- 特集 苦手意識ふっとばす“理科・体育”の工夫
- 巻頭論文
- 教材研究、苦手意識をふきとばし、徹底的に追究しよう
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- 苦手意識を克服するポイント集!―この授業に挑戦
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- 確実に上達する段階式なわとび指導
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- 五年の実験の重点ポイント
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- 感動的な授業はこうして生まれた
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- 20歳の自分に手紙を出そう
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- 学年の最後には1年間学びのすべてをぶつける
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- 最後の授業も、TOSSランドから
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- 「春」の追試で成長を実感
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- 6年・卒業前に思い出になるこの授業
- 「一粒の豆」より親子の絆を考える
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- 最後の授業参観
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- 「選ばれし者・奇跡の人」の授業
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- 低学年原稿づくりの指導
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- 表紙のアイデア
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- 思い出に残るクラスページ
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- 卒業文集の作成手順
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- 資料のよみとりはノートに
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- 教室にあると便利なもの・便利な掲示 (第8回)
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- 巻頭言
- 苦手は、自分で決めている
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 元気を分かち伝えられる教師になってほしい
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- 朝学習、隙間時間の漢字学習パズル
- 1年用/よう日のかん字はどこ?
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- 5年用/漢字とカタカナは仲良し?
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- 6年用/バラバラな漢字で、熟語づくり
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- 保健室の先生、特別支援教育に携わる!
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- 「おしゃべりの達人」追試(3年)
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巻頭言
苦手は、自分で決めている
本誌編集長 石川裕美
各地で模擬授業が盛んになっている。女教師だけの模擬授業大会は、今年も無事に終了した。
人の前で授業するのは、最初は、足がガクガクし、のどが渇き、つらいものである。審査をされると、自分の授業に様々コメントされて、また落ち込んだり、何でうまくいかないのか、いらだったりする。あこがれの授業を夢見るが、なかなか手が届かない。それを乗り越えて練習すれば、いつか突き抜ける時は、必ず来る。
女教師はまじめで、いっしょうけんめいである。だから、ささいなことが気になるが、細かい気配りには、すぐれている。
授業だけでなく、日常の仕事も丁寧で、完璧を目指す。だから、自分の範疇で物事を考えやすい。自分は正しい……と思い込みやすい。そこから出発するから、失敗や批判にめっぽう弱い。
問題は、毎日押し寄せる。「ああ何事もなかった」と安堵できる日は、そうはない。
一年も終わろうとしている。日々の問題は、どこから起こるのか、不満は、どこから生まれているのか、立ちどまり、分析をしてみる。次にどんな策が必要か、考えてみる。自分で一人悩んで、自分で決めているのではないか……。時には、もっと大きな視野で、自分の仕事を考えよう。失敗や、間違いをしないようにするのではなく、一つひとつ、挑戦し、毎日積み重ねていくことに転換する。
苦手だと自分で決めずに、手を出してみよう。わずかな挑戦が、視野を広げるのである。
苦手克服は、自分の一歩から始まる。やってみたら、意外にできることかもしれない。
ほんの一ミリの勇気を出して、挑戦していこう。
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- 明治図書