教室ツーウェイ 別冊 2003年5月号
教室の障害児2号 LD・ADHDの子に効果があった指導と悪い指導ポイント12

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教室ツーウェイ 別冊 2003年5月号教室の障害児2号 LD・ADHDの子に効果があった指導と悪い指導ポイント12

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2003年4月
対象:
小・中
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 LD,ADHDの子に効果のあった指導と悪い指導
LD,ADHDの子に効果のあった指導と悪い指導 ポイント5
読みの学習で効果のあった指導と悪い指導
岡 惠子
書く学習で効果のあった指導と悪い指導
高橋 佳子
計算の学習で効果のあった指導と悪い指導
小野 隆行
体育の授業で効果のあった指導と悪い指導
根津 盛吾
遊びや給食の時間に効果のあった指導と悪い指導
甲本 卓司
学習不振の子に効果のあった指導と悪い指導 ポイント8
聞く学習で効果のあった指導と悪い指導
松藤 司
調べる学習で効果のあった指導と悪い指導
吉田 高志
話す学習で効果のあった指導と悪い指導
星原 一宏
実験の学習で効果のあった指導と悪い指導
小森 栄治
パニックやけんかのときに効果のあった指導と悪い指導
澤田 好男
音楽の授業で効果のあった指導と悪い指導
西邑 裕子
音楽の授業で効果のあった指導と悪い指導
瀧尾 恵美子
図工の授業で効果のあった指導と悪い指導
高橋 正和
高機能自閉症 アスペルガーの子に効果のあった指導とない指導
効果のあった5つの方法
小嶋 悠紀
理解するより行動を教えこむ
小松 裕明
私が出会った4人の子
喜屋武 仁
TOSS障害児 ホームページの紹介
知能検査を指導にいかすページ K-ABCの活用
TOSS障害児教育のキーワード
グレーゾーン
大場 龍男
読者のページ
巻頭言
目下の急務は学校としての対応策を教育計画の中に作ることである
向山 洋一
教育の力をすべての子どもたちに
プロなら学習障害児に個別知能検査を活用する
横山 浩之
障害児教育と向山型算数の原理・原則 (第2回)
教室で積み上げた小さな工夫
木村 重夫
障害児教育と向山型国語の原理・原則 (第2回)
学習情報を限定するから集中できる
椿原 正和
障害児教育と漢字指導の原理・原則 (第2回)
漢字指導の前に絵本の読み聞かせを
五十嵐 勝義
初めての障害児学級担任奮戦記
変化はゆっくりと,しかし,確実に
土居 裕士
個に応じた指導を
長崎 加州男
先生,ぼくの話も聞いて
三本松 伸行
「何をどのように教えるのか」答えが見つからなかった苦しさ
中村 和広
TOSS障害児教育情報コーナー
障害児教育のTOSSランド 使えるホームページ紹介
五十嵐 勝義
TOSS障害児教育MLのページ
五十嵐 勝義
法則化障害児教育サークル天下の険
大場 龍男
提言
ADHD,LD,グレーゾーン用語濫用は危険です
障害児教育における親との付き合い方
あくまで相手の立場に立って付き合う
神谷 祐子
子どもの事実を伝えることで保護者との連携を図る
梶田 俊彦
障害児教育の基本原則 (第2回)
個別の心理(知能)検査の特徴
伊藤 雅亮
他傷行為のある自閉症青年の指導 (第2回)
望ましい行動の指導のために他傷行為の分析を行う
大場 龍男
障害児の学習レディネス論の系譜 (第2回)
「発達」と「般化」の両面から「学習レディネス」を考える
久和 誠一郎
学校から社会へ 障害児の就労支援
自閉症児の現場実習をサポートする
福田 隆浩
ADHD,LD児指導をめぐる悩みQ&A
横山 浩之向山 洋一高橋 佳子
編集後記
大場 龍男
TOSS障害児MLニュース (第2回)
五十嵐 勝義
グラビア
第2回TOSS障害児教育ML研修の集い

編集後記

▼本誌創刊号は「今までにないわかりやすい雑誌だ」と大きな反響を呼び,おかげさまで増刷することができました。第2号の発刊を心待ちにされていた読者の皆様,ここに第2号をお届けします。

▼第2号の編集にあたって何人かのライターの方から「LD,ADHDと診断されていないが,書いていいものか」という問い合わせを受けました。大場は,LD,ADHDと診断された子に限定すると書けるライターが減るので,LD,ADHDらしい子でも原稿の中で「まだ診断を受けていない」と断りを入れていただければよいとしたいと当初考えました。

 この方針を横山ドクターに相談しましたところ,横山ドクターから「むやみやたらとLD,ADHDという用語を使うべきではありません。用語は正しく使うべきです」と厳しく指摘されました。本誌の読者の方からも同様のご意見が編集部に寄せられました。

▼この問題は本誌の方向性を決定する重要な問題です。そこで横山ドクターにアドバイスをいただきながら向山編集長に報告して以下の編集方針で臨むことにしました。

1 LD,ADHDという用語は診断を受けた子どもだけに限定して使う。

2 診断を受けていない子どもへの実践例については「学習不振児」として取り扱う。

3 知能検査結果に基づいて個別教育計画を立てて行っている教育実践を取り上げていく。

4 LD,ADHD等のグレーゾーンの子どもたちへの実践報告を性急に募集しない。

5 LD,ADHD等の基本的な理解を広げていく。

▼本誌の特集案については横山ドクター,高橋佳子氏,五十嵐勝義氏,伊藤雅亮氏,西川諭氏,大場寿子氏と相談させていただいています。これらのグループで立てたかなり自信のある特集案が,向山編集長のところへ持っていくと,即座に「はずしている,これでは読まれない」と却下されました。「読者のことを考えなさい。読者にすぐにかかわる特集にしなさい。大切なテーマでも現実問題としてかかわりの少ないものは後まわしにします」とのことでした。また,「教室ツーウェイの売れる仕組みを学びなさい」「雑誌の売り上げに責任を持つ人間が特集を決める」とも言われました。しばし呆然と言葉を失いました。向山先生から直接授業を受けながら雑誌の編集をゼロから学んでいます。

▼本誌の隔月化を明治図書の樋口編集長,向山編集長から指示されています。仕事のペースをあげて隔月で本誌を発行していけるよう取り組みますのでご期待ください。

(大場龍男)

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