- 特集 授業ですぐに活かせる!「志水式教材研究法」
- 授業ですぐに活かせる!「志水式教材研究法」
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- 総論
- 志水式教材研究法の極意
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- 学年別実践事例
- [1年]長さの考え方を豊かにするために
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- [1年]練り合い場面の工夫(コア図を活用して)
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- [2年]教科書を3回読んで教材研究
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- [2年]ゴールと過程及び算数的活動を教科書をもとにイメージする
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- [3年]子どもの目線で教材研究
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- [3年]教材研究は教科書研究から
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- [4年]問題を解いてスモールステップをつかもう
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- [4年]教科書には授業づくりのヒントがいっぱい
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- [5年]授業作りの第一歩は教科書分析
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- [5年]ミニ指導案を自分の指導書に!!
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- [6年]子どものつまずきを予想した授業展開
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- [6年]目からウロコの逆思考と教科書研究法
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- イチオシ! 板書紹介 (第12回)
- 算数科の問題提示の工夫
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- 〜第4学年 L字型の面積〜
- 早わかり! 算数の用語・記号 (第24回)
- 「資料の整理」、「表」、「グラフ」
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- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第36回)
- 安くなるのはどれかな? 表やグラフや言葉や式などを使って説明しよう
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- 算数教育ホットニュース (第108回)
- 算数科の新たな評価規準の特徴
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- 授業力アップ! 今月の授業とつまずき指導
- 【1年】100までの かずの けいさん
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- 〜100までの計算の仕方を考えよう〜
- 【2年】はんぶんのおおきさ
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- 〜半分は、同じように2つに分けること〜
- 【3年】□を使って表そう
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- 〜□を使った式について調べよう〜
- 【4年】直方体と立方体
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- 〜辺と辺の平行と垂直を考えよう〜
- 【5年】正多角形
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- 〜どんな形ができるかな〜
- 【6年】図形の拡大と縮小
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- 〜拡大の中心を意識させよう〜
- 算数授業奮闘記 (第106回)
- 子どもの『探究心』を大切にして
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- 算数が好きになる問題
- 1年/ガウスにちょうせん
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- 2年/大きなかずのしくみは…?
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- 3年/まちがえやすい問題を作ろう
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- 4年/どんな数が入るか考えてみよう!
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- 5年/どこが一番ポイントが高いかな?
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- 6年/和算
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- 「ふきだし法」から見た新しい算数指導 (第12回)
- 思考過程を「可視化」することの意味(])
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- 〜「ふきだし法」のこれから〜
- 子どもの意欲を高める朱書き文例集 (第12回)
- 数理的な処理のよさに関わる朱書き
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- わかる! できる! 算数授業の取り組み紹介 (第12回)
- 少経験教員の授業力アップ―藤江小学校―
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- 新算数科授業のICTラクラク活用アイデア (第12回)
- 「ICTを活かした授業づくり」のまとめ
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- すぐできる! 自作教材教具の作り方・使い方 (第12回)
- 「かけ算に直そう」「100gの重さにしよう」
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- 〜数楽チャレンジ大会「体験コーナー」から〜
- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- メビウスの帯をもうひとひねり
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特集 授業ですぐに活かせる!「志水式教材研究法」
現場に若い教師が増えてきました。その中には毎日の授業で悪戦苦闘し,よい授業のモデル像をもつことなく日々の授業をこなしている教師もいます。多くの若手教師は,過去に自分が小学校時代に受けてきた体験をもとに授業を構成しており,教材研究をするにしてもその方法を知らないということがあります。
教材研究とは,何をどのように教えるかを事前に研究することです。
現場の教師にとって教材研究にかける時間はとても少ないのが現状です。しかも,教材研究の方法を知らないため指導書を頼りに研究している教師もいます。いやそれならまだましで,教科書の問題もろくに解かないで授業に臨む教師もいるのです。
それは,結局,教材研究の喜びを体験していないことからきていると思われます。そこで,教材研究の方法を知り,そのコツを体得してもらうことをねらいとし,特に,「志水式教材研究法」に焦点をあてた特集を組むことにしました。
志水式教材研究法の特徴は,次の5点です。
1.もとは教科書
2.細部研究法……徹底した教材研究
3.ミニ指導案……教科書の紙面をもとに展開を考える
4.逆思考法……本時の最後の姿から逆に戻って考えていく
5.スモールステップ法……教材のスモールステップ,学習形成のスモールステップを考える
これらの5点をもとにすると,例えば,「教えることと考えさせることを区別する」,「小見出しをうつ」というような視点が挙げられます。
号では,「志水式教材研究法」に焦点をあて,若い教師に教材研究の簡単な方法を述べるとともに,教材研究の喜びを体得できる具体的な実践事例をご紹介します。
志水 廣
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- 明治図書