女教師ツーウェイ 2008年9月号
子どもの身体を鍛えるリズムとテンポのある授業

N048

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女教師ツーウェイ 2008年8・9月号子どもの身体を鍛えるリズムとテンポのある授業

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2008年7月22日
対象:
小・中
仕様:
A5判 124頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもの身体を鍛えるリズムとテンポのある授業
巻頭論文
リズム・テンポのある授業は子どもの中にリズムをつくる
石川 裕美
国語・音読でリズムをつくる
大國 佐智代
国語・漢字指導でリズムをつくる
前田 周子
算数・教科書を教えるリズムとテンポ
赤石 賢司
体育・なわとびのリズムとテンポ
並木 孝樹
体育・準備体操のリズムとテンポ
鈴木 恭子
体育・ボール運動のリズムをつくる
桑原 陽子
英会話の授業でのリズムとテンポ
井戸 砂織
低学年の授業のリズム
星野 裕二
フラッシュカードで授業導入のリズムをつくる
手塚 美和
暗唱指導の重要なリズムとテンポ
勇 和代
討論の授業のリズムをどうつくる
鎌倉 輝美
リズムとテンポを実感した授業例
「授業の流れを切らない」先輩女教師の圧巻授業
荻野 珠美
特別支援学級のリズムとテンポのある授業
間嶋 祐樹
「わかりそう」という心地よい緊張感がリズムとテンポを生む
西野 一葉
指名なし発表でのリズム
森川 敦子
リズムとテンポを意識したきっかけ
片岡 夏紀
特別支援の児童のためのリズムとテンポ
小野 隆行
夏休み教材研究の技
夏休み教材研究の技・解説
石川 裕美
図書館の活用
豊田 典子
博物館・科学館の活用
吉原 尚寛
旅の途中の資料集め
小宮 美穂子
インターネットの資料集め
楢原 八恵美
男の先生と、女の先生
シーンとする教室
小倉 郁美
TOSSデー報告2008
谷岡 聡美
おすすめグッズ・整頓術
吉川 たえ
巻頭言
子どもの事実の重み
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
育休中に進化する女教師「クレシェンド」
根本 直樹
高段者へのインタビュー
荒れた子ができそうと思った時、鉛筆を持つ
石川 裕美
〜木村重夫〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
学年主任クラスのベテラン女教師が次々と退職している
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
人生の大きな変化を乗り越える
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
夏休み・暑中見舞いに使えるイラスト
浅野 美也子
2学期めあてカード
花本 亜由美
学年別・今月のおすすめ指導
保護者会・授業参観の工夫
1年生/1年生は、必ず全員を活躍させよう
倉持 郁子
2年生/音楽で飽きない授業
石川 敏子
3年生/全員が活躍できる国語の授業
佐藤 文子
4年生/味覚と脳の発達
亀山 真由美
5年生/親子で対話のきっかけを
関家 千恵
6年生/チャンスを生かす授業
本川 恵美子
中学生/生徒の日常を見せる
鈴木 美佐子
すぐ使えるファックスページ
早く終わった子へのちょっと難しい文章題
1年用/未知数と情報過多の問題
川原 奈津子
2年用/よーく読んで答えよう!
清水 洋子
3年用/時こくと時間―解けるかな?
梅田 悦子
4年用/「わり算」の文章問題の型を覚えよう
平田 真紀
5年用/算数・難問に挑戦!
乙津 優子
6年用/「なるほど!」と思えるちょっと難しい文章問題
阿部 梢
名作からの心の教育
低学年・中学年/学校生活は、旅立ちの準備
矢吹 優子
高学年・中学校/情けは人のためならず〜人を助ける行動は、めぐりめぐって自分に返ってくる〜
石富 敦子
女教師流パソコン活用術
簡単、楽々、Publisherでカードや掲示物作成
山田 恵子
女教師データベース
学校行事は、どれだけ実施されているか
石川 裕美
女子学生ただいま教師修業中
今できないことは教師になってもできない
池田 桃子
女教師のやる気まんまん
細くとも長くTOSSを続けていく
伊藤 由紀子
子育て奮戦記
力のない教師だからこそTOSSで学び続けたい
早川 尚子
女教師・学校を動かす術
5分間模擬授業で授業の基礎を鍛える
太田 聡美
中学女教師・腕力なき指導を目指して
正対する方向を間違えなければ、腕力はいらない
中野 智子
女教師はまたまた見た
斯くしてあがるアドバルーン……、それを簡潔に、でも丁寧に、一つひとつ叩いていくのが、日々の教師の仕事なのである
中川 とも子
保健室奮闘記 (第38回)
家庭のやる気を引き出す魔法の言葉「10%の努力」
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
酒井式描画指導
「わたしのかお」
神谷 祐子
〜クレヨン・パスで豊かに表現〜

巻頭言

子どもの事実の重み

本誌編集長 石川裕美


 女教師はまじめである。勉強家でもある。他の人の情報に敏感でチェックもまめにする。良いと思うもの、役に立つものに対する感度はすこぶる高い。すぐにやってみようというチャレンジ欲も旺盛である。忙しいから、良いと思ったら即行動だ。

 子どもも丁寧に見ている。教室の隅々まで目が行き届き、手いたずらをする子を、見逃さない。

 少しでも、みんなそれを目指している。そのつもりでいる。知識や情報を役立てて、教室の実践に活かそうとするその志は高い。

 勉強したことを、活かしたいと強く思う。たくさんの情報を得て教室に立ち、熱心に子どもの指導に励む。「ああ、これは、この間読んだことだ」というぴったりな現象に出会うと、力が入る。こうして自信をつけていく。

 でも、そればかりでない時もある。情報通りではないじゃないか? 勉強した知識と違うじゃないか? 自分の経験や知識に当てはまらないと不安になり、もうだめだと悲観的になる。

 その繰り返しが、日々やってくる。力をいれて、時間のやりくりをしながら、勉強もしているつもりなのに、なんで、目の前の問題が解決できないのか?

 忘れているのだ。教室は生きていることを、子どもの成長は、変化してることを、一人ひとり違うということを。

 自分のイメージに子どもを当てはめてはいけない。子どもたちを、まっすぐに見つめてみよう。行動を、素直に見てみよう。自分の中から突き動かされるもの、実感をもう一度、確かめてみよう。きっと景色が変わるに違いない。

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