- 特集 特別支援の子を巻き込む“活躍の場づくり”
- 巻頭論文
- どこかで活躍の舞台をつくる。チャンスを逃さない
- /
- 気になる行動から見つける
- 仕切らせると安定する特性を利用して成功体験を創る
- /
- 目立ちにくい行動の中にもサインがある
- /
- 気になる行動を活躍の場に変える音楽の授業づくり〜発達障害の子どもを巻き込む「音楽専科」の働きかけ〜
- /
- 効果的だった声かけ
- 効果があった声かけと、失敗だった声かけ
- /
- 特別支援を必要とする子が得意なことを見つけ、教師が意図的に活躍の場を設定する
- /
- 全部受け入れ、できていることをほめる
- /
- 活躍させる“ここぞ”という場面
- 酒井式だからこそ笑顔で作品に取り組めた
- /
- 周りの見る目を変えていくように教師が考え、仕組む
- /
- 小刻みな達成感をたくさんつくる
- /
- よくない行動を減らす策
- 小さな「成功体験」をいくつもいくつも積み重ねる
- /
- 「授業の腕を上げる法則」でよくない行動を減らす
- /
- 見通しを持たせる、教えてほめる
- /
- “褒める”ことを強化する
- 学習発表会 褒めることで練習も本番も楽しく
- /
- 教師の「褒める」行為が気持ちを安定させる
- /
- 事実をみんなで褒める
- /
- 学級崩壊の兆候での支え
- ミラーニューロンを徹底的に意識した笑顔・プラス思考で
- /
- 学級崩壊の兆候を逃さず、教室環境を整え、やんちゃ君を活躍させる(低学年の場合)
- /
- 荒らしてしまった学級の中から見えたこと
- /
- 生活指導をする上での秘策(中学)
- 日常の関わりを大事にする
- /
- 生徒を幸せにする基本は、教えてほめること
- /
- 安定・安心のシステムと裏文化で巻き込む
- /
- 男の先生と、女の先生
- 授業は、最初の時間から、一気に巻き込む技術が必要
- /
- 第8回TOSS全国1000会場一斉セミナーIN佐倉・第4回宮崎女教師TOSSデー
- /・
- おすすめグッズ・整頓術
- /
- 巻頭言
- 欲張らずに、ひとつだけ新しいことにチャレンジしてみたい
- /
- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 残りの教師人生をTOSSにかけた先輩とともに
- /
- あの方に聞きたい本音の話
- 雨宮久氏 法則化時代から常に山梨の地でしっかり守ってきた明るい実践家
- /
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- すばらしい教師人生を送るためには
- /
- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 新しい授業を考え続けること…それがいつまでも若々しく元気になるもと
- /
- すぐ使えるイラストページ
- 暑中お見舞い
- /
- 食べ物・植物
- /
- 学年別・今月のおすすめ指導
- 二学期の行事の対策
- 1年生/学習発表会
- /
- 2年生/小田原式 10の対策
- /
- 3年生/見通しを立て先手必勝
- /
- 4年生/YOSAKOIソーラン〜SAMURAI〜
- /
- 5年生/運動会に向けて〜長期的な見通しを持ち日々の授業を大切にしたい〜
- /
- 6年生/学習発表会〜子ども自身が成長を感じるように〜
- /
- 中学生/3年経っても語り継がれる向山式演劇指導
- /
- すぐ使えるファックスページ
- 学習パズル
- 1年用/ゴールできるかな?
- /
- 2年用/虫食い算で1学期の難所を楽しく攻略する
- /
- 3年用/楽しく! 自力で! 短時間でふく習!
- /
- 4年用/数字って楽しい!
- /
- 5年用/【計算の工夫】を応用して
- /
- 6年用/「パワーアップトーナメント」分数足し算編
- /
- 保護者の信頼を勝ち取る教室の“チャームポイント”
- 日記の、思わぬ効用
- /
- 女教師流“時短”ができる生活術
- 時短を三段階に考える
- /
- 特別支援学級ほのぼの便り
- 養護学校との交流学習
- /
- やんちゃの集団に統率力発揮!
- やんちゃくんをはげまし続ける三つのキーワード〜「今さあ」「だんだん」「○○君がすごいと思う人?」〜
- /
- 初任者の指導はこれでバッチリ
- 研究授業は見栄えじゃない
- /
- 新卒教師若さとパワーでがんばってます!
- 200号達成! 保護者と出した学級通信!
- /
- あらゆる仕事をこなす秘策とパワー
- 高学年女子を味方につけると心強い
- /
- センスある女教師を目指して
- はつらつ 元気 笑顔がステキ
- /
- 女子学生ただいま教師修業中
- 女子学生サークルで楽しく学ぶ
- /
- 子育て奮戦記
- 困った時のママ友パワー!!
- /
- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 1%の積み重ねで勝利する
- /
- 女教師はまたまた見た
- 私の三年間の「格闘、そして限界」
- /
- 〜@マイナスからの一年目〜
- 新保健室奮闘記 (第1回)
- 授業の上手な養護教諭になりたい
- /
- 女教師喫茶室
- /
- 編集後記
- /
- 教室で絵手紙を描こう
- 元気いっぱいを伝えよう
- /
巻頭言
欲張らずに、ひとつだけ新しいことにチャレンジしてみたい
本誌編集長 石川裕美
まじめにこつこつ仕事をしていくのが、女教師のよいところだ。これは本当に積み重ねの勝利になる。しかしそうだと思っても、こつこつが難しい。ついつい焦ってしまい、いろいろとあがくことになる。
あちこち気になって、ばたばたと対応してしまう。家庭でも、あちこち気になって、落ち着きのない生活になる。
そして、何も残らない気がする。一方で、どうしても失敗が怖い。新しいことのチャレンジも、いまいち踏ん切りがつかない。面白いことより、静かに勉強してくれるほうがいい。楽しいより、早くこの学習を終えてしまいたい。学習が本当に理解できているのか、と集中して考えるのを忘れる。
整然と教えたいので、ついつい口数が多くなる。いつの間にか、教室の中で、自分の声だけが反響している時もある。
どっしりと構えて、何があっても対応を冷静に考えて、実行するように体を動かすことが必要なようだ。
そして、やるからには失敗を恐れずにチャレンジしてみよう。
一日ひとつでいい。これはと思う新しいアイデアを持とう。
失敗しても、気にしない。新しいことをやってみたことに、価値がある。もう一回、立て直そう。きっと次はうまくいくはずだ。
毎日が無事にすぎることより、ひとつ新しいことを見つけよう。そして、一日の終わりに楽しかったなと言える日を増やそう。
段取りよく、自分を高めることである。ひとつだけ、ひとつだけ、欲張るまい。それをどれだけ続けられるか、である。
-
- 明治図書