心を育てる学級経営 2006年10月号
学校給食を「食育」の充実で生かす

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心を育てる学級経営 2006年10月号学校給食を「食育」の充実で生かす

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2006年9月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学校給食を「食育」の充実で生かす
提言・「食育基本法」の考え方を生かす
朝食をしっかり食べる子はなぜ成績がよいか
明石 要一
食の自己管理能力を育てる
金子 佳代子
食育を通して自己管理能力を育てる
平野 直美
感謝する気持ちを大切に
吉川 廣二
学校で「食育」にどう取り組んでいくか
食育推進プロジェクト「食育テキスト」を効果的に活用する
河田 孝文
全体指導計画、年間計画を作成することを通して、共通理解を図る
戸井 和彦
キーワードは、「健康」と「道徳」
大江 浩光
保護者に「食育」をする
松原 大介
学力を保証するために教師が授業をする・教科書をつくる
橋 薫
「食育」を生かす給食指導のヒント
給食時間の始めに栄養素を学び、納得して食べる
伴 佳代
毎日ごはんが食べられることに感謝する
森川 敦子
栄養士との連携と「帯」という意識
田村 治男
食育のキーワードを給食時間に繰り返す
並木 孝樹
「かみかみメニュー」の日に「かむこと」を意識させる授業を実施しよう!
松本 俊樹
世間話よりも「食」の話で会話を心がける
坂井 ふき子
「食育」指導で家庭との連携・協力
知ることは、変わることの前提である
山田 一
気になる家庭には機会をみつけて直接お願いする
山岡 智子
多くは求めない。一点突破的なアプローチが生徒と保護者の意識を変える
染谷 幸二
偏食・肥満児指導のヒント
過食はライフスキルで改善できる
川口 達実
向山洋一氏の「砂糖の害の話」の授業化をする
東田 昌樹
子ども自身の食べ方を考え直させた3つの質問
奥田 純子
低学年にこそ知識を 高学年にこそ体験を
山田 洋一
「食育」を通して感謝の心を教える道徳の授業
先人は食料確保を優先し、健康と感謝の行事を繰り返してきた
吉川 誠仁
米の歴史・苦労・言葉を教えて感謝の心を育てる
豊田 亮平
「調理場からの愛情」を伝える
芝勢 雅子
楽しいクラスをみんなで創る (第7回)
熱中する・集中する授業で楽しいクラスを創る
田口 忠博
心を育てる言葉かけ
名前は、親からもらった大切な宝物
甲本 卓司
子どもを守る学級の危機管理 (第7回)
下学年/低学年の荒れた学級の担任になったら……その3
漆山 仁志
上学年/教室の障がい児・やんちゃたちとどう向き合うかA
大谷 和明
中学校/不幸な事件を繰り返さないために、中学教師として語り続けなければならないことがある
染谷 幸二
学級の集団意識の高め方 (第7回)
小学校/「遊び」の中で、子どもは育つ
田口 広治
中学校/仲良しグループからクラス全体の活動へ その二
向井 ひとみ
学級をまとめる統率力を磨く (第7回)
小学校/すぐれた学級経営のイメージはどこにあるのか
水野 正司
中学校/「ドラマ」を仕掛けよ
長野 藤夫
学力形成としての集団思考 (第7回)
授業における班の意義と班活動の位置
深澤 広明
編集後記
江部 満

編集後記

○…昨年「食育基本法」が制定されたこともあって、戦後五十年を迎えた学校給食の在り方が注目されています。基本法の前文では、『子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている』としています。

○…現場から戸井和彦氏が指摘されているように、最近の子どもたちを取り巻く食の現況は大きく変わってきているようです。「肥満気味の子の急増に見られるような生活習慣病の急増、キレる子と食生活の関係、心身の健康と食生活の関係。さらに食品添加物や環境ホルモン、狂牛病や遺伝子組替え食品などにみられる食を取り巻く環境の悪化」などです。(『「食」で育てる子どもの心』河田孝文編著から)

○…戸井氏は学校で食の教育を行っていく上で、大切なのは次の三点にあるとしています。第一は正しい知識を与える、第二はライフスキルを身に付けさせる、第三は給食とのつながりを考えてみる。

○…確かに給食は学校で食の教育を行う絶好の場といえるようです。しかし食生活の中心は家庭にあります。学校で食べるのは給食ぐらいのものでしょう。ですから教科の学習と異なり、指導が難しいと言われる所以です。給食と結び付けて行う「食」の学習はどうすればよいのか。給食と結び付けるための体験学習や調べ学習などさまざまな工夫が必要とされるでしょう。本号はそのための実践提案特集です。

(江部 満)

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