- 特集 「話し合う力」を育てる算数授業
- 総論
- 子どもからでてくるキーワードに着目して「話し合う力」を育てよう
- /
- 授業力アップと教師のコミュニケーション力
- /
- 集団思考を支える「話し合う力」の指導
- /
- 学年別実践事例
- 1年/「話し合う力」を育てるためには
- /
- 2年/児童の意見と意見をつなぐ教師の問いかけ
- /
- 3年/「わり算」既習のかけ算の考えを使って練り上げる
- /
- 4年/話し合いの視点を示す発問を
- /
- 5年/円周と直径の関係を話し合い,探求する姿を求めて
- /
- 6年/話し合いを深める発問の価値
- /
- 算数Short story (第78回)
- 九月に九九を考える
- /
- 自著を語る
- 『学校運営・学級経営のチェックポイント55−学級担任の24時間』
- /
- 授業力アップ! 今月の授業と発問
- 【1年】どっちがながいかな
- /
- 〜ながさくらべ〜
- 【2年】○の図をつかってなんばん目か見つけよう
- /
- 〜なんばん目〜
- 【3年】グループ作りでわり算を考えよう
- /
- 〜あまりのあるわり算〜
- 【4年】何倍になるかを考えてとこう
- /
- 〜何倍になるのかな〜
- 【5年】小数でわるわり算の余りの求め方を考えよう
- /
- 〜小数÷小数〜
- 【6年】変わり方のきまりをみつけて解こう
- /
- 〜変わり方のきまりをみつけて〜
- 算数が好きになる問題
- 1年/りんごはいくつ つかうかな
- /
- 2年/形 はっ見!
- /
- 3年/どんな形になるかな
- /
- 4年/二等辺三角形をつくろう
- /
- 5年/奇数+奇数+奇数+奇数
- /
- 6年/宝のありかを探せ!
- /
- 算数授業奮闘記 (第77回)
- 子どもが「たのしい」と言う授業づくり
- /
- 算数教育ホットニュース (第78回)
- 新たな授業実践へのスタート
- /
- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第6回)
- 図形を日常に見出す
- /
- 新教育課程で算数科はどう変わるのか (第18回)
- 算数の新学習指導要領
- /
- 〜第2学年の概要〜
- 算数好きの子どもを育てる授業の改善 (第6回)
- 「当たり前!」と思っている算数授業像は当たり前か?D
- /
- 〜筆算指導をすればするほど計算力は弱くなる!?〜
- 数学的理解研究を生かした算数教育 (第6回)
- 数学的理解の2軸過程モデルに基づく算数科授業構成の原理と方法
- /
- 指導と評価と支援の一体化 (第6回)
- 座席表とチェックリストの活用
- /
- 人間愛に基づく算数の指導と評価 (第12回)
- 指導の準備が丁寧で子どもへの思いやりが足りない例
- /
- 編集後記
- /
- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- 階段の上り方は何通りありますか
- /
編集後記
今月号では,特に「表現力」について注目し,考えたこと,判断したことを,授業の中で,お互いに「話し合う」コミュニケーション力について取り上げることにした。この場合,授業を構成するのは,教師と子どもたちである。よって,教師と子ども,子どもと子どもとの関係性において「話し合う」ことが求められる。コミュニケーションというと子ども同士だけを想起しやすいのであるが,教師も授業の中で共に考え,判断しているととらえることができる。
では,なぜ,「話し合う」必要があるのだろうか。また,何をどのように「話し合えば」よいのだろうか。現場を訪問すると,子どもの発表の場面では,単に,式や答えのみの発表で終わっている授業をみることがある。これでは,単なる発表であって,話し合うということになっていない。そこで,算数の内容では,どんなことを話し合えばよいのか,また,その内容をどのように教師,子どもたちに対して話し合わせればよいのかについて,総論と実践事例を提供していただいた。
津田氏には,足場理論に基づいた話し合う場と内容を提供していただいた。大谷氏には,子どもの考えを読みとる力,子どもの表現を関連させる力について提起いただいた。志水も久しぶりに投稿した。教科書に出てくる場面での話し合う力について述べた。お読みいただければ幸いである。今回の特集号によって,算数の授業で話し合う力が育つことを願っている。
(志水 廣)
-
- 明治図書