教材開発 2004年4月号
「笑いのある授業」で出発できるネタ

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教材開発 2004年4月号「笑いのある授業」で出発できるネタ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2004年3月11日
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「笑いのある授業」で出発できるネタ
巻頭論文
思わず「笑い」の出る教材を開発しよう
有田 和正
いつも笑っている人・いつも怒っている人
子供を育てることは願望です
北岡 隆行
笑いの効果
小倉 貴志
心の引き出しにとっておきたいにっこりできること
室屋 智倫
笑いは安心・怒りは不安
森 秀樹
「笑いのある授業」をどうつくるか
国語/個々の言語活動の保証で、ユーモアの力を育てる
佐藤 進也
国語/教室に笑顔があふれる、読み聞かせ絵本10
小林 誠一
社会/笑って学ぶ、笑いに学ぶ
恒川 徹
社会/有田実践に学ぶ「笑い」のある授業づくり
佐藤 幸規
算数/「え〜!先生ずるい!」そんな場を演出をする
村元 秀之
算数/子どものユーモアを引き出す「○寿」
大木場 俊弘
理科/もしかして宇宙人?
齋藤 俊明
理科/ヘチマの種は、どっち向きに植えるの?
藤本 浩行
生活/授業の最初はデジカメクイズで!
森 康行
生活/先生登場で大爆笑!英語で「何のどうぶつ?」ゲーム
中田 春奈
総合/笑顔を追え! 収獲祭
清久 博文
総合/「くるくる回る」発電のおもしろアイデア
塚原 洋樹
音楽/歌う楽しさは「笑い」を引き出す
澤田 靖
音楽/みんなで踊って楽しい音楽にしよう
舛田 安生
教材の中にユーモアをさがす
落語におけるユーモアに触れる
猿渡 功
ユーモア教材は目の前にたくさん転がっている
染谷 幸二
わたしが見た笑いのある授業
笑いの奥義は、意表をつく問い返しから生まれる
村井 俊之
おどろき・はっけん・ものがたり 3つの要素
藤本 勇二
ユーモアの修行を始めよう
岡田 守
緊張と緩和のある授業
川嶋 岳
笑いのある授業・ない授業―どこが違うか
3つの愛の形のハーモニーを奏でる!
松田 達男
笑いのある授業のための十か条
福嶋 顕彰
黒板の消し方を変えてみる
萩尾 あづさ
笑みのある授業をつくる
杉浦 友昭
「笑い」とは子どもにとって何なのか
クラスの居心地の良さを表すバロメーターであり、自分を高めてくれる元気の素である
樋口 正和
静かな笑みは意欲を生み出す
根来 泰子
学校生活を楽しくする栄養源
田近 裕子
「笑い」は「かいほう」だ!
村上 浩一
ユーモアは学力だ!
洒落は知識のネットワーク
笹森 健司
ユーモアを生む秘訣
岩坪 智恵子
理科におけるユーモアと学力の検討
那賀 彰一
ユーモアのある子は伸びる
ユーモアのある子は、学力の“下地”がある
戸田 正敏
毎朝一・二分見る写真
山ア 一義
「笑い」が人を育てる
加藤 直子
子どもがときめきを感じる「物・資料」
本物が持つ力を学習に生かす
木色 泰樹
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
君も漢字名探偵。部首から漢字を推理せよ!
菅野 輝義
日本国憲法の新教材開発 (第1回)
日本国憲法は新しい憲法か?
西尾 一
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第4回)
平和の礎(いしじ)
金城 睦男
〜沖縄のつらい過去をみつめて〜
面白い本みつけた
『勉強力を引き出す30のヒント』
唐仁原 宏樹
『頭がいい人の習慣術』
稲田 尚誠
授業の腕をあげる教材開発の方途 (第1回)
国語/「小出し方式」で詩の授業をつくる
岩下 修
社会/授業力は教材開発でこそ伸びる
新保 元康
算数/教えたいことを隠す
志水 廣
理科/ふと見れば「?(はてな)」
竹川 訓由
総合/目標からみた「総合的な学習」の授業づくりの原点
加藤 明
子どもの心を明るくするユーモア小話
ユーモア小話で納得!「一字違いが大違い」
井上 祐子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会/新聞のコラムから発見した郷土の先人
前田 憲明有田 和正
総合的な学習の時間/生ごみを堆肥に
松尾 明太有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第37回)
小学校・古典の指導法
野口 芳宏
〜良寛の和歌の鑑賞指導(1)〜
授業力アップ術と教材開発 (第1回)
「これだけは何としても教えたい」ということをどうつかむか
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第13回)
石谷家はネタの宝庫
古川 光弘

有田編集長のメッセージ

 毎週、いくつもの授業を見せていただいていますが、心から笑っている授業を見ることはほとんどありません。

 日本の教師や子どもたちは、いったい、いつから「笑い」を忘れたのでしょうか。笑うことほど幸せなことはないと考えているのですが――。

 そこで、四月はじめの号で、大いに笑って四月新学期を出発できるようにしたいと考えました。

 笑いがあるだけで、子どもの心はおだやかになり、希望もわいてくるものです。いつも笑いをさがして笑っている「病人」は、よくなるのが早いといいます。

 病人でも笑えるところがすごいと思います。

 わたしはもう二〇年も前から、


「一時間に、一度も笑いのない授業をした教師は、授業終了後ただちに逮捕する」という条文を学習指導要領総則の一つに入れよ。


と提案(もちろん冗談ですが)をしています。

 「検討に値します」と冗談で言った教科調査官もいます。ユーモアのわかる方です。

 こういう冗談を言うほど笑いがないのです。子どもたちは、面白くも、おかしくもない授業によく耐えていると感心します。

 わたしは、「ユーモアは学力」だと考えていますし、ユーモアのある子どもは伸びると信じています。

 今までに担任した子どもで、大きく伸びた子どもは、みんなユーモリストでした。

 授業の中でユーモアをみがき、みんなで大笑いしましょう。これだけで不登校はなくなるし、いたずらする子は減ります。もちろん成績も向上します。

 いい授業というのは、必ず笑いがあります。だから、ユニークな考えも出てくるのです。思考が柔軟になってくるのです。

 いつもにこにこしている教師になりたいです。この方が精神衛生上からもいいに決まっています。四月はじめから楽しく、笑いのある授業をめざしましょう。

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