女教師ツーウェイ 2008年5月号
新学期開きの3週間―するべき仕事のリストアップ

N046

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女教師ツーウェイ 2008年4・5月号新学期開きの3週間―するべき仕事のリストアップ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2008年3月24日
対象:
小・中
仕様:
A5判 124頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新学期開きの3週間―するべき仕事のリストアップ
巻頭論文
一年を見通しての三週間を考える
石川 裕美
ここまで付けたい学習習慣
国語/討論の授業を目指した布石をうつ
小宮 美穂子
算数/全員に徹底させることが何より大事
八和田 広子
理科/理科好きな子どもを育てる理科室利用の仕方と授業のシステムを作る三週間の指導内容リスト
川中 朋子
社会/追試のなかで資料活用の学習習慣を付ける
吉田 晴美
生活/学校探検に向けて、学校生活でのルールを教えよう
後藤 直美
総合/新教育課程目前! 英会話・コンピュータ学習で子どもに力を付ける
勇 眞
体育/一年間続けられる仕組みを
渡辺 喜男
教科書・ノートの使い方指導
塩苅 有紀
教室のルール・徹底させたい項目
関家 千恵
係・当番活動活性化の方策
伴 佳代
特別支援児童への配慮
末廣 真弓
児童調査票からの子ども理解
君島 幸紀子
グループの作り方・活用法
衣笠 めぐみ
机・ロッカーの整理術
中村 友美
教室掲示計画
飛松 恵美子
荒れたクラスを引き継いだ時の重点
神谷 祐子
行事への見通しと準備
阪本 千珠
保護者対応・保護者会の準備
田中 香織
中学校・学年体制のポイント
担任間の意思疎通の上で、仕事を進めていく
進士 かおり
早め早めの提案で一カ月先を見通して仕事を進めていく
坂井 ふき子
中学校・学年行事の取り組み
伊藤 和子
中学校・生活指導ルールの徹底
野々村 由美
男の先生と、女の先生
笑顔
小倉 郁美
兵庫くすくすML活動報告
福井 三千穂
おすすめグッズ・整頓術
松村 雪子
巻頭言
一点を追いかけて
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
長期間にわたって自己変革を求め続ける
吉田 高志
高段者へのインタビュー
話題はいつも楽しく、子どもの話もとても楽しそう!
石川 裕美
〜星野裕二〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
いいとこ取りだけでは実力はつかない
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
向山学級参観記
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
春のイラスト
浅野 美也子
欠席者への連絡カード
辻野 裕美
学年別・今月のおすすめ指導
学習習慣をこう付ける
1年生/「指示+確認+褒め言葉」のセットで賢い子どもたちに!
松本 久美子
2年生/初めての学級担任でも心配は要らない
石井 純子
3年生/たとえ五分でも授業は始業式当日から始める
乙野 倫子
4年生/日記を続ける
小野 真弓
5年生/指書きとノートをとること
小松 裕明
6年生/すべての伸びは文字から始まる
三澤 雅子
中学生/出会いの授業から返事と名前の指導が始まる
中野 智子
すぐ使えるファックスページ
年度実態調査計算
1年用/実態を把握し指導の戦略を立てる
糟川 恵美
2年用/1年生の学習は身に付いているかな
土橋 美香
3年用/九九の定着率を把握し、一年間かけてさらに習熟させる
片岡 夏紀
4年用/かけ算わり算を段階的にチェック
谷岡 聡美
5年用/5年生スタート時の学力を把握しよう
藤井 伸子
6年用/「つまずいているのはどこか?」子どもが自分で見つける
佐藤 郁子
名作からの心の教育
低学年・中学年/「二ひきのかえる」から学ぶけんかについて考えよう〜けんかをする前に「まてまて…」〜
岡 惠子
高学年・中学校/どちらの行き方がいい?〜「クリスマスカロル」を読んで〜
君島 幸紀子
女教師流パソコン活用術
データ活用で、忙しい四月を乗り切る!
宇多 幹子
女教師データベース
自分の地域のやり方が、いつの間にか常識になっている調べてみると、面白い全国の実態!
石川 裕美
女子学生ただいま教師修業中
礼を正すことのできる女教師を目指す
馬田 望
女教師のやる気まんまん
サークルは、やる気まんまんで頑張れる「元気の源」である
井戸 砂織
子育て奮戦記
職場復帰へ向けて、ささやかな三つの挑戦
早川 尚子
女教師・学校を動かす術
「ゲストティーチャー」を活かすプロの技を磨け!
太田 聡美
中学女教師・腕力なき指導を目指して
言ったらさせる、できたら褒める!
西野 一葉
女教師はまたまた見た
まずは「志を同じくする二人と手をつなぐ」こと
中川 とも子
保健室奮闘記 (第36回)
松島流・保健指導教具第一弾「歯の模型」五〇〇本作ったどぉぉぉ!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
酒井式ニューバージョン
「シャボン玉」
神谷 祐子
〜たらしこみの技法で楽しく表現〜

巻頭言

一点を追いかけて

本誌編集長 石川裕美


 子どもの成長は早い。どの子にも力をつけてやりたいし、元気でいてほしい。これが教師の願い。

 でも、毎日その願いを念頭に置いているのか? そう言い切れるほど、日々緊張感を持っているのか? 教師の心構えより、ずっと早く子どもは進んでいっている。

1.毎日、全員を褒める。

2.

全員が、一回は声を出せるようにする。

3.

子どもが帰った後、全員の今日の行動が思い出せる。

4.

今日の授業の一時間分を思い出せる。

5.

できないことができるようになった子がいる。

6.

今日の授業でやった漢字は、全員が書けている。

 こうした具体的なことの積み重ねである。

 毎日、今日の授業は何をしようか? 算数の教科書は、どこまで進んだか? まるで、日々の機械的な繰り返しになっていないか?

 足を止めて、今日の自分を振り返ってみよう。あれもこれも、だめだったことがわかる。

 今度こそ、明日はやってみよう……そう思っても、朝起きると、また同じ毎日の繰り返しである。

 気がついたら、自己嫌悪に陥り、自分はちっともできていない教師だと、落ち込む。この繰り返し。

欲張らないことだ。今日の一時間を大事にしよう。今日のこの一時間を精一杯に努力してみよう。

 具体的なことも、どれか一つでいい。しかし、それにはこだわろう。何と言っても、こだわろう。

 自分が一番納得できる、たった一つを毎日毎日積み重ねてみよう。

 超越した教師なんか、どこにもいないはずである。

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