教材開発 2005年2月号
「勉強ってどうしてこんなに面白いの!」と思わせる二月のネタ

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教材開発 2005年2月号「勉強ってどうしてこんなに面白いの!」と思わせる二月のネタ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2005年1月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 「勉強ってどうしてこんなに面白いの!」と思わせる2月のネタ
巻頭論文
面白い授業はやはり教材が面白い
有田 和正
「勉強って面白い」と思った授業
知る喜び・考える楽しみ
土井 謙次
教師の広い枠組みが子どもの「勉強って面白い!」を創る
柳杭田 明美
主体的な学びが「面白い」を生む
高橋 弘寿
見えないものを探る理科の授業は面白い
尾ア 章
「国語の勉強ってこんなに面白かったの?」というネタ
低学年/早く言うだけが早口ことばじゃない!
今井 美与子
中学年/子どもたちが楽しく読むことができる「自主教材」を発掘して、発信型の授業を創ろう!
山田 繁則
高学年/言葉の「うそ発見?」〜自然を言葉で彩ろう(六年)〜
中村 正則
「社会の勉強ってこんなに面白かったの?」というネタ
中学年/暮らしを支えた二つのてんびん〜比較・発見することの面白さ〜
市川 一成
高学年/「今」に学ぶおもしろさ、「今」に知るおもしろさ
勝又 明幸
「算数の勉強ってこんなに面白かったの?」というネタ
低学年/お店屋さんごっこで金銭感覚を―二年「大きな数」の学習を通して―
渡辺 邦喜
中学年/難しい問題に挑戦するから、算数は面白い
上田 俊宏
高学年/いにしえの賢人に習うおもしろ算数ネタ
片山 元
「理科の勉強ってこんなに面白かったの?」というネタ
中学年/カキ(柿)食えばカキの作戦見えてくる
伊藤 誠一
高学年/面白く、やりがいのある授業へのヒント
日外 政男
勉強の面白さを味わう二月のネタ
自分で調べることの面白さを味わうネタ
宮内 隆靖
考え合うことの面白さを味わうネタ
西川 英臣
文を書くことの面白さを知るネタ
藤谷 吉正
音読の面白さを味わうネタ
平藤 幸男
本を読むことの面白さを味わうネタ
横内 正人
歌うことの面白さを味わうネタ
三島 麻美
協力してものを作ることの面白さを体験するネタ
加藤 成二
新しいことを知る面白さを味わうネタ
佐藤 民志
子どもがときめきを感じる「物・資料」
触れて感じて関わって
小林 正樹
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
どんなかたち?
木戸口 啓太郎
有田編集長への質問コーナー (第2回)
子どもの発言をどこで聞くか?/板書の構想を練るポイントは?他
有田 和正六部 勇二
情報交換のページ
教材・授業開発研究所/阪神支部(楽笑)
俵原 正仁
教材・授業開発研究所/山口GENKI
藤本 浩行
教材開発力を鍛える (第9回)
[問題]1853年、ペリーはどうしてこの時期に日本へ来たのか?
有田 和正
教材解釈
開国の呼び水は鯨?
森川 正樹
歴史の流れとペリーの情熱と運
谷本 博史
捕鯨船の補給基地の確保そして遭難者の保護
小倉 貴志
早急な太平洋航路の開設が必要
原 和広
太平洋横断航路を開く必要性
松本 豊
なぜ、太平洋を通らなかったのか〜を『ネタ』に「日本への開国の真実」に迫る!
森田 日出哉
戦略家ペリーに狙われた日本
林 なおみ
[コメント]日本開国を大国への第一歩とするため
有田 和正
日本国憲法の新教材開発 (第11回)
三権(立法・行政・司法)のバランスはとっくに崩れている
西尾 一
〜第四章「国会」の教材研究A〜
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第14回)
沖縄の果樹・パインアップル
大浜 覚
〜日本で唯一、学習可能な沖縄県〜
面白い本みつけた
『ふしぎの植物学』
坂口 孝之
『あたりまえだけど、とても大切なこと』
波戸内 勝彦
授業の腕をあげる教材開発の方途 (第11回)
国語/四コマ授業で授業の濃密化を
岩下 修
社会/「お金の壁」を越える
新保 元康
算数/算数科・教材開発の方法論化の試み(2)
志水 廣
〜探究の道具の登場〜
理科/Webからの情報を活用する
竹川 訓由
総合/「総合的な学習」のカリキュラム作成と検討の方法
加藤 明
子どもの心を明るくするユーモア小話
毎回ユーモア話をすると、子どもがユーモア話をするようになる
竹岡 正和
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会科/飛び地を窓口にして、歴史を見る、行政を見る、人々の生活を考える
惠比須 俊哉有田 和正
総合学習と道徳の時間/身近な植物の不思議を感じて
坂本 哲彦有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第47回)
『お手紙』(光村2下)(その4)
野口 芳宏
〜モデルの提示と言葉を補う大切さ〜
授業力アップ術と教材開発 (第11回)
授業は「はてな?」を発見しているか?
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第23回)
雪と冬を素材にした大事典づくり
三和 史朗

有田編集長のメッセージ

遊びは、しばらくするとあきがくる。

しかし、勉強は絶対にあきがこない。

それはなぜか?

勉強は、遊びと違って面白いからである。


というのがわたしの考えです。周りの人々をみていると、こう思っているかどうかは別にして、勉強を死ぬまでやっています。

 パチンコなどは、熱病みたいなもので、一時的に熱中するが、やがて馬鹿馬鹿しくなってくるようです。

 昨年の二月、千葉県市川市の学校で「わくわく授業」(NHKテレビ)をやったとき、六年生の男の子が、


 勉強って、遊びより面白いんですね!


と感想を言いました。

 不幸にも、放送中には出ませんでしたが、六年生でも、面白い授業をすれば、「遊びより面白い」ということがわかるのです。

 六年生だけではありません。一年生でも、勉強の面白さはちゃんとわかります。それで「先生、もう一時間続けようよ」と言います。とうとう四時間続けてやったこともあります。

 二年生になると、もっと面白さに敏感になります。「面白い授業をしてくれた先生」と「面白くない授業をする先生」を、きちんと区別できるようになります。

 この感覚は、恐ろしいばかりです。

 面白い授業ができるモトは、何といっても教材・ネタです。ネタさえよければ、子どもは面白がって、いくらでも追究します。

 二月には、そろそろネタが底をついてきます。教科書も終わりに近づいて、面白いネタがなくなってきます。

 ここで教師のネタ開発の腕がものをいうのです。まず、教師自身が面白いと思うネタを開発し、子どもが面白がるように加工するのです。

 次の学年へ希望をもたせるようなネタを開発して、授業に取り組みたいと願って、本テーマを設定しました。

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