- 特集 勉強ができない子の指導法
- 勉強ができない子の指導法
- 子どもの事実を正しくとらえてこそ正しい指導法が生れてくる
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- 医師、院内学級から見たできない子の原因と指導法
- 医療と教育との連携からみた、できない子の原因と指導法
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- ベテラン教師の体験 できない子はどこができないのか
- 勉強に至るまでの準備ができない
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- とりかかりと反復に難がある
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- 基本的な技能ができていない
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- 何としても一〇〇点を取らせる
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- 学力保証をめざす学校での取り組み
- 学力向上に向けて本腰の研修が始まる
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- 伝統的学習用具と最先端医学の研究成果を生かす体制作りが不可欠だ!
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- 学校全体で学力保証に取り組む
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- 障害児の変化(漢字が読めた)
- 「輪郭漢字カード」で漢字が読めた
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- できない子ができた向山型算数
- 「なぞらせる・写させる」ことで何万人もの子どもたちが救われ、学力を伸ばした
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- こんなことまでの詰めをテンポ速くすると算数の勉強ができるようになる。
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- できない子ができた向山型国語
- 向山型国語の学力保証は、@身体思考による基礎学力の定着、A知的発問による潜在能力の開花、に特徴がある。しかし、それだけではない……。
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- 向山型国語は、学級の二割を占める「正答率八割以下の子」に責任をもつ。
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- 勉強ができない子ができた瞬間
- 生涯初の百点
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- 指示通りに作業をさせそして誉める この繰り返しでできるになってきた
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- 「写す」「なぞる」の繰り返しで九九が上手に!
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- 向山型算数で授業し、ほめ続ける
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- 向山型指導法を追試し、褒めて、励ます。「できない子」だって、きっとできる!!
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- 校長も同僚も親も知らない大切な大切な大切な瞬間
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- ミニ特集 小学校英会話教材の活用方法
- すぐれた教材を身近において活用する
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- 英会話の授業づくりに必須! TOSS「小学校英会話キット」
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- 五分パーツから始めて組みたてよう
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- 「小学校英会話指導キット」で授業の柱が即できあがる!
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- 年間計画の作成はダイアローグ66選を使って
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- 五色英語カルタ、フラッシュカードで簡単、楽しい英会話の授業!
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- キットの使用で英会話が広がる
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- イラストでみる「新教育課程」
- 写すのも大事なお勉強
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- 授業上達論 追補 (第127回)
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- 編集前記
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- グラビア
- 子どもが意欲的にアクセスするチャイルドサイトを構築する TOSSランド大阪会議 ほか…
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- 変化のある繰り返しで、「動物」の授業
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- 総合的学習/エネルギーの授業
- ビデオ・46億年の贈りもの
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 「食の授業」で総合のオリエンテーション
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- 総合的学習/ボランティアの授業
- 新垣勉氏から学ぶ、人の生き方
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- 医師からの提言・知能検査から指導へ
- 知能検査とは何か(その5)
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- 子どもの実像 (第5回)
- 小泉総理は女の子に人気がある
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- 習熟度、少人数学級奮戦記
- 算数少人数授業の体制作り、入り口・中味・結果を常に公開できたのは向山算数だったからだ。
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- 教師1年目の仕事術
- 授業/指示で授業を組み立てる
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- 学級経営/「けんかをするのが子ども」それがわかるまでの長い日々
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- 向山型算数指導法で何が変わったか (第29回)
- かくことで変わる
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- 向山洋一を追って (第53回)
- 〔第19巻〕『向山の歴史授業の実践』
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- 向山実践の原理・原則 (第101回)
- 算数問題解決学習の有名教師はADHDの子を投げ出した。TOSSの若手教師はわずか二ヶ月半で感動のドラマを生んだ。
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- 向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
- 「原爆投下の責任を問う」授業を構想する
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- 新学習指導要領の内容削減は「選択」による。しかし「三割」は減っていない。
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- 「戦争」を事実認識の立場に立って授業する―日本の植民地経営(その2)
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- 酒井式ホット情報 (第3回)
- 成長に直結する「ご褒美」の設定
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- TOSSインターネットML (第17回)
- 話題満載のTOSS道徳ML
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- 真理子のザ・宿題 (第137回)
- チャンスを逃さず良いものを広めよう
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- TOSSインターネットランド (第89回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第125回)
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- ドラマを創る教師たち
- 私の教師日記
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- ライブで学んだこと
- 講師を指導する立場に立って、ライブ参加の重要性に気づいた
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- 授業のシステムにめざめたとき
- システムを確立することは、子どもを伸ばすための前堤条件である
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- 漢字の学習構造
- 今からでも大丈夫、フラッシュカードから始めましょう。合い言葉は「シャワーのように浴びせる」
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- 小学校新出漢字の読み先習
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- 小学校低学年が最後のチャンス 一年生の学習能力に驚かされる毎日
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- 五色百人一首で学級づくり
- 学級づくりの力強い味方、五色百人一首
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 教師を続ける希望を与えてくれたTOSS
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- サークルに参加して得たもの
- 勇気とチャンスを与えてくれるサークルに感謝!
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- 法則化中学・法則化高校の授業
- 中学生の心にもズンと響く「いじめをなくす方法」
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編集前記
▼勉強ができない子がクラスには二、三割はいるものである。
原因は粗く三つに分けられる。
ADHD、LD、アスペルガーのような障害を持った子。
障害を持った子と同じような傾向を有するグレーゾーンの子ども。
病気、長欠、なまけ、生活の崩れなどで学習の蓄積が不足している子。
▼山のようにドリルなどをさせるという体力主義や、お説教などが多少有効なのは第三に属す子である。
障害を持った子、グレーゾーンの子には全く通用しない。
▼障害を持った子、グレーゾーンの子はクラスの中の一割から二割はいると思える。
学級崩壊の状態だと五割を越える時もある。担任がそうしてしまったのだ。
▼勉強ができない子をできるようにさせるためには、クラスの「ADHD、LD」などの障害を持った子と「グレーゾーンの子」を、きちんと認識することが第一に必要だ。医者が患者の病気を正確に認識するのと同じだ。
ところが、問題解決学習の実践記録は、このような大切な認識が全くない。
「できない子」を十把ひとからげにして大ざっぱにとらえている。
病状が全く見えてないのだ。そうした能力が全くないと判断せざるをえない。
▼次に「ADHD、LD」などの障害に対応した指導をすることが必要だ。
正しい指導をしなければ伸びない。それどころか「反抗する」という「反抗挑戦性障害」に陥らせてしまう。
算数の問題解決学習の指導法には「ADHD、LD」などの障害児に正しく対応した指導は全くない。
それどころか「反抗挑戦性障害」をもたらすような「最低、最悪の指導」ばかりしている。
その結果、人権を否められた子どもたちがたくさん医師のもとを訪れている。
▼勉強ができない子の指導法とは、これら障害を持った子に正しく対応した指導法である。更に、その上に、勉強ができる子にも面白い授業なのである。それは、リズムとテンポのある授業なのだ。
(向山)
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