教室ツーウェイ 別冊 2003年12月号
教室の障害児4号 LD、ADHDの子のトラブル―この場面でこの指導

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教室ツーウェイ 別冊 2003年12月号教室の障害児4号 LD、ADHDの子のトラブル―この場面でこの指導

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2003年11月
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 LD,ADHDの子のトラブル―この場面でこの指導
LD,ADHDの子のトラブル―この場面でこの指導
教室から飛び出す子
教室から飛び出す子
赤木 雅美
指示が通らない,指示をきけない子
小野 隆行
指示が通らない,指示をきけない子
雨宮 久
興味のないことはやろうとしない子
東田 昌樹
友だちといっしょに遊べない子
星野 裕二
ゲームの順番やルールを守れない子
勇 和代
給食当番などをうまくできない子
岡 惠子
アスペルガー症候群の子のトラブル―この場面でこの指導
学習態度が悪い子
神谷 祐子
自分の感情をおさえられない子
浜井 俊洋
学習不振児のトラブル―この場面でこの指導
興味のないことはやろうとしない子
松藤 司
手先が不器用で道具をうまく使えない子
小瀬村 雅子
手先が不器用で道具をうまく使えない子
赤石 賢司
学習態度が悪い子
小宮 孝之
友だちといっしょに遊べない子
根津 盛吾
ゲームの順番やルールを守れない子
新牧 賢三郎
友だちが嫌がることを平気で言ったりしたりする子
甲本 卓司
友だちが嫌がることを平気で言ったりしたりする子
楢原 八恵美
友だちと協力して活動できない子
姫岩 弘治
友だちと協力して活動できない子
藤倉 欣浩
友だちと話し合いができない子
本井 訓
友だちと話し合いができない子
八代 真一
そうじをしない子,片づけをしない子
迫田 一弘
そうじをしない子,片づけをしない子
水野 正司
給食当番などをうまくできない子
新里 誠
運動会の練習などに耐えられない子
藤ア 富実子
運動会の練習などに耐えられない子
八和田 清秀
忘れ物がひどい子
大場 寿子
忘れ物がひどい子
竹田 博之
身のまわりの整理ができない子
小田原 誠一
身のまわりの整理ができない子
宮崎 昌美
自分の感情をおさえられない子
ミニ特集 障害児のための輪郭漢字カード活用法
「指さし」で成功体験を多く持たせる
「朝の会」でフラッシュカード
輪郭漢字カードで子どもが変わった!
高木 寿子
TOSS障害児 ホームページの紹介
パズルくんとあそぼう 五十嵐勝義氏のサイトへ
TOSS障害児教育のキーワード
広汎性発達障害
大場 龍男
読者のページ
巻頭言
新しい模擬授業の持ち方ADHD役の子がいる模擬授業
甲本 卓司
教育の力をすべての子どもたちに
プロならADHD/LD役がいる模擬授業に挑戦しよう
横山 浩之
障害児教育と向山型算数の原理・原則 (第4回)
「赤えんぴつ指導」には身につけねばならない基本がある
木村 重夫
障害児教育と向山型国語の原理・原則 (第4回)
向山実践の奥深さを,子どもの事実と最先端科学が証明している
椿原 正和
障害児教育と漢字指導の原理・原則 (第4回)
漢字指導の前に行う「絵本の読み聞かせ」有効な7つの方法(2)
五十嵐 勝義
大森校長からみた障害児教育 (第2回)
最低な管理職を飲み込んで進む
大森 修
竹川教頭からみた障害児教育 (第2回)
グレーゾーンの子の理解と配慮
竹川 訓由
ADHDの子とぶつかりあった日々 (第2回)
悪循環を断ち切る
鈴木 章子
K−ABCを向山型授業にいかす (第1回)
一目と細分化
伊藤 雅亮
重度・重複障害児の指導 (第1回)
重度・重複障害児には,向山氏の授業の原則が通用するものとしないものがある
西川 諭
医療との連携のポイント (第1回)
学級経営から見直そう
高橋 佳子
アスペルガー症候群の子への指導 (第1回)
電話一本で他の先生に対応してもらう
小松 裕明
障害児ML演習問題 横山ドクターのADHD修業道場 (第2回)
五十嵐 勝義
編集後記
大場 龍男
TOSS障害児MLニュース (第4回)
五十嵐 勝義
グラビア
TOSS障害児教育の広がり
西川 諭

編集後記

▼第4号では巻頭言の甲本先生と横山先生が偶然にも「ADHD役のいる模擬授業」の提言をされました。実際に授業をされた先生は,ADHDの特徴のより深い理解と瞬時の対応力を要求されたことと思います。来年の夏のセミナーでも登場するのでしょうか。

▼横山先生が「本当にたいへんな子どもたちは,医療にかからず,診断もつかずに,教室にいる。こういう子どもたちに,何をしてやれるか。すぐにできること」として2つの配慮を提案されています。「ことばをけずること」と「ひとめでわかる工夫をすること」この2つの配慮についても今後本誌の特集で実践を募集したいと思います。

▼第4号では「LD,ADHDの子のトラブル―この場面でこの指導」を特集しました。

 学級の中でトラブルを起こしやすい子がいます。その子のトラブルに教師が振りまわされて学級が荒れてしまうことがあります。逆にその子のトラブルに上手に対応できると学級全体が落ち着くということがあります。その子のトラブルに対応することはその子だけへの対応ではなく実は学級経営全体の問題でもあるからです。

  LD,ADHDの子がクラスの中で起こしやすいトラブルをあげて,このような場面でこのような指導をしたらトラブルをうまく乗り越えた,あるいは失敗してしまったという実践を具体的に書いていただきました。

▼特集を読みますとトラブルへの対応について共通の原則がいくつか出てきています。

  視線だけで対応する,気にかけながら待つ,など。

 これらの対応の原則については第5号で特集したいと思います。

▼「授業をうけられない。教室からとび出してしまうB君がいるので,担任にはベテランA先生にお願いしたい」と管理職から言われたA先生。A先生のみごとな対応と学級経営でB君は,半年もすると落ち着きました。

 しかし,つい最近A先生がいない日に他の先生が彼のクラスに補教に入ったところ,B君は他の先生の言うことを聞かず,勝手な行動に出てしまいました。周りの先生たちはB君は変わったと簡単に思っていましたが,あらためてA先生の対応に支えられていたことに気づかされたという話を聞きました。

▼原稿の校正をしていて気になることがありました。会話文の「 」の最後に句点を打つかどうかです。国語の教科書では「 」の最後に句点を打つことになっていますが,雑誌や本では打っていません。本誌でも句点を削除しています。また,「新学習システムの教師」「他人授業」など一地方でしか流通していない用語は解説をつけるか,より一般的な用語に置き換えていただきたいと思います。

(大場龍男)

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