- 特集 あなたの学校の学校力の基本を点検する
- あなたの学校の学校力の基本を点検する
- 会議・授業の時間をきちんと守れる学校だけがすぐれた実践をできる
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- 学校力が人間力を育てる
- 学校力は教師たちの授業技量の総和で決まる
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- 「スクールマネジメントプラン」で「人間力」を育てる
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- 学校力は意図的・計画的・組織的に発揮される
- 優れた授業を全教員で模索していける学校に
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- 「教育計画」一冊をみれば一年間やり通せる。そんな「教育計画」を目指したい。
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- 学校力の基本を点検する
- 学校全体で向かう方向がはっきりしているか
- 学校全体で向かう方向
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- 教育計画が毎年印刷され全員に配布されているか
- 他校の教育計画のよいところを取り入れる
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- 月行事予定が2ヶ月前の職員会議に配布されているか
- 学校力の要になる教務主任の仕事
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- すべての会議・打ち合わせが勤務時間内に終了しているか
- 時間厳守のためのシステムがあるか
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- 全員が何らかの形で研究授業をしているか
- 絶対に全員に研究授業をやってもらうという信念だった!
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- 基礎学力の達成度が数値で示され対策が立てられているか
- 鏡西部小学校の必達目標に学び、校内で提案する
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- 行事の練習・準備に10時間を超える時間をあてていないか
- 子どもの力をひっぱり出すという視点で組み立てる
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- 転勤してびっくり、こんな学校があったんだ
- 時間に無頓着な教師集団
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- 引き継ぎのない校務分掌 仕事を人に押し付ける職員
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- 学校力の向上は、優れた教師力が伴ってこそ可能になる
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- 時間の浪費が多い
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- 学校力を奪う時間のルーズさ、自己責任の希薄さ等の病理
- 時間のルーズさが子どもを危険にさらす事態もある
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- 司会の力量と学校力
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- 調布大塚小学校の教育力を証明する「大塚の教育」
- 「大塚の教育」を通して、皆さんへの挑戦
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- 同じ学校で見た 向山の仕事の方法
- 研究主任・学年主任の対応力と決断力
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- 向山氏が主宰する会議は終了が早い
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- 学んだことは時間感覚だった
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- ミニ特集 百玉そろばんセットの活用法
- 百玉そろばんセットは、どの子も「分るできる」工夫がされた教具である
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- 準備が簡単で楽しい百玉そろばんセット
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- できない子をできるようにさせたのは、百玉そろばんだった
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- 通級指導教室(LD・ADHD対象)で百玉そろばんセットを活用する
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- 分からない時に出して使う 算数ブロックとの圧倒的な差
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- 「できる」「分かる」「好きになる」魔法のサイクル
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- 百玉そろばんで、算数大好き!
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山・TOSS型指導法の“極意”を解明する ほか
- 初めての向山型授業
- 向山型算数/セミナー参加。向山型算数を知る最低条件である。
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- 向山型国語/本に書いてある通りの反応をする!
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- 新任教師A、教師にめざめる
- やんちゃ君との出会いとサークルでの学びが私を作る
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- きっかけは一枚のはがきだった
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- 思い切ってサークルの扉をたたこう
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- 教師に知っててほしい基本の12項目 (第8回)
- 特別支援教育をささえるキーワード
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- 〜バークレー博士の12の原則〜
- 明石研卒論12章 (第8回)
- 中高一貫校の魅力とは
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- 我流を正す
- 脱・我流で効果を実感! あかねこ漢字スキル
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- 校長 私の教師修業時代
- 「調布大塚小学校」を追って
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- 教師人生の方向を決定付けた合同合宿
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- 向山型算数で平均90点突破 (第44回)
- 習熟度別クラスの中で、一番高い平均点をとることができたのは、補助計算をノートに堂々と書かせたからだ。
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- 続・向山洋一を追って (第27回)
- 〔第24巻〕『「向山型算数」以前の向山の算数』
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- 向山実践の原理・原則 (第152回)
- サークル例会をどう運営するか
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- TOSS授業検定F・E・D表挑戦
- 授業検定が自分を変える。授業が変わる。
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- 教員人生最大級の失敗から学んだこと
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- D表挑戦の準備をすることで見えた、我流を捨てることの難しさ。
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- 佐藤式工作法
- 続・竜の舞−基本形からの発展プロセス−
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- されど目線
- 子どもにとって価値ある教師になるために
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第188回)
- セミナーに参加する意義
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- TOSSインターネットランド (第140回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第176回)
- 魚鳥木チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 電話の前でも模擬授業、それが授業上達への道
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- このTOSS教材に助けられた
- 中学生にも引っ張りだこ! 力をつけるTOSSノート
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- ユースウェアの大切さに目覚めたとき
- 教室に常備 くるりんベルト
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- 私の道徳の授業
- 「自分を伸ばす」スキルを教える
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- 努力直線と成長曲線の話をする
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- 最高の体験学習『だっこ授業』で中学生は変わる
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- 五色百人一首で学級づくり
- 子どもの事実で保護者の心をつかむ
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- できることを一つずつ
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- サークルに参加して得たもの
- 授業へのこだわりを求め続ける
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- TOSSとの出会いがあったから、今がある
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- TOSSインターネットランドの建設に寄与するためのML=land-ML
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- TOSS学生サークル(学生TOSSデー)
- TOSSで学生は夢を磨く
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- スマートボード授業のドラマ
- 「画面上で子どもたちが思考していた!」
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- 小学校英語 間もなく開始
- 基本を踏まえ、教師の意識を変革する。
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼昨日内閣府に出かけ、お二人の政府高官とお会いしてきた。教育改革という大テーマに、現場人の声を届けるためである。京都大学の神田先生が「向山先生一緒に行こう」と、旧知のお二人を紹介して下さったのである。わざわざ時間をとって!
▼内閣府に行くと「神田先生じゃございませんか」と、後ろから女性の声がした。
テレビでおなじみの木元教子氏だった。
神田先生は、次々といろんな方とあいさつされていた。京大大学院の神田研究室は毎年百名以上。各省のキャリアも数十名いる。教え子、知人がいっぱいだ。
▼最初は、科学技術政策担当の丸山政策統括官。忙しい中、一時間も時間をとってくれた。図書室ほどの広さの個室で、三人で算数教育、理科教育などを話した。
▼次は、総合科学技術会議の本庶議員。やはり、図書室ほどの部屋で仕事をされていた。小泉首相が議長をつとめる十数名の会議の議員である。国家予算を担当されているらしい。
本庶氏は医師でもある。医学の世界から見た教育の閉鎖性が印象に残った。群馬大学の鈴木学長も医師だが、同じような鋭さを感じた。鈴木学長は、中教審でもTOSSのことをくわしく紹介されている。
▼お二人との話は多方面に渡ったが、一番盛り上がったのは、私が紹介した「算数の問題解決学習のひどさ」である。
三人の方々は、初めて知ることだった。
▼『本当に一時間に一問ですか』『教科書を使わないのは法律違反でしょ』『二十分も考えさせたって、できる子は一分で終っちゃうでしょう』『教科書の問題を宿題にして、学力は大丈夫なんですか』
▼文科省の算数教科調査官という国の中では小さな役目の一人、二人のために、日本の算数教育が根底からゆらいでいることを説明した。
▼私が持参した全国の教師五十人ほどの、実態報告、体験記に熱心に目を通されていた。神田先生も「こんなことしてんのか」と本当にびっくりされていた。
▼帰る時神田先生が「現場教師の代表が、内閣府の政府高官に会った事実が大切なのだ」と話されていた。
(向山)
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- 明治図書