女教師ツーウェイ 2005年7月号
臨界期までに身に付けさせたい「しつけ」総ざらい

N029

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女教師ツーウェイ 2005年6・7月号臨界期までに身に付けさせたい「しつけ」総ざらい

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2005年5月23日
対象:
小・中
仕様:
A5判 122頁
状態:
絶版
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目次

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特集 臨界期までに身に付けさせたい「しつけ」総ざらい
巻頭論文
しつけの大事さ
石川 裕美
臨界期までにどうしても身に付けさせたいしつけと学習習慣
高学年担任で痛感したしつけ不足
しつけのポイントが理解できていない
松藤 司
生活する力の積み上げが大事
山下 理恵
自分勝手に生きてきた子どもたち
臼井 俊男
時と場に応じた言語使用をさせること
和歌 千明
約二年、靴をしっかりしまえるようになるまで
青木 勝美
高学年から、何とか挽回したしつけ術
高学年では遅すぎるが、教師が指導しなければならない
松本 俊樹
教科書チェックと箇条書きの指導
宮城 正宣
「納得」「モデル」「システム」「ほめる」
田村 治男
「引き出しに常に本」「隙間時間の活用」「読書量の確認」
小林 能和
「きちんと提出する」ということの大切さを教える
山口 きみ子
臨界期までにしつけたい学習習慣
文字を丁寧に書く子は大きく成長する
細羽 朋恵
ノート指導を通して「ていねいさ」を育てる
守山 直樹
「丁寧」は臨界期までに身に付けさせたい
山崎 一樹
大切な学習習慣
石富 敦子
低学年のうちに聞く力を付ける
水野 彰子
臨界期までにしつけたい生活習慣
低学年では基本的な学校生活の習慣を
遠藤 真理子
あいさつと後始末をしつける
上木 朋子
席を離れる時には、椅子を入れる
田村 ちず子
たかが「いす」「掃除道具」されど…
鎗田 貴子
素直さと我慢強さを身に付ける
辻野 裕美
中学校これは助かる小学校からの学習習慣
学校は勉強するところ、授業中は勉強する時間
月安 裕美
おもちゃ筆箱をなくし、勉強のための筆箱を
向井 ひとみ
この習慣で大きな差が出る
山岡 智子
机の前に座る習慣が家庭学習の習慣につながる
坂井 ふき子
下敷き・鉛筆・ミニ定規を定番にしてほしい
佐々木 尚子
中学校これは助かる小学校からの生活習慣
部活動に適応できる生活習慣を身に付けておく
伊藤 和子
しつけの三原則が守れること
進士 かおり
中学生になっても残る生活習慣
西邑 裕子
ぞうきんが洗える子ども
小川 晶子
最後まで、きちんと話せること
西野 一葉
誰にも聞けないしつけのこだわり大公開
若葉マーク先生のドタバタ日記
あとでやろう…ではなく、すぐやろう
浅野 美也子
グラビア
第2期女教師☆向山型算数DEEP研究会活動報告
二瓶 祐子
教室にあると便利なもの・便利な掲示 (第9回)
小澤 恵
巻頭言
愚痴は言いはじめると、とまらない
石川 裕美
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
我流の女性教務主任、研究主任は、学校を沈滞させる
向山 洋一
すぐ使えるファックスページ
算数ぬりえシリーズ
1年用/「さかな」は「ひき」と数えます
山田 正和
2年用/誰でもできる!かんたん算数パズル
佐藤 郁子
3年用/何かな、何かな?
浅野 あけみ
4年用/何が出てくるかな?
田中 裕美
5年用/四角形の中から台形を見つけよう
奥井 利香
6年用/あじさいに色をぬろう
下山 てるみ
すぐ使えるイラストページ
低学年動物キャラ
平本 かおり
運動会
後藤 あゆみ
夢とのギャップを乗り越える20代
狂気する勇気
平山 優希
家庭との両立を目指す30代
30代でとびこんだ障害児教育!
近江 利江
学校の重責をスマートにやりこなす40代
1回のチャンスを濃いものにする
北山 広子
教育改革を乗り切る50代
TOSSで学び続けていれば怖くはない
佐藤 貴子
読み聞かせ文庫
低学年/雨の日に咲く花
池田 千早
高学年/幸せの青い鳥
佐々木 静
女教師授業修業への道
褒めることに絞って修業する
八幡 加奈子
女教師のやる気 (第9回)
女教師の病気と弱気とやる気
藤崎 久美子
女教師は見た (第9回)
人生初体験〜一人で講座に参加する〜
赤木 雅美
保健室奮闘記 (第19回)
「TOSS養護教諭ネットワーク」立ち上げに向けて!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
酒井式描画指導
屋根の上の白い猫
田中 裕美

巻頭言

愚痴は言いはじめると、とまらない

本誌編集長 石川裕美


 人によっては、話し方がさわやかな場合と、聞いていられない場合がある。話し言葉はその人を表す。いつだって不満を全身に表し、人を批評している人がいる。苛立ちはあふれ出て、まわりじゅうに散らばっていく。

 ベテランになればなるほど、人のミスが目にとまる。同じことを言っても、心地よい語りになる人と、そうでない人がいる。

 なんでも我慢するのが良いとは言わない。だがいつもマイナスに受け取り、怒りばかりを訴えれば、ついつい話をしたくなくなる。

 子どもだって、それはわかるものである。

 明るいのが一番である。力がなくても、明るく子どもに話しかけることができるだけでよい。

 周りを見渡そう。せっかくの職場、何を好き好んでつまらなくしているのか。

 何事も、プラス方向に進んでいければ良い。素直に人の意見に耳をかたむけ、真摯に努力する。

 うまくいかなくてもいいのである。日々、少しずつ積み重ねよう。それはきっと身になるはずである。

 うまくいかない時、指導が空回りした時、イライラして必要以上に叱ってしまった時、落ち込むより、深く反省するより、新しい気持ちで明日出直そう。深呼吸をして、楽しそうな授業を探し、気持ちを切り替え、明るく出直そう。

 そのほうが深く反省するより、ずっと効果がある。子どもは毎日新しい。我々より新しい。

 職場の小さなマイナス面を見るより、子どもたちの中の、小さなプラス面を見つけるほうがどれだけいいかわからない。気持ちの切り替えが、最後は勝利を生み出すのである。

 子どももきっとついてくる。

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