『ＴＯＳＳ英会話の授業づくり 2007年7月号 １５号　参観日に大ウケの英会話授業　教材・教具、小物使いの秘伝ワザ１５』の詳細情報

２．子どもの活動がある

　子どもは保護者に背を向け，席に腰かけなどしません。立ったり，座ったり，ジェスチャーをしたり，歩き回ったりして，会話します。保護者に子どもが学習活動する姿を見せてくれます。それはどの子どもも，です。

　学力の優秀な子どもだけでなく，普段目立たぬ子どもも大活躍する授業なのです。

３．子どもが英語で話す

　厳密な意味での「フリートーク」まではいきません。しかし，習った言葉であれば，自由自在に頭の引き出しから取り出し，ダイアローグを使うことができます。

４．子どもが世界を見つめている

　日本の子どもたちは日常，英語を使って生活することはありません。外国語を学習する先に，子どもたちは，遠い未来と世界を見つめています。子どもなりの世界観を持って今と未来を生きようとしているのです。

　保護者はその子どもの姿を敏感に感じ取られ，喜ばれるのです。

　以上のようなことから，ＴＯＳＳ型英会話授業は保護者に大変喜ばれるのです。

　さて，それほど，保護者に喜ばれるＴＯＳＳ型英会話授業です。もう１つ，いつもより工夫してみましょう。大道具・小道具の活用です。

　英会話授業というのはある意味で異次元の世界です。ダイアローグの状況設定をする時，あるいはアクティビティーの時，道具にこだわってみましょう。道具を活用することで，教室熱狂・大爆笑で，子どもの脳に確実にインプットする英会話授業になります。

　脳科学的には，「衝撃性」を高めることがダイアローグを定着させやすい要素であると言われています。

　本書のたくさんの授業例をどうぞご活用ください。