教材開発 2002年11月号
真のプロ教師をめざす「授業づくり」の技術

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教材開発 2002年11月号真のプロ教師をめざす「授業づくり」の技術

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年10月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 真のプロをめざす「授業づくり」の技術
巻頭論文
真のプロ教師・5条件
有田 和正
「プロの授業とは?」と問われて
「指導即評価・指導の積み重ね・揺さぶり」のある授業
加藤 成二
子どもたちの鍛えられた姿が見える
前山 弘志
私の考えるプロ授業2条件
岸本 勝義
「子どもを伸ばさずにおくものか」を授業の根底に
渡辺 正
3名人に学ぶプロの授業
坂田 幸義
美味しい授業を提供しよう!
片山 聡彦
「少しだけ高いバーを置く」ことである
赤壁 健司
第一条件は、追究意欲に火をつけること
石田 雄介
プロとノンプロの授業はどこが違うか
発問・指示
春野 克俊
板書
田近 裕子
資料作成
中村 厚志
資料活用
福田 弥彦
教材解釈
弘中 良和
教材開発
田山 修三
話術
波戸 裕幸
表情・ゼスチャー
書川 欣也
パフォーマンス
角谷 和彦
対応の技術
石川 登志之
教科書の使い方
木津 淳一
授業のテンポ
菅原 光敏
子どもののせ方
山本 恒嗣
授業を見る目
二瓶 祐子
授業づくりの基礎・基本とは何か―これを忘れては授業にならない
国語/話して、書いて、読むことから始まる
庭野 三省
社会/目標に迫る教材開発
津川 裕
算数/常に初めは【子供分析】
福山 憲市
理科/モノの用意、発見と驚きのある授業、ノート指導に力を注ぐこと
迫田 一弘
授業のプロからプロをめざす人へのメッセージ
道筋は簡単
野口 芳宏
見る力を鍛えよ
岩下 修
自分を無にし、ライブ追試をせよ
柏木 英樹
授業は子どもと創る
坪田 耕三
授業の創造に伴う感動を体験しよう
西尾 一
一人の子へのこだわりが授業を変える
辻岡 義介
わたしが見た真のプロの授業
真のプロの授業には三つの条件がある!
福村 貴博
普通の先生が実現したプロの学級会授業
橋本 定男
いつまでも思い出に残るプロの授業を!
駒澤 嗣夫
子供の心を開放するプロの技
阿尾 昌樹
真のプロ教師へのわたしの挑戦
プロの教師に挑戦するための五つの努力
谷 和樹
授業は限りない憧れの宝庫
恒川 徹
積極的に評価を受ける
渡邉 彰
毎日が修行・出会いも修行
中嶋 敦
有田編集長のメッセージ
有田 和正
子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
自ら学びを拓き 豊かに表現する環境づくり
廣田 みちよ
サークルの教材開発 (第15回)
佐賀県・TOSS佐賀/成功を体験できる魔法のヒモ
波戸内 勝彦
サークルの教材開発 (第16回)
福岡県・諏訪会/ノンフィクション資料を使って、心に響き、心が動く道徳授業を
塚本 博紀
面白い本みつけた
『楽しいボディーパーカッション@リズムで遊ぼう』
倉崎 紀子
『宇佐美寛・問題意識集1〜5集』
須田 尚
子どもの心を明るくするユーモア小話
固定観念にとらわれない見方
平子 晶規
総合的学習・課題づくりの手順 (第8回)
一本のイチョウから世界がみえる追究を
有田 和正
クイズで学ぶ基礎・基本 (第8回)
国語*スリーヒントクイズ/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
桂 聖
社会/ためになる奈良の大仏クイズ
高口 典門
算数/面積の概念について理解する
細水 保宏
理科/ものを使ってクイズに答える
岡田 篤
保健室から見た教師と子どもの健康 (第8回)
先生もインフルエンザに御用心
尾花 美恵子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
道徳/保護者の思いを教材化する「かけがえのない命」
井関 和代有田 和正
算数/折り紙を算数に生かす鶴の折り図から考える
楢原 八恵美有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第20回)
説明文「便利」ということ(1)
野口 芳宏
〜教育出版「小学国語4上」〜
社会科・基礎・基本用語の指導 (第8回)
5年生で指導したい基礎的用語2
有田 和正
編集後記
有田 和正
基礎教科の教材開発 (第8回)
大工場と中小工場を比較・整理して
林 敏幸

有田編集長のメッセージ

 二〇〇二年の四月より、日本全国で免許状を持たない校長二三人、講師一万二〇〇〇人が学校で働いています。

 自動車を無免許運転して見つかったら大変です。逮捕されかねません。

 自動車の運転より大切な教育の世界で、無免許で仕事ができる時代になり、驚くばかりです。

 毎週日曜日の夕方放映されるNHKの課外授業も、無免許の方による授業です。しかし、免許を持っている教員より迫力のある授業を展開しています。しかも、子どもたちはそれなりの力をはっきりとつけていることがわかります。

 その道の達人はすごいと思うと同時に、教員の免許とは何かということを考えさせられます。

 わたしが目にする授業でも、免許を持たない方がいい授業をして、免許を持っているベテランが変な授業をしている例があります。

 「こんな授業をしていたら、必ず学級崩壊をおこす」と思われる授業を目にすることもあります。

 プロとは何か、ノンプロとはどこが違うのか  と考えさせられることがたびたびあります。

 免許状をもらっても、それはプロのあかしではないのです。それなのにプロになったと思っている人がいるのです。

 免許状は、「授業をしてよろしい」という許可証にすぎません。免許状を取得してからプロをめざして修業しなければならないのです。免許は出発点で、終点ではありません。

 ノンプロとは明かに違うところを見せなければ、真のプロとはいえません。

 授業の基礎・基本をきっちりふまえて、それに磨きをかけ、真のプロをめざさなくてはなりません。社会もそれを期待しています。

 真のプロ教師をめざす授業づくりの技術を幅広く追究してみたいと考え、本特集を組みました。

 本号を契機にして、真のプロ教師をめざす教師が数多く出ることを期待しています。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    •  真のプロ教師になるための5条件を心に刻みました。
       日々の授業の中で、子どものことばを大切にしながら、発問づくりや対応の技術を高める努力をしたいと思います。
       「基礎教科の教材開発8」の林先生の文章から、自動車工業の授業を身近な所に引き寄せるための視点について学ばせていただきました。ありがとうございました。
      2002/10/12恒川 徹

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