- 特集 子どもの身体を鍛えるリズムとテンポのある授業
- 巻頭論文
- リズム・テンポのある授業は子どもの中にリズムをつくる
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- 国語・音読でリズムをつくる
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- 国語・漢字指導でリズムをつくる
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- 算数・教科書を教えるリズムとテンポ
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- 体育・なわとびのリズムとテンポ
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- 体育・準備体操のリズムとテンポ
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- 体育・ボール運動のリズムをつくる
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- 英会話の授業でのリズムとテンポ
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- 低学年の授業のリズム
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- フラッシュカードで授業導入のリズムをつくる
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- 暗唱指導の重要なリズムとテンポ
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- 討論の授業のリズムをどうつくる
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- リズムとテンポを実感した授業例
- 「授業の流れを切らない」先輩女教師の圧巻授業
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- 特別支援学級のリズムとテンポのある授業
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- 「わかりそう」という心地よい緊張感がリズムとテンポを生む
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- 指名なし発表でのリズム
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- リズムとテンポを意識したきっかけ
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- 特別支援の児童のためのリズムとテンポ
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- 夏休み教材研究の技
- 夏休み教材研究の技・解説
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- 図書館の活用
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- 博物館・科学館の活用
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- 旅の途中の資料集め
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- インターネットの資料集め
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- 男の先生と、女の先生
- シーンとする教室
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- TOSSデー報告2008
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 子どもの事実の重み
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 育休中に進化する女教師「クレシェンド」
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- 高段者へのインタビュー
- 荒れた子ができそうと思った時、鉛筆を持つ
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- 〜木村重夫〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 学年主任クラスのベテラン女教師が次々と退職している
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 人生の大きな変化を乗り越える
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- すぐ使えるイラストページ
- 夏休み・暑中見舞いに使えるイラスト
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- 2学期めあてカード
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 保護者会・授業参観の工夫
- 1年生/1年生は、必ず全員を活躍させよう
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- 2年生/音楽で飽きない授業
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- 3年生/全員が活躍できる国語の授業
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- 4年生/味覚と脳の発達
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- 5年生/親子で対話のきっかけを
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- 6年生/チャンスを生かす授業
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- 中学生/生徒の日常を見せる
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- すぐ使えるファックスページ
- 早く終わった子へのちょっと難しい文章題
- 1年用/未知数と情報過多の問題
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- 2年用/よーく読んで答えよう!
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- 3年用/時こくと時間―解けるかな?
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- 4年用/「わり算」の文章問題の型を覚えよう
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- 5年用/算数・難問に挑戦!
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- 6年用/「なるほど!」と思えるちょっと難しい文章問題
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- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/学校生活は、旅立ちの準備
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- 高学年・中学校/情けは人のためならず〜人を助ける行動は、めぐりめぐって自分に返ってくる〜
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- 女教師流パソコン活用術
- 簡単、楽々、Publisherでカードや掲示物作成
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- 女教師データベース
- 学校行事は、どれだけ実施されているか
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 今できないことは教師になってもできない
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- 女教師のやる気まんまん
- 細くとも長くTOSSを続けていく
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- 子育て奮戦記
- 力のない教師だからこそTOSSで学び続けたい
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- 女教師・学校を動かす術
- 5分間模擬授業で授業の基礎を鍛える
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 正対する方向を間違えなければ、腕力はいらない
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- 女教師はまたまた見た
- 斯くしてあがるアドバルーン……、それを簡潔に、でも丁寧に、一つひとつ叩いていくのが、日々の教師の仕事なのである
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- 保健室奮闘記 (第38回)
- 家庭のやる気を引き出す魔法の言葉「10%の努力」
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式描画指導
- 「わたしのかお」
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- 〜クレヨン・パスで豊かに表現〜
巻頭言
子どもの事実の重み
本誌編集長 石川裕美
女教師はまじめである。勉強家でもある。他の人の情報に敏感でチェックもまめにする。良いと思うもの、役に立つものに対する感度はすこぶる高い。すぐにやってみようというチャレンジ欲も旺盛である。忙しいから、良いと思ったら即行動だ。
子どもも丁寧に見ている。教室の隅々まで目が行き届き、手いたずらをする子を、見逃さない。
少しでも、みんなそれを目指している。そのつもりでいる。知識や情報を役立てて、教室の実践に活かそうとするその志は高い。
勉強したことを、活かしたいと強く思う。たくさんの情報を得て教室に立ち、熱心に子どもの指導に励む。「ああ、これは、この間読んだことだ」というぴったりな現象に出会うと、力が入る。こうして自信をつけていく。
でも、そればかりでない時もある。情報通りではないじゃないか? 勉強した知識と違うじゃないか? 自分の経験や知識に当てはまらないと不安になり、もうだめだと悲観的になる。
その繰り返しが、日々やってくる。力をいれて、時間のやりくりをしながら、勉強もしているつもりなのに、なんで、目の前の問題が解決できないのか?
忘れているのだ。教室は生きていることを、子どもの成長は、変化してることを、一人ひとり違うということを。
自分のイメージに子どもを当てはめてはいけない。子どもたちを、まっすぐに見つめてみよう。行動を、素直に見てみよう。自分の中から突き動かされるもの、実感をもう一度、確かめてみよう。きっと景色が変わるに違いない。
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- 明治図書