心を育てる学級経営 2007年3月号
学び合い助け合いで「心」を繋ぐ

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心を育てる学級経営 2007年3月号学び合い助け合いで「心」を繋ぐ

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2007年2月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学び合い助け合いで「心」を繋ぐ
提言・学び合い助け合いを阻害しているもの
他人よりも自分を志向させた風潮
山下 政俊
善意が裏目にでる場合
戸田 有一
「教師の無知」が阻害の原因
槇田 健
授業のまずさが一番の原因である
吉川 廣二
できない子をできるようにする教師の存在が必要である
甲本 卓司
学級崩壊の兆候―反抗型か馴れ合い型か
本人も気づかない「馴れ合い」型の学級崩壊
駒井 隆治
原因はまず教師自身にあると思え 発見方法と治療方法を常備せよ
藤崎 久美子
馴れ合い型の学級崩壊の兆候は、まず、呼び方に現れる
岡田 健治
学び合い助け合うクラスになっているか・小学校一年間の総括
記憶は、記録することで記憶に残る
田村 治男
日々の学級経営こそが大切だ
平松 孝治郎
学び合い助け合っていないクラスから学び合い助け合うを考える
西 雄一郎
学び合い助け合うクラスになっているか・中学校一年間の総括
年度末に学級をふりかえるチェックリスト
川神 正輝
あせらずに一手ずつ進める
間 英法
「確認」によって生徒の関わり合い増やす
大北 修一
学級づくりにおける子ども理解―グループの傾向と個別理解
学級でまず一つ共有できるものを
菅野 康一
いじめに歯止めをかけることができるのは教師だけである!
小林 幸雄
生徒と過ごす時間を少しでも長くすることが出発点
櫛引 丈志
各教科における学び合い助け合いの点検
学級のみんなとやるから、効果が出る 〜国語科学び合い助け合いの点検
勇 和代
討論・イベントで学び合う
師尾 喜代子
知的で楽しい授業と統率力
森川 敦子
教科指導をしながらする、3点の点検項目
山田 高広
学び合い助け合うクラスをこう創る
教師が意図的に積み重ねよ
八和田 清秀
「成長したい」と願う子どもを育てる
太田 聡美
キー・コンピテンシーを育てる学級経営のすすめ
伏島 均
楽しいクラスをみんなで創る (第12回)
異年令集団の学び合い助け合いで「心」を繋ぐ
岩田 一彦米田 豊
心を育てる言葉かけ
これは、ノー文句で覚える!
長瀬 荘一
子どもを守る学級の危機管理 (第12回)
下学年/問題が起きたら、「どうなったらいいか」を考えよう
漆山 仁志
上学年/崩壊した学級を建て直す(4)
大谷 和明
中学校/《荒れ》がある子がいる模擬授業で、生徒指導の技量を伸ばす
染谷 幸二
学級の集団意識の高め方 (第12回)
小学校/「全員遊び」がついにできた
田口 広治
中学校/教室で必要なことは「明るい上にも明るいこと」
向井 ひとみ
学級をまとめる統率力を磨く (第12回)
小学校/「叱り方の原則」に書けなかったこと
水野 正司
中学校/「学ぶ」以外に道はない
長野 藤夫
学力形成としての集団思考 (第12回)
集団思考のドラマをつくる「指さし」のプロ(専門職性)
深澤 広明
編集後記
江部 満

編集後記

○…北海道と福岡でいじめを苦にした児童・生徒の自殺が相次ぐ中、いじめによる自殺行為が七年連続「ゼロ」とする文科省の統計に疑問が出ている、と新聞が報じています。他方、一昨年一年間に全国の警察が摘発、補導したいじめに絡む小・中・高校生による暴行などの事件は、三年連続で増加し、過去十年間で二番目に多い一六五件(前年比四件増)に上ることが、警察庁の十月二十日のまとめで分かった、と新聞は報じています。摘発、補導された人数は、前年より一〇人多い三二六人。うち中学生が二四〇人と七割以上を占め、高校生は六三人、小学生が二三人となっています。

○…いじめた理由(複数回答)は、「力が弱い、無抵抗だから」が全体の二七・三%で最も多く、「いい子ぶる、生意気」が二七・〇%、「よくうそをつく」が一一・七%、「態度・動作が鈍い」が一一・三%となっています。被害者二〇三人のうち六割以上が「誰かに相談した」と回答。相談相手は保護者が四一・九%で最多。教師の三一・五%、警察など相談機関一三・八%、友人の三・〇%とつづいています。

○…文科省は「キレやすい子ども」の問題を研究するための研究会を設けているそうですが、人間関係が疎遠で共同体が崩壊していると言われている時代に、大人の人間関係作りが下手になっていることが、子どもに影響しているのではないか、という指摘もあります。別の意見として、不登校になる子どもの八割はいじめが原因とし、教師や家庭から子どもを助ける意識が薄れているのではないかとする批判も出ています。

○…「教師こそがいじめをなくせる」と主張しているのは向山洋一氏です。そのために教師はどのような闘い方をすればよいのかを考えるのが、本号の特集です。

(江部 満)

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