- 特集 基礎学力調査の提出資料 我がクラスの場合
- なぜ基礎学力調査が必要か
- 学校の履修システムに習得システムをとり入れる
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- 私が体験した基礎学力調査
- 学力調査結果を公表し説明する
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- 鳥取県国語算数診断テストの実情
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- 基礎学力調査資料私案
- 「学力保障の分かりやすい説明」としての基礎学力調査
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- 国語1年 筆記テストで測れない学力をどうするか
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- 年四回、漢字と計算の調査を
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- 評価基準が明確なTOSS教材を使うしかない
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- 一時間の授業に調査を位置づける
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- 計算問題は、教科書の例題レベルで
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- 学習指導要領に限定する(4年理科)
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- 関心意欲態度の調査と学力の調査の2つを同時におこなう
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- 一人一人にステップを示すための診断
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- 事前調査は、シンプルであるべき
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- 基礎学力調査は、どこまでできるかを問う形で
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- 音読の診断は十五秒でできる。
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- 数学スキルを利用して、調査資料を作成する
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- 指導要領に対応させる
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- 私の基礎学力向上策
- まだ間に合う! 高学年の『基礎学力』
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- 「どの子も臆せずに話せる力」を育てる
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- 向山型算数で授業し、辞書をどんどん使わせる
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- 向山型授業システムを活用すれば基礎学力は向上させることができる
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- 学校ぐるみの基礎学力向上プラン
- ハード・ソフト・ユースの三点セット充実プラン
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- まず、読み書き計算の指導技術を高める
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- 基礎学力保証の方略
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- TOSS漢字・計算力実態調査
- TOSSの組織力で集約された学力調査
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- ミニ特集 小学校英会話 保護者・子どもの反響
- TOSSの努力により旧文化の弾圧をのりこえ英会話は広がっていった
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- 学校の外では、英会話をのぞむ声が渦巻いている
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- 懇談会で、参観日で大反響 やってよかった英会話!
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- 英会話の授業を心待ちにしている子どもたち
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- 全ては追い風に
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- 保護者も大満足 TOSS英会話
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- 英会話、私におまかせくださりませ!
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- イラストでみる「新教育課程」
- 教材づくりの条件
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- 授業上達論 追補 (第130回)
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山洋一実践を徹底的に解明する 第1回TOSSサマーセミナー ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- 朝一で英語のシャワーを!
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- 総合的学習/地球環境の授業
- 最新の環境教育教材「コーン袋」
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 保護者参観授業で「食」を取り上げる
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- 総合的学習/まちづくりの授業
- まちづくり教育は子どもの作品が大切
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- 医師からの提言・知能検査から指導へ
- 知能調査をする準備をしよう(その1)
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- 子どもの実像 (第8回)
- 家庭での子どもの「孤食」「孤立」がすすむ
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- 習熟度、少人数学級奮戦記
- 得意な子も苦手な子も満足できる授業か?
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- 教師1年目の仕事術
- 授業/教材研究「教材と葛藤する」
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- 学級経営/シンプルなルール
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- 向山型算数指導法で何が変わったか (第32回)
- 一つ一つをやらせ誉める・できることを誉める・みんなの前で誉める
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- 向山洋一を追って (第56回)
- 〔第20巻〕『完全原本・幻の「学級通信アチャラ」』(3)
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- 向山実践の原理・原則 (第104回)
- 算数の問題解決学習は最低・最悪の指導方法である。
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- 向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
- 聞く授業から、質問する授業へ
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- 向山実践を分析する。(2)
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- 〜向山実践は全体構造をシンプルに示すことができる〜
- 原爆の投下を授業するには原典「マンハッタン計画」をもとにすべきである
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- 佐藤式工作法 (第4回)
- ぎょろ目のおばけ凧 失敗も成功に変わる指導法
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- TOSSインターネットML (第20回)
- 体育情報が行き交う「体育・健康ML」
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- 真理子のザ・宿題 (第140回)
- 漢字辞典 調べるたびに新発見
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- TOSSインターネットランド (第92回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第128回)
- 数字合わせチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- 私の教師日記
- 教頭の恩がえし
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- ライブで学んだこと
- 緊張感の中で我流を強く自覚する
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- 授業のシステムにめざめたとき
- 荒れたクラスと子どもを救う、授業システム
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- 漢字の学習構造
- 漢字教育でも教師の心の余裕が必要
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- 「直写指導」(その二)
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- 漢字の知恵比べ
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- 五色百人一首で学級づくり
- 子ども達の秘めていた力を引き出す。
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- さまざまな出会いに感謝して、これからも学び続ける
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- サークルに参加して得たもの
- サークル一年の学びは、教師人生二〇年の学びより大きかった
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- 法則化中学・法則化高校の授業
- 中学教師も授業で勝負する
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- 全国ネットワーク活動中
- 子どものかすかな成長と小さなドラマから元気がもらえる向山型算数ML
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- 中央事務局日誌
- 夢は叶う
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- インターネット活用の授業参観
- 初めての参観授業で子どもの意欲を引き出す
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- インターネットを使った授業研究
- 調べた時の小さな工夫がその後の作業時間を左右する
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- TOSSニュース
編集前記
▼新学習指導要領実施に当って、さまざまな法的改正が行なわれた。
その一つが「学力保証」である。
▼学校は「勉強する所である」という定義が定められ、これまでの「履修制度」から「習得制度」への転換が図られた。
▼到達度評価の導入は、単なる「新しい評価方法の導入」というような小さい問題ではない。
それは、年度末の「修了証」に実質的意味を付与する「履修制度」から「習得制度」への転換なのである。
▼世の中にある「教育の制度」は、ほとんど「習得制度」である。
「自動車学校」「スイミングスクール」などは「何十時間勉強した」ということは問題にならない。
それまでの内容を習得していれば、次のステップに進める。
▼ところが学校は、平均点五点だろうが、勉強についてこれなかろうが「修了」させ、次の学年に進級される、履修制度である。
その結果、六年間学校に行っても「漢字が書けない」「計算できない」子を放置することになってしまった。
▼「学校はあまりにも無責任である」という世の中の強い批判に応えて登場したのが、到達度評価であり、それは学校教育法が定める「修了証」と結びついて、習得制度となるのである。
▼他にも、学校は「アカウンタビリティ」の責任を負わされた。
「実行責任と説明責任である」
「学力保証のために何をしてきたのか、その結果どうだったのか」を専門家の批判に耐えられる内容で説明できなくてはならない。これは、法律で定められた義務である。すべての教師がその責任を負う。
▼すでにいくつかの教育委員会、学校は各担任、専科に対して「学力の状態調査」を実施している。
▼その内容は、これまでになく厳密だ。
「どのような調査、テストで、その事が言えるのですか」と、証拠となるきちんとしたデータの提出を求められている。
▼法律の改正から見て、これは、全国に及ぶだろう。本特集は、そのための初歩的準備として組み立てた。
(向山)
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- 明治図書