- 特集 新学習指導要領に期待する
- 小学校/新学習指導要領に期待する
- 新学習指導要領の理解と実践展開
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- 考える力・「伝え合う力」を身近なことばの生活から
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- 言語活動を行う能力と授業改善
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- 国語科よ、実生活に生きてはたらく力を育てられるか
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- 起点とした授業創造に期待する
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- 歴史を継ぎ、時代に生きる新学習指導要領
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- 学習指導要領の「行間」
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- 「書くこと」の学びを支える文字指導と書写指導の展開
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- 言葉や人を大切にする子どもの育成を目指して
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- 趣旨の理解を授業改善の基点に
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- 豊かな読書生活を目指す読書活動
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- 読書活動の充実から豊かな読書生活へ
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- 読書活動の充実と具体化
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- 「導入学習の充実」を目指した指導
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- 「話すこと・聞くこと」の指導から見た改訂
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- 中学校/新学習指導要領に期待する
- 新学習指導要領は中学生の意識と行動をどう変えるか?
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- 「話すこと・聞くこと」に期待する
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- 「学習指導過程を意識した枠組み」の活用を期待する
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- 「リテラシー獲得のため」のリテラシーを、どう生かすか
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- 学校教育における国語科の役割
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- 「C読むこと」の授業を改善する
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- 「考え、交流し、振り返る」活動の推進
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- 「言語活動の充実」に資する国語科
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- 「確かな国語の力」と新学習指導要領
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- 魅力ある授業で育てたい意欲!
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- よりよい授業の実現を目指して
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- これからの中学校国語科に期待すること
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- 一冊の本から広がる言語活動
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- 「話すこと・聞くこと」の強調点から授業作りへ
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- 自立した読み手の育成を目指す
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- 実生活・実社会に生きる国語教室 (第6回)
- 読解力向上を目指した国語教室
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- 〜鹿児島県大島郡喜界町立上嘉鉄小学校〜
- 子どもの言葉 (第24回)
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- BOOK GUIDE 《この本がおもしろい》
- 『話す力・聞く力の基礎・基本を育てる―小学校』
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- 『話すこと・聞くことの基本の能力の育成―中学校』
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- 新しい「国語」を学校で具体化する (第6回)
- 学校図書館の活用により言語活動の充実をはかる
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- 中学校の国語を改革する (第12回)
- 小学校の実践に学ぶ
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- 言語文化と国語の特質の理解 (第6回)
- 言語の多様な働き(三)
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- これからの国語教育の課題と具体化【小学校】 (第6回)
- 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の内容と系統
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- これからの国語教育の課題と具体化【中学校】 (第6回)
- 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の内容(2)
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- 自ら学ぶ子どもを育てる国語の授業 (第6回)
- 自ら学ぶ子どもを育てる国語科学習と他教科・領域との関連
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- 小・中学校における書くことの領域の系統化 (第6回)
- 「書くこと」の系統的指導のための留意点
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- 実践/教科国語と結びついた読書活動の展開 (第6回)
- 読書活動の幅を広げる課題読書
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- 小学校の外国語活動(英語活動) (第6回)
- 小学校外国語活動で忘れてならないこと
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- 編集後記/『実践国語研究』の編集と国語教育改革
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- 編集後記
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- Keyword Index
編集後記
二〇〇三年三月、公示された新学習指導要領は、従前の3領域1事項を大きく改革し、次のような内容の改善を図っています。
(1) 目標及び内容の構成
@ 目標―実生活や各教科等に有効な内容に改善する
A 内容の構成の改善―「話すこと・聞くこと」、「書くこと」、「読むこと」の3領域及び〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕に改めている。また、3領域の内容は、(1)に指導事項、(2)に言語活動例を位置付け、具体化して再構成している。
(2) 学習過程の明確化―言語能力の重要な柱となる学習過程の見通しと、具体的状況に応じる能力の育成を目指して学習過程を明確化している。
(3) 言語活動の充実―実生活に対応して多様なテキストを取り上げられるように言語活動例を例示している。
(4) 学習の系統性の重視―能力を定着させるために系統性を重視して配列している。
(5) 伝統的な言語文化や国語の特質に関する指導の重視―言語文化がどのように形成されてきたのか、言語の本質や働き、国語の特質などをまとめて指導することを重視している。
(6) 読書活動の充実―読書活動の一層の具体化を図り、読解力の向上や読書生活を豊かにするように改善している。
(7) 文字指導の内容の改善―漢字やローマ字の日常的な使用能力を向上させたり、書写能力を日常的に向上させるように指導内容を系統化している。
二〇〇九年四月からは、移行期に入り、本格的に取組が始まります。また、次期の改訂までの一〇年間は、この学習指導要領を基盤にして全国の学校で実践が展開されます。
本特集では、新学習指導要領の意義や今後の展開に期待することをご執筆いただき、現場の先生方の取組の参考にしたり、積極的に取り組んでいく励ましとしたりするようにしたいと思いました。
(井上一郎)
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- 明治図書