女教師ツーウェイ 2005年1月号
苦手意識ふっとばす“理科・体育”の工夫

N026

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女教師ツーウェイ 2005年12・1月号苦手意識ふっとばす“理科・体育”の工夫

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2004年11月22日
対象:
小・中
仕様:
A5判 122頁
状態:
絶版
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目次

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特集 苦手意識ふっとばす“理科・体育”の工夫
巻頭論文
教材研究、苦手意識をふきとばし、徹底的に追究しよう
石川 裕美
苦手意識を克服するポイント集!―この授業に挑戦
この目で見た向山サッカー
師尾 喜代子
体育・体ほぐしの楽しいバージョン
鈴木 恭子
跳び箱運動―単調にならないためのバージョンアップ
根津 盛吾
ポートボール・ドッジボールゲームのアイデア
渡辺 喜男
確実に上達する段階式なわとび指導
小田 哲也
バスケットボール基本練習のアイデア
村田 斎
高学年体育の悩み解決
並木 孝樹
理科実験の指導のポイント
大堀 真
理科室の管理・使い方
小森 栄治
理科・苦手意識を持つ教師へのアドバイス
小林 幸雄
五年の実験の重点ポイント
善能寺 正美
六年の実験の重点ポイント
井上 朋子
卒業単元・学年末単元だからこそ一度はやってみたい授業
感動的な授業はこうして生まれた
浅川 清
最後の授業こうして組み立てる 3年
今年最後のメッセージを
吉田 真弓
20歳の自分に手紙を出そう
寺田 真紀子
最後の授業こうして組み立てる 4年
二分の一成人式で節目づくり
木村 暁子
学年の最後には1年間学びのすべてをぶつける
畑屋 好之
最後の授業こうして組み立てる 5年
最後の授業も、TOSSランドから
横崎 邦子
「春」の追試で成長を実感
小室 由希江
6年・卒業前に思い出になるこの授業
「一粒の豆」より親子の絆を考える
山下 恵子
最後の授業参観
有村 紅穂子
「選ばれし者・奇跡の人」の授業
石井 研也
年度末に作成する簡単文集のつくり方
文集にするまでの手順
楢原 八恵美
低学年原稿づくりの指導
二瓶 祐子
表紙のアイデア
佐藤 則子
思い出に残るクラスページ
水野 彰子
作文を書かせる上での注意点
長尾 友映
卒業文集の作成手順
大國 佐智代
若葉マーク先生のドタバタ日記
資料のよみとりはノートに
浅野 美也子
グラビア
第3回全国女教師ML模擬授業大会
星野 昌子
教室にあると便利なもの・便利な掲示 (第8回)
梅垣 紀子
巻頭言
苦手は、自分で決めている
石川 裕美
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
元気を分かち伝えられる教師になってほしい
向山 洋一
すぐ使えるファックスページ
朝学習、隙間時間の漢字学習パズル
1年用/よう日のかん字はどこ?
小野 真弓
2年用/漢字パズルを解いて、宝をとりもどそう!
湯泉 恵美子
3年用/正しい送りがなを見つけよう
倉持 郁子
4年用/漢字なぞなぞ計算
石山 弘子
5年用/漢字とカタカナは仲良し?
岡 惠子
6年用/バラバラな漢字で、熟語づくり
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
冬の虫
亀田 素子
学習道具の飾り罫
後藤 あゆみ
夢とのギャップを乗り越える20代
教師が変わらなければ、子どもは変わらない!!
星 美穂子
家庭との両立を目指す30代
子育て期は無理をしない
矢吹 優子
学校の重責をスマートにやりこなす40代
TOSSを知っているからこそ元気にできる学校運営
堤 緑
教育改革を乗り切る50代
最先端の情報にアンテナを
山口 美智子
読み聞かせ文庫
低学年/名前には意味が込められている
前田 あかね
高学年/友情こそ、かけがえのない財産
島 まゆみ
女教師のやる気 (第6回)
「旅は道連れ」は、やめられない
藤崎 久美子
女教師は見た (第6回)
どんな小さいことにも意味があり奥が深い!
芝田 千鶴子
保健室奮闘記 (第16回)
保健室の先生、特別支援教育に携わる!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
佐藤式楽しい工作
「おしゃべりの達人」追試(3年)
小澤 恵

巻頭言

苦手は、自分で決めている

本誌編集長 石川裕美


 各地で模擬授業が盛んになっている。女教師だけの模擬授業大会は、今年も無事に終了した。

 人の前で授業するのは、最初は、足がガクガクし、のどが渇き、つらいものである。審査をされると、自分の授業に様々コメントされて、また落ち込んだり、何でうまくいかないのか、いらだったりする。あこがれの授業を夢見るが、なかなか手が届かない。それを乗り越えて練習すれば、いつか突き抜ける時は、必ず来る。

 女教師はまじめで、いっしょうけんめいである。だから、ささいなことが気になるが、細かい気配りには、すぐれている。

 授業だけでなく、日常の仕事も丁寧で、完璧を目指す。だから、自分の範疇で物事を考えやすい。自分は正しい……と思い込みやすい。そこから出発するから、失敗や批判にめっぽう弱い。

 問題は、毎日押し寄せる。「ああ何事もなかった」と安堵できる日は、そうはない。

 一年も終わろうとしている。日々の問題は、どこから起こるのか、不満は、どこから生まれているのか、立ちどまり、分析をしてみる。次にどんな策が必要か、考えてみる。自分で一人悩んで、自分で決めているのではないか……。時には、もっと大きな視野で、自分の仕事を考えよう。失敗や、間違いをしないようにするのではなく、一つひとつ、挑戦し、毎日積み重ねていくことに転換する。

 苦手だと自分で決めずに、手を出してみよう。わずかな挑戦が、視野を広げるのである。

 苦手克服は、自分の一歩から始まる。やってみたら、意外にできることかもしれない。

 ほんの一ミリの勇気を出して、挑戦していこう。

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