- 特集 「小1プロブレム」の事例と対策
- 巻頭論文
- 就学前に、理解したい子どもの実態
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- 自由遊びの中で集団行動の困難さが見過ごされてきた事例
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- 「近くにいる作戦」と「やったぜカード」で「手を出してしまうこと」を減らす
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- やることを教え、できたら褒める
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- A君への対応がクラス全体も変えた
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- 出来ないことは教え、出来たことは褒める
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- 「まず全体を落ち着かせ、その後個別指導を行う」と割り切る
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- 今、問題が起きている教室で出来ること
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- 教えて、教えて、教える
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- ジコチュー過ぎる一年生
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- できないことを注意するのではなく、できていることをほめ続ける
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- 一年生との出会いは、教師としての自分を見つめ直す出会いとなる
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- わがままもふんわりきっちり、教えてほめる
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- 愛着形成に必要なスキンシップの大切さを伝える
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- いつまでも話をする、手遊びがとまらない、超マイペース……そんな子ども達の顔を上げさせるところからのスタート
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- ミニ特集 年度末にしておきたいことリスト
- 教室環境と、子ども達の準備 分野別にして整理する
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- 見通しを持って計画的に
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- 荷物は早めに片付け、最終日は身軽に帰ろう
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- 取りこぼさない手だて4つ
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- 早めの整理整頓大作戦
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- 分類し、見落としを少なく
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- 早めの見通しで後々楽ちん
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- 色々整理・先取りを!
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- 男の先生と、女の先生
- 教育は魔法のようにはいかない
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- グラビア
- 《活動報告》第11回TOSS全国女教師模擬授業大会
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 理想が高すぎた。冷静に見直そう
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 春の研究会から、サークルへ。そして世界初女性ニャティティ奏者のサポートへ
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- 向山先生への師尾突撃インタビュー (第12回)
- 隙間時間のリラックスQA
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- 〜読書量と読書傾向について〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 授業をする上での大切な原則
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- ベテラン先生奮戦記 (第6回)
- 時間感覚を鍛える
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- すぐ使えるイラストページ
- 冬の遊び
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- 冬の植物
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 冬休み明けの授業の工夫
- 〈1年生〉楽しいこと&作業指示
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- 〈2年生〉TOSS定番の知的な授業で安定させる
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- 〈3年生〉力のある資料で授業!
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- 〈4年生〉できなくて当たり前
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- 〈5年生〉SAMURAIで、スタート
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- 〈6年生〉卒業前もいつも通りに
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- (中学生〉明るくモードチェンジ
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- 新学習指導要領をふまえた日々の授業 (第6回)
- 【国語】五色百人一首で「五・七・五・七・七」のリズムに慣れておく
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- 【国語】例文作りで言葉の意味をとらえさせる
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- 〜山村暮鳥「雪」〜
- 【数学】改定における二つのポイントを押さえた授業を毎時間行う
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- 【算数】内容のポイントを絞り、進度を遅らせない
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- 〜角柱と円柱(五年)〜
- すぐ使えるファックスページ
- 楽しい算数の宿題
- 〈1年用〉三学期には、「一人で」「最後まで」取り組める宿題を出す
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- 〈2年用〉2年生のふくしゅうをしよう
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- 〈3年用〉魔方陣にちょうせん!
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- 〈4年用〉復習計算で絵を浮き出させよう!
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- 〈5年用〉これで復習バッチリ!分数のかけ算・わり算
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- 〈6年用〉小学校で身につけるべきこと
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- 校長先生 女教師の仕事ぶり拝見 (第6回)
- 気配りの名人 人のしてほしいことをする
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- TOSS開発パーツ活用術 (第6回)
- 低学年の補教におすすめ「五色ソーシャルスキルかるた」
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- 女教師の常識QA (第6回)
- 美しく生きる!ちょっとした気遣いのススメ
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- あこがれの人 紹介 (第6回)
- 師尾先生のサークルは、ドリンク剤よりも効く元気の素
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- 〜代案でどうすればよいのかが分かり、話を聞いて元気になる〜
- 女子学生ただいま教師修業中
- 先生の指導から、子どもへの声かけを学ぶ
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- 身だしなみ注意報 (第6回)
- 教師は子どもの身近なお手本
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- 私こだわってます! (第6回)
- どうせやるなら、明るく楽しく元気よく。そしてやさしく
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 話し続ける授業を変える
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 同じ模様もアレンジ次第
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巻頭言 理想が高すぎた。冷静に見直そう
本誌編集長/石川 裕美
効率よく仕事をしたかった。仕事ができる教師になりたかった。何でもチャレンジしていきたかった。レベルの高い授業をしたかった。子ども達がわかるようになってほしかった。
いつとはなしに、がんばることに拍車がかかった。がんばることがあたりまえで、うまくいかなかったことが、許せない。より高い嶺にむかっている。それが自分を向上させるものと、思っている。
しかし、がんばることが目的になり、実際に向上しているのか、だんだんわからなくなってくる。目の前のことを、自分で考えることなしに、やりつづけることにだけ関心がいっている状況になる。
理想、それ自体が一人歩きをして勝手に上昇していってしまっている。
現実は、少しずつ変化をし後退したり、前進したりの繰り返しなはずである。
基準は現実にある。
目の前の事実にもっと目をむけ、自分の仕事に目をむけよう。
自分のどこがよくて、どこを改善していけばよいか、冷静に見直そう。うまくいかないことも冷静に受け止めて、次へのステップにすることだ。
理想は、いつのまにか一人歩きをして、現実のがんばりにはとうてい追いつかないところにまでいっているのかもしれない。
現実を見られないと、いつも負の気持ちが沈殿していく。力を過信してもいけないし、かといって過小評価もいけない。見据える勇気が必要だ。自分の力を客観的に見られるのも、実力のうちだ。
もう一度冷静に、自分のやること、自分のできることを点検し、来年度へ、託していくことだ。
ありがたいリセットの時期がきた。
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