教材開発 2005年3月号
学力充実度を評価するネタ―これができればAというネタ

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教材開発 2005年3月号学力充実度を評価するネタ―これができればAというネタ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2005年2月8日
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学力充実度を評価するネタ−これができればAというネタ
巻頭論文
テスト問題づくりの手順―この問題ができればその子はAである
有田 和正
「このくらいできれば文句ない」はどの程度か
「自己評価能力」の育成
佐瀬 智洋
到達目標の設定で指導と評価の一体化
佐藤 政臣
学習技能が身につけば本物の学力!でも評価は難しい?
西郡 泰樹
引用し、意見文を書く
吉岡 剛
国語・学力充実度を評価するネタ
低学年/最初が肝心! 一年生の漢字は完璧に
佐藤 郁子
中学年/「物語の続きを考えるテスト」・「説明文の段落を並び替えるテスト」
村松 訓
高学年/数値化された評価基準がある問題をつくる
中村 厚志
社会・学力充実度を評価するネタ
中学年/「地図と地名」「ごみの学習」の学習で
遠山 章夫
高学年/ペーパーテストではとらえにくい、かゆい部分に手が届く評価の方法
藤P 安孝
算数・学力充実度を評価するネタ
低学年/「低学年」だけではなく、「中・高学年に向けて」を考えた学習過程と評価問題
関原 潔
中学年/「問題づくり」の視点から評価する
吉田 亨
高学年/五年生一・二学期の学習チェックテスト
井関 和代
理科・学力充実度を評価するネタ
中学年/体験活動の中で気づきを授業で扱い、それをテストする〜3年「じしゃく」を例に〜
松本 明
高学年/単元のメタ認知を図る
沼澤 清一
テスト問題つくり方ノウハウ
国語/身に付ける力を明示し、評価する
嶋田 雄一
社会/目標、指導、評価と一体になったテスト問題の作成を
津田 安彦
算数/何級テストに挑戦!
長廻 修
理科/目標を明確にし、付加価値をつける
森 康行
子どもがときめきを感じる「物・資料」
モノは、授業と休み時間を変身させる!
福嶋 顕勝
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
クイズで定着 顕微鏡の使い方
廣田 みちよ
有田編集長への質問コーナー (第3回)
教材開発の視点は?/取材のノウハウを?他
有田 和正小林 佑美子
情報交換のページ
教材・授業開発研究所/岡山・木曜会
小林 誠一
教材・授業開発研究所/宇部・むべの会
嶋田 崇人
教材開発力を鍛える (第10回)
[問題]非独立国(植民地)が44もあるのはどうして?
有田 和正
教材解釈
非独立国が「保有」する双方のメリット
萩尾 あづさ
ケイマン島が独立しないのは
佐々木 智光
交通や軍事戦略上の要衝の地・地下資源の豊富な地は容易に手放せないのだ!
山本 恒嗣
独立を目指すニューカレドニア
木村 公一
『非独立国』と国の「主権」
田原 弘之
住民は、植民地賛成?
田中 真由美
フランス海外領土にして自治権を持つニューカレドニア
石井 勝也
[コメント]一番の原因は経済的に自立できないため
有田 和正
日本国憲法の新教材開発 (第12回)
「内閣」は不思議なことばかり
西尾 一
〜第五章「内閣」の教材研究〜
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第15回)
沖縄そば
金城 睦男
〜代表的な沖縄の味〜
面白い本みつけた
『親力で決まる!』
畑山 貴英
『雪国の自然と暮らし』
上田 浩二
授業の腕をあげる教材開発の方途 (第12回)
国語/「話す力・書く力」は劇的に変わる
岩下 修
社会/「自分の壁」を越える
新保 元康
算数/算数科・教材開発の方法論化の試み(3)
志水 廣
〜一般的な内容の教材開発〜
理科/きゅうりの水
竹川 訓由
総合/「総合的な学習」のカリキュラム評価・改善の方法
加藤 明
〜作業単元から資料単元へ〜
子どもの心を明るくするユーモア小話
中学年の子どもたちと明るくつき合う
山口 美智子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
国語科/書き換えで広がる想像の世界・帯で広がる読書の輪
佐藤 克浩有田 和正
中学校・社会科・歴史的分野/福島の養蚕業は、輸出高世界一に貢献した
渡部 正晴有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第48回)
『お手紙』(光村2下)(その5)
野口 芳宏
〜最後の場面を読み味わう〜
授業力アップ術と教材開発 (第12回)
「草ロール」のある風景の教材化
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第24回)
応用発展教材の開発 手紙やはがきの書き方をマスターしよう
波戸 裕幸

有田編集長のメッセージ

 三月には、「指導要録」というものを書かねばなりません。これは公簿だから書かざるを得ません。

 通知表も書かねばなりません。

 このため、いやおうなしに、子どもを評価せざるを得ません。子どもが元気を出すような評価をしてほしいと願っています。

 今の評価は、「子どもをいじめるため」の評価になっています。子どもたちも、三月は「ユウウツ」のようです。

 そうかといって、評価しないわけにはいかないので、的確に評価し、子どもにその実力を知らせ、努力させたいものです。

 今は「本当のことを書くと大変」というので、学力の実態を知らせていないようです。

 知らせるに足る「情報」をもっていないから、本当のことを知らせることができないという事情もあるようです。

 そこで、本号は、「学力充実度をきちんと評価できるネタ――つまり、この問題ができればA、これができればB、これができなければC」といった具体的な問題(テスト問題といってもよい)を提示したいと考えました。

 国語や社会では、「この用語を知っていればA、知らなければB」といったこともあるでしょう。

 総合テスト問題を一題か二題させてみるだけで、ABCの評価ができるというものがあります。

 今、若い教師は「テスト問題」がつくれないといわれています。これはつくってみないからです。つくろうとしないからです。

 わたしは、問題集を何冊か書いたり、標準テストをつくったりする機会があったため、問題つくりのコツのようなものをいくらか身につけることができました。

 昨年の十一月には、六年の社会科問題集を明治図書から出しましたが、これなど今までのコツの集積のようなものです。(『社会科考えるテスト問題集』)

 教科書の文や資料を見ただけで、テスト問題がうかびます。こういうノウハウを本号で明らかにしました。これを機会に問題づくりの勉強をして下さい。

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      明治図書

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