教室ツーウェイ 2011年12月号
分厚い教科書・積み残しを出さない工夫(算数・理科編)

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教室ツーウェイ 2011年12月号分厚い教科書・積み残しを出さない工夫(算数・理科編)

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2011年11月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 分厚い新教科書・積み残しを出さない工夫(算数・理科編)
算数の積み残しの二つの原因
向山 洋一
新教科書の難しさ
教科書一時間分を確実に
高木 保
時間との闘い
木村 宏之
言語活動の充実への対応がポイントである
青坂 信司
教科書をこそ教える教師は、新教科書問題を乗り越えていく
槇田 健
「わかる」よりも「できる」
岩切 洋一
内容も量も大きく変化した算数教科書の対応策を模索する。
吉田 清一
算数教科書 積み残しの実態
向山方算数で積み残しを防ぐ
板倉 弘幸
理科教科書 積み残しの実態
実験が積み残る
新牧 賢三郎
算数3学期教材をこう工夫する
1年/教科書通り教えても逐一指導になる
師尾 喜代子
1年/説明の型を教え、説明する力を育てる
白井 朱美
2年/具体物をたっぷり操作させる
木村 重夫
2年/授業時間の見通しと準備、そして、毎時間の全力の取り組み
伊禮 徳彦
3年/会場に衝撃が走った「説明する」の授業。
末光 秀昭
3年/「3桁×2桁の筆算」の授業ポイントは、「教えないこと」である
上木 信弘
4年/時間どおり終わらせるための準備のポイント
小室 由希江
4年/4年の小数のかけ算・わり算 小数点を間違えず、忘れないために
堤 緑
5年/計算スキルと教科書で本時のゴールをイメージする。
椿原 正和
5年/一気に進めてテスト時間を確保
岩田 貴典
6年/ポイントは最後の二単元の扱い方
尾田 賢一
6年/まとめ問題は区切って扱う
三島 麻美
理科3学期教材をこう工夫する
3年/じしゃくの授業で討論の授業を展開
神谷 祐子
3年/理科の新教材「ものと重さ」。
前田 吉法
4年/教科書を活用し、実験のシステムを作る。
中桐 信哉
4年/実物を見られないときの観察
松本 菜月
5年/実験を効率よく行うことが大切である
小路 健太郎
5年/理科室の「道具」と学習指導要領を調べて、実験のある理科の授業をしよう!
小ア 祐一
6年/教えるべき内容を絞り込み、説明せずに、子どもに発見させる授業を仕組む
松本 一樹
6年/演示実験を効果的に使う
松尾 英樹
新教科書 私の挑戦
ものづくりの活動を積極的に取り入れる
上木 朋子
「なるほど」「わかった」が授業にテンポを与える
小倉 秀志
新しい算数の教科書を扱うポイント!
上野 晋平
専科の先生との打ち合わせを大事に!
澤田 英一
向山型算数で、平均90点・学年の一番先を行く
土信田 幸江
ノート指導と基礎基本の指導を抑え、新教科書に対応する
山崎 風
ミニ特集 ソーシャルスキルかるたで子どもが急成長
ソーシャルスキルは子どもの「考え方」「行動」を育てる
向山 洋一
間近に見られる、触れられるから効果絶大
田畑 典子
全員で大合唱!「下の句を言うことでの大盛り上がり」と「取る前の静寂」が快感
関澤 陽子
できてるタイミングで、リズムよく合言葉のように唱える
奥田 純子
一年生に教えたいルールが、楽しみながら身につけられる
佐藤 純子
「〇〇ことば」がA君を変化させた
朝長 唯
ソーシャルスキルかるたの事実! 効果は絶大!
高橋 久樹
授業の原則 (第9回)
細分化の原則(1)
谷 和樹
〜細部をとらえ、その意味を語るプロの目〜
授業の力量をみがく (第9回)
地方から変わるか?
大森 修
〜大阪の結果しだいで変わる公務員の分限免職処分〜
編集前記
向山 洋一
グラビア
最先端の授業テーマに圧倒され、さらに、講師のコメントに圧倒された TOSS中央事務局授業技量検定セミナー ほか
酒井式2011 (第5回)
縮小コピーを使った年賀状の要点
酒井 臣吾
全国ペーパーチャレラン (第235回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
やじるし迷路チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第9回)
「話す聞く」の基本は相手の話を繰り返すこと
松藤 司
算数 (第9回)
説明させる授業は誰でもできる
木村 重夫
理科 (第9回)
基礎知識、学力をつける
小森 栄治
社会 (第9回)
課題を仮説として表現し、証拠となる資料を調べる
桜木 泰自
体育 (第9回)
縄跳び運動・上達のコツ
根本 正雄
音楽 (第9回)
どの曲にも使える「コード」を教える3(曲の仕組み 5年生)
関根 朋子
〜歌って、体を動かして、曲の仕組みを理解する〜
生活指導 (第9回)
子どもとつながるためのシンプルな心がけ
河田 祥司
道徳 (第9回)
子どもに伝えたいジョブズの生きざま
河田 孝文
英会話 (第9回)
子供たちも親も望んでいる「話せるようになる」授業!
間宮 多恵
続・向山洋一を追って (第87回)
[第61〜73巻]『学力向上のTOSS算数ワーク』(2)
戸塚 雅昭
〜活用してみてわかった「日本一教材」の価値〜
向山実践の原理・原則 (第213回)
羽田空港の隣、大森第四小学校と向山との縁。
向山 洋一
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第9回)
漢字文化でソーシャルスキルを教える。
伊藤 寛晃
100名の教職員の校長として (第9回)
試練の連続から学ぶH
小嶋 瑞紀
中学で生まれたドラマ (第9回)
いじらしく悲しい話
高橋 正和
笑顔で教えて笑顔でほめる (第9回)
単位換算は、魔法の呪文で
甲本 卓司
医療連携での模擬授業 (第9回)
「福祉」と「教育」がつながることで負の連鎖を断ち切る
吉永 順一
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第9回)
文房具で学力が大きく変わる
小野 隆行
そうだったのかとわかった授業 (第9回)
型のある授業が安心感と集中を生む
松崎 力
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第9回)
子ども観光大使を実現する
山口 浩彦
〜人を動かすのは事実である〜
わが地域のまちづくり活動 (第9回)
越前がにの魅力をポスターで発信する
上木 信弘
食育・食卓教育 (第9回)
授業参観にもお薦め『食育』の授業!
阿部 梢
観光立国教育 (第9回)
地域とつながり、発信していくからおもしろい!
八巻 修
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第9回)
テキストがあるからこそ安定する
松井 靖国
環境教育最前線 (第9回)
放射線の人体や環境への影響と原子力発電を正しく教える
奥 清二郎
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
教科書の理解を助ける画面やコンテンツの活用
横崎 邦子
〜ちょっと視点を変えた「教科書の使い方」〜
算数スキルの使い方
複式授業では「間接指導」をどうするかが課題の一つである。それを解決する方法が「TOSS算数スキル」である。
馬場 慶典
五色百人一首の使い方
成功体験で自己肯定感を育てる
小宮 孝之
スーパーとびなわの使い方
熱中! 向山式二重跳びリレー
桑原 和彦
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第9回)
挫折をのりこえる第一歩は、サークルとの出会い
中村 さや香
サークルがあったから乗り越えられた
南 達也
学生時代 (第9回)
【TOSS学生の授業修業】現職の先生方から学び実践する
富樫 栞
〜学んだことを活かさなければ学ぶ意味がない〜
【TOSS学生の授業力】
郡司 崇人
〜TOSS学生の成長は目覚しい。彼らの活動を心から理解し、具体的な支援をするのが教師の役目である。〜
全国サークル案内 (第9回)
12月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼教科書の進度が大幅に遅れているという状況が、全国で生じている。

 教科書が厚くなったせいだ。

▼教科書が厚くなるということは、一概に悪いことではない。これまでの教科書が薄すぎたという批判もあったからである。

▼授業時間に比べて、対応する教科書のページが増加したということへの対応をどうするかが問題なのである。

▼各地の教育委員会が強引にすすめている「算数の問題解決学習」という奇っ怪な指導法では、大問題が発生するだろう。

▼これまでも、算数の問題解決学習法では、

一、教科書を見せなかった。

二、一時間の授業で一つの問題をこねくりまわして、しかも授業時間が大幅にのびていた。

三、教科書の練習問題、発展問題などはほとんど宿題にされていた。

▼つまり、これまでも教科書の大半を授業してこなかったのである。

 もちろん、学校教育法違反であり、最高裁判決でも明確に出ている。

「プリントで教科書の問題をやっている」と弁護しているが、判決は「プリントは教科書ではない」と明確に断定している。

▼国語の教科書の文章から「芝居」「紙芝居」などを授業する単元学習なるものがあるが、これをすすめている教師も大変だろう。

▼国語は文章を正しく読め、書けるようにすることが基本である。

 つまり、テキストとしての教科書を、正しく読め、書けるようにすることが、授業の中心となるべきなのだ。

 それをおろそかにして、紙芝居づくりなどをしているのだから、時間がかかる。

▼教科書が厚くなったことに対して、どのように授業していけばいいのか、真剣な研究が必要である。

▼一つの教材をとりあげ、対応する授業時間で、どのように展開し、どういう結果になったのかという報告が、何百、何千と必要になる。

▼大変なことではあるが、本格的な教材研究、単元研究、授業研究ができるチャンスでもある。

▼ミニ特集では、話題沸騰の「ソーシャルスキルかるた」をとりあげた。


(向山 洋一)

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