学習ワーク 2005年10月号
子どもが自分の学力アップに気づく10月のワーク

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学習ワーク 2005年10月号子どもが自分の学力アップに気づく10月のワーク

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2005年9月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもが自分の学力アップに気づく10月のワーク
巻頭論文
「自己評価力」をつけるのがねらい
有田 和正
子どもが自分の国語力アップに気づく10月のワーク
1年/物語文を想像豊かに楽しく読むには
米林 まり
2年/「コトバのつめあわせ」で語彙力アップ
加藤 倫
3年/「創造力」を発揮させる=4コマ漫画に挑戦!=
宮木 奈津子
4年/同じ仲間の漢字クイズ
梅田 悦子
5年/ステップをふんで,作文を書こう!
塚本 智昭
6年/「漢字ワーク」で学力アップに気づこう!
加藤 剛志
子どもが自分の算数力アップに気づく10月のワーク
1年/くりあがりのたし算はさくらんぼ計算で
佐藤 郁子
2年/主人公を見つけて
山下 美香
3年/誰もができるしかけたっぷりワーク
松本 晶代
4年/陣取りゲームから面積の学習
角谷 陽子
5年/教科書上巻のおさらいをしよう
中谷 結花
6年/複雑な立体の体積もら〜くらく
田中 耕二
子どもが自分の社会の学力アップに気づく10月のワーク
5年/セットにすることで、関係が見えてくる
上田 繁成
6年/笑って楽しみ「歴史の力」パワーアップ
書川 欣也
子どもが自分の理科の学力アップに気づく10月のワーク
5年/実験の結果を川の実際に関係づけて
平山 道大
6年/学習のまとめとリンクする学習ワーク
木色 泰樹
中学生が自分の学力アップに気づく10月のワーク
国語/視写の上達を確かめるワーク
石川 晋
社会・歴史/「明治維新」がわかった!というワーク
桑原 賢
子どもがサプライズを感じる「物・資料」
松尾 天
有田編集長のメッセージ
有田 和正
面白い本みつけた
『授業を楽しくするユーモア事典』(有田和正著)
黒崎 美春
〜この本一読でネアカ人間になれる〜
『両さんと歩く下町』(秋本治著)
坂本 和康
〜東京下町を両さんと一緒にめぐってみましょう〜
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会科/地域と日本をつなげる歴史学習
中嶋 敦有田 和正
算数科/数直線図で問題を解決しよう
佐々木 寿洋有田 和正
日本国憲法の授業化の工夫 (第19回)
「これからの憲法学習」を目指して
西尾 一
教材・授業開発研究所・空知支部による教材開発 (第7回)
「小さな駒」から「大きな世界」が見える
渡辺 敏昭
「○○」を算数する (第7回)
「一人何kg?何個入り?」を算数する
福山 憲市
自然観察のさせ方基礎・基本 (第7回)
理由や原因を考えてみよう
菅井 啓之神先 雅巳
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第22回)
ゴーヤーとナーベーラー
森本 雅人
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
硬派・道徳教育の実践 (第7回)
「孝」の本質と教材開発
野口 芳宏
〜「恩」の教育,「恩」の指導(そのC)〜
授業の腕をあげる教材開発 (第7回)
大阪の街の特徴を調べる(7)
有田 和正
〜大阪といえば「たこやき」「お好みやき」〜
編集後記
有田 和正
教科・総合の目に見える教材開発 (第7回)
『鎌倉の大仏』を教材化する
福嶋 顕勝

有田編集長のメッセージ

教材・授業開発研究所編集


 子どもが自分の成長に気づくことは容易なことではありません。教師の周到なおぜんだてがあり,配慮があって,ようやく気づくのです。

 その時の喜びようは大変なものです。

 たとえば,水泳で10mくらいしか泳げなかった子どもが,教師が「息つぎ」のしかたをしっかり指導したところ,25m泳げたのです。この時の子どものうれしそうな顔,態度は,未だに覚えています。

 わたしが教えたのは,泳ぎ方ではなく,「息つぎのしかた」です。これが,彼のウイークポイントで,25m泳げないことを見つけたからです。

 ほんのちょっとしたコツを指導するだけで,子どもが「学力アップ」に気づくことはよくあります。そのことを「ワークをさせることで気づくようにできないか」と考えたのです。


 あれ? こんなむずかしい問題,どうしてできたんだろう。


というように,自然のうちに気づくようにしたいのです。

 わたしのような年でも,「できなかったことが,できたとき」の喜びは,子どもなみです。

 地図指導などでも,ちょっとしたコツを指導すると,どんどん地名が調べられるようになり,熱中して調べることをやめないことがあります。

 新しいことができるようになる,わからなかったことがわかるようになる,話せなかったことが話せるようになる,覚えられなかったことが覚えられるようになる……等々,いずれも子どもの喜びはひとしおです。

 一度で勉強が好きになります。好きだと言うようになります。

 1年生は1年生なりに,6年生は6年生なりに,わかる喜び,できる喜びを味わわせたいのです。

 「やった! できたぞ!」と,大声をあげるような場面をつくり出したいのです。そうすれば子どもは変わります。こんな10月のワークを提案したいのです。

(有田)

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