 和樹
〜教師の知性度をどのように見分けるか〜
授業の力量をみがく (第32回)
『自閉症スペクトラム障害』(平岩幹男)と「障害者の権利に関する条約」(1)
大森 修
〜平岩氏の著書は、障害者の権利に関する条約批准の課題を教えてくれる。〜
編集前記
向山 洋一
グラビア
授業の基本は「教えて褒める」だ 本当の教師の仕事を行おう〜TOSSサマーセミナー(東京ビッグサイト) 2013.8.4〜 ほか
佐藤式工作法 (第70回)
フェイスタワーにおける多様な発想
佐藤 昌彦
〜積木遊び+切れ端でつくる顔〜
全国ペーパーチャレラン (第258回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
計算迷路チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(8月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第32回)
授業をパーツで組み立てる
長谷川 博之
算数 (第32回)
反復(スパイラル)を意識する
本間 尚子
理科 (第32回)
向山・小森型理科の源流は、目の前の子どもたちを大切にすることにある
吉原 尚寛
社会 (第32回)
NHK学校放送番組「歴史にドキリ」の動画を使った授業
赤木 雅美
体育 (第32回)
向山型なわとびシステムで子どもが熱中! 教師は楽!
小田 哲也
音楽 (第32回)
今からでも遅くない変声後の音域が広がる声づくり
丸山 美香
生活指導 (第32回)
向山学級の日記指導を追って
根本 直樹
道徳 (第32回)
自尊感情を高める「パーソナルポートフォリオ」の実践
畦田 真介
英会話 (第32回)
単語選びにもこだわる
井戸 砂織
続・向山洋一を追って (第110回)
〔第77巻〕『向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首』(6)
戸塚 雅昭
〜「向山型国語」の根底にある暗唱指導の価値〜
向山実践の原理・原則 (第236回)
秋から冬へ、なわとびの季節
向山 洋一
TOSS保険は教師を助ける (第12回)
TOSSサマーセミナーで中井光弁護士のライブ法律相談
杉谷 英広
議員さんに議会で質問してもらいたいこと (第12回)
発達障害者支援法
前田 進
福留×向山対談 生涯学習の青写真なくして教育を語るな! (第2回)
「生涯教育」と「生涯学習」のちがいとは?
福留 強向山 洋一
〜日本に生涯学習をひろべるイベントの企画がスタートした。〜
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第32回)
『崖の上のポニョ』で趣意説明
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第20回)
発達障がい児をほめられない教師・保護者 その2
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第32回)
「頑張れ!」という言葉が嫌いな夏彦から学んだことC
長谷川 博之
笑顔で教えて笑顔でほめる (第32回)
日々の授業が勝負の場
手塚 美和
医療連携での模擬授業 (第32回)
脳科学からみたTOSS教材の有効性
田村 恭子
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第32回)
学校改革成功のポイント!
椿原 正和
そうだったのかとわかった授業 (第32回)
漢字の習得に指書きが効果的である
土師 宏文
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第32回)
子ども観光大使で観光庁長官賞
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第32回)
思いを繋ぐ子ども観光大使
山口 俊一
食育・食卓教育 (第32回)
TOSSと企業の連携の際のポイントとなること
並木 孝樹
観光立国教育 (第32回)
観光資源を構成する資産・要素を見つけよう
雨宮 久
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第32回)
地域郵便局との連携事業
橋本 信介
環境教育最前線 (第32回)
身近な所にある放射線を実感させる
佐々木 真吾
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
教科書を音読させよ
八和田 清秀
スキルの使い方
ソーシャルスキルカルタを120%使いこなす
小野 隆行
かるたの使い方
学級になくてはならないグッズ 五色百人一首かるた
阿部 梢
なわとびの使い方
協応動作を理解してなわとび運動を教える
桑原 和彦
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第32回)
困難だからこそ
森田 温子
サークルに行くと教師人生が変わる
小林 正快
学生時代 (第32回)
【TOSS学生の授業修業】現職サークルに行く大切さ
笹野 達哉
【TOSS学生の授業力】声をからした初任時代。原因は「子どもを動かす法則」にあった
高見澤 信介
全国サークル案内 (第32回)
11月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼学力テストの結果が公表され、大きな話題となっている。特に、結果の悪かった県では、保護者・議員なども含めて論議されている。

▼とりわけ、国語最下位の静岡では、さまざまな動きがある。私も産経新聞連載の中で、校長会・組合の作った教材を、学校に強制している実態を論及した。

▼静岡の教材の裏表紙は次のようになっている。

 ■編 者■

 静岡県校長会・静岡県教職員組合・一般社団法人静岡県出版文化会

 図書教材研究委員長 関口 直(静教組教育運動部長)

 出文 〒420-0856 静岡市葵区駿府町1-12 静岡県教育会館3F

TEL:054-255-4451(代) FAX:054-254-5779

 URL http://www.syutubun.com 代表 西川 公男


 驚くべき編者だ。

 静岡県校長会と日教組静岡県教組が一緒に編集しているのだ。

 しかも、教材研究の委員長は、日教組静岡県教組の教育運動部長が担当しているのである。

▼組合の教育運動というが、基本的に文科省の方針に反対して、別途の教育を進めている運動である。

 その組合の責任者が、子ども達の使う教材作成の責任者なのだ。

▼このシステムは、長い間、ずっと続けられてきた。

 疑問を持った心ある教師の声は、管理職によって強引に封殺されてきた。

▼教材の選択は、全国どの都道府県でも、四月の年度初めに、新しい担任グループによって検討され、決められる。

▼ところが、静岡では違うのだ。新年度着任すると「教材はもう決っています」と言われる。

▼前年度の二月に決められているのだ。新しい担任なのに、教材選択ができない。

 おわかりだろう。校長会・組合の利権構造によって、このようにされている。

▼このような利権構造は、昔はあった。組合が作る「夏休み帳」も多かった。

 今はほとんどなくなったが、四国に残っている。数年前、愛媛新聞が大きくとりあげたが、まだ残っている。

 いずれ、爆発するだろう。

(向山 洋一)

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