- 特集 “超有名実践”を我が物に!追試のコツ16
- 巻頭論文
- 超有名実践〜先行研究を修正追試する文化を〜
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- 国語
- 話す領域:「向山実践・卒業式の呼びかけ指導」
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- 聞く領域:「聞く楽しさ」が実感できる「鉛筆対談」
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- 書く領域:評定をするから子どもの文章が激変していく
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- 読む領域:『俳句の授業〜上海市実験学校で』を追試する
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- 言語事項:授業のシステム化が熱中を生む
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- 社会
- 三年単元:知的で楽しい社会科授業開きをしよう
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- 四年単元:昔の暮らしを体験によって理解させる
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- 五年単元:簡明の原則に裏付けされた「サイクル図による環境教育」
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- 中学単元:大切なことは説明しない・作業指示で授業を組み立てる
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- 算数
- 数量:「4+2の授業」に熱狂!
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- 図形:図形の問題は長さを正確に示すこと
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- 文章問題:「何の話ですか」の誤解
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- 理科
- 三年単元:「じしゃく」
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- 四年単元:向山実践「乾電池と豆電球
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- 五年単元:理科は感動!そして思考!
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- 六年単元:向山実践「豆電球」の授業から二つの原則を応用する
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- 教師の仕事術―無駄を省きポイントをおさえる
- まとまった時間なんてない!
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- 放課後も忙しい女教師の仕事術
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- ちょっとした知恵でできる時間の節約
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- 短時間で終了させる学年会
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- 「その場主義」で図工の時間に作品の処理を行う
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- 仕事はその場で、二割主語 最初に一年間分やる・決める
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- 男の先生と、女の先生
- プール指導
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- TOSSデー報告2008
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 先行研究にあたり活用できる力をもつ
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 女教師の行動力に助けられる
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- 高段者へのインタビュー
- 若いころから周りに鍛えられら修業の結果
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- 〜河田孝文〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 担任が変われば、子どもは変わる
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 京浜教育サークルでの学びは、私の指針だった
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- すぐ使えるイラストページ
- 一言連絡カード
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- 季節の植物
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 通知表の所見例
- 1年生/グレーゾーンの子ども
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- 2年生/子と親と教師をつなぐ
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- 3年生/原則と準備でばっちり
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- 4年生/会話や描写で生き生きと
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- 5年生/行事はネタがいっぱい
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- 6年生/その子の姿に具体的なメッセージとエールを届ける所見を
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- 中学生/具体的なエピソードで綴る
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- すぐ使えるファックスページ
- 「語彙力アップ」クロスワードパズル
- 1年用/あれ?これって何が入るかな
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- 2年用/「格言」だんごを「串」に通そう
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- 3年用/漢字二字熟語クロス
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- 4年用/「安全なくらし」をまとめる
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- 5年用/三文字熟語を作ろう
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- 6年用/四字熟語クロスワード
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- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/150年経っても輝き続けるアンデルセンの童話
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- 高学年・中学校/「ギルガメシュ王ものがたり」
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- 女教師流パソコン活用術
- スキルアップのチャンスを生かす
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- 女教師データベース
- 総合的な学習大改革…新指導要領の英語科の取り組み、その実態
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 出会いが人を成長させる
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- 女教師のやる気まんまん
- サークルで挑戦し続けることの大切さを学んだ
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- 子育て奮戦記
- 子連れサークルは私の元気のもと
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- 女教師・学校を動かす術
- 「習得」のシステムは「子どもの事実」から
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 今できる精一杯の笑顔で信頼関係を築く
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- 女教師はまたまた見た
- 「定時制で、絶対荒らさない学年を作る!」狂気のような夢を描く
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- 保健室奮闘記 (第37回)
- 「ひとりじゃないよ。相談しよう」とは、子どもたちの保健室評!?
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式ニューバージョン
- 「ブレーメンの音楽隊」
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- 〜お話の絵を楽しく豊かに表現〜
巻頭言
先行研究にあたり活用できる力をもつ
本誌編集長 師尾喜代子
最近は学校の説明責任の一つとしてか学校公開、授業参観が増えています。私は前任校に6年勤務し、6学年のすべてを担任しました。また、同じ子どもたちを4年間学年主任として見てきました。かなり珍しいことと思います。
4年間の中で、本当に多くのTOSSの実践ができました。逆にいえば、TOSSの実践がなければ、この4年間は持ちこたえられなかったと確信します。
「授業参観は普段の授業を見せればよい」とはいっても、せっかく保護者が見ているのですから、保護者を巻き込むしかけを入れたいところ。見ている側も毎回同じような授業では面白くないでしょう。
1年生で五色百人一首を見せたときの保護者の驚きは大変なものでした。やり方を学年の先生方にも伝え、他のクラスでも取り組むようになりました。2年生で五色百人一首大会に出た子が、2位をもらったこともありました。
先日、ペーパーチャレランの研究成果を発表された慶應義塾大学医学部の根本隆洋先生とお会いしました。「赤鉛筆指導」は「エラーレスラーニング」といって、医学的にも立証される学習法と聞きました。効果的な学習は理にかなっていることを実感しました。
TOSSにある多くのツールを知っていること、子どもたちの実態に合わせて、それらを活用できることが教師生活を楽しめる秘訣です。向山先生をはじめ多くの実践者たちが、築き残してくれた価値ある実践や研究を、今現場で活用すべき時です。
「知は力」なのです。知っていて、活用できることが何より子どもの力を伸ばすことにつながります。
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- 明治図書