心を育てる学級経営 2006年9月号
「生き方」指導で道徳時間を変える

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心を育てる学級経営 2006年9月号「生き方」指導で道徳時間を変える

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2006年8月1日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「生き方」指導で道徳時間を変える
提言・道徳時間での「生き方」指導とは?
モラルジレンマで厳しく生き方を問う
荒木 紀幸
先人の心(思い)と努力を学ぶ
押谷 由夫
この人のように生きたいと思わせよう
安藤 豊
生きる見通しを語りかける
豊田 ひさき
生き方は「生きざま」にある
大森 修
心を教えるのではなく、行動を教える
河田 孝文
「生き方」指導で道徳時間を変えるポイント
小学校下学年生への「生き方」指導の重点
一年生に「成長曲線」を教え、がんばればできることを体験させる
勇 和代
先人に学ぶ「生き方」指導
森 成美
小学校上学年生への「生き方」指導の重点
生き方指導はキーワードをつかんで素材を見つけるところから始める
板倉 弘幸
本人が直接語った言葉は「生き方」を学ぶ一級の資料である
尾崎 文雄
中学生への「生き方」指導の重点
目標となる「生き方」を示し、方法としての「生き方」を、教える
橋 薫
中学時代の課題「自律」を達成させる「生き方」指導の重点
山田 高広
死んではならない、死を答えとしてはならない
櫛引 丈志
「生き方」指導のための教材開発
小学校下学年生のための教材開発
『グリム童話』の読み聞かせ
小川 智勢子
「一生懸命生きる」生き方を示す授業〜京谷和幸さんの生き方〜
松野 孝雄
やなせたかしさんの生き方から考える
横田 裕二
生き方指導には力のある資料・語りが欠かせない
並木 孝樹
小学校上学年生のための教材開発
一秒の重みを大切にして、とにかく一生懸命生きる
西村 一夫
日本人の身体意識を授業する
東田 昌樹
「つもった雪」(金子みすゞ)を使って
山之口 正和
「生き方」のモデルを示す
駒井 康弘
中学生のための教材開発
今すぐにでも幸せになれる生き方
長谷川 博之
人間の芯となる部分は教育するものである
木野村 寧
中学生にプラス思考を教える
青木 英史
大切なのは毎時間、継続して指導すること
西野 一葉
明日の自分に生き方を取り入れられる教材を
伊藤 和子
楽しいクラスをみんなで創る (第6回)
子どもと共に歩む
松田 健之
心を育てる言葉かけ
子どもの可能性を信じる教師に
關 浩和
子どもを守る学級の危機管理 (第6回)
下学年/低学年の荒れた学級の担任になったら……その2
漆山 仁志
上学年/教室の障がい児・やんちゃたちとどう向き合うか@
大谷 和明
中学校/「朝の10分間読書」のおかげで、10年間、落ち着いた朝を過ごしている
染谷 幸二
学級の集団意識の高め方 (第6回)
小学校/「五色百人一首」は一年生でも必須アイテムである
田口 広治
中学校/仲良しグループからクラス全体の活動へ その一
向井 ひとみ
学級をまとめる統率力を磨く (第6回)
小学校/崩壊学級を立て直した教師(四)
水野 正司
中学校/「統率」するには「権威」が要る
長野 藤夫
学力形成としての集団思考 (第6回)
グループ活動やペア活動の成立条件
深澤 広明
編集後記
江部 満

編集後記

○小学校教師の河田孝文氏は「道徳の時間は生き方を教える時間である」と明快に提言し、授業を通して「生き方」の原則が伝わらなければならない、資料を通して「生き方」の原則が伝わるような組み立てにしなければならない、と強調しています。(『本筋の心の教育』河田著より)

○…では、どんな「生き方」を教えるべきか。河田氏は「人間として生き方」(姿勢)を示す授業」を提案しています。これは人物の生き方(生きざま)を通して教えることが多い、としています。「子どもの中に大切な生き方を情報として蓄積させていく」のだ、と主張されているわけです。

○…中学教師の橋薫氏は「生き方」にも手本が必要だと主張しています。自己実現をした人の努力や工夫の仕方、心構え、行動などから「人の生き方」を学び、自分の生き方の手本にしたいと言うわけです。

○…自分に自信の持てない生徒は、どこの学級にもいる、と木野村寧氏は主張されています。「もっと胸を張って生きようよ」と呼びかけても、事はそれほど簡単ではないと言います。それでもそんな生徒の力になってあげられるのは、やはり教師しかいないのだ、と木野村氏は強調しています。

○…他方で「道徳教材の八十パーセントを破棄せよ」という大森修校長の主張も目立ちます。「公務員制度としての教員制度には責任の所在がない。教師がやさしさ≠ノ溺れるだけだ」と言うわけです。もちろん現場からも「子どもに教える道徳教育の内容は厳選すべきだ」と言う主張も出ています。『現代教育科学』本年三月号でも「力のある教材で道徳授業を変える」を特集し、改革案が出されたりしています。

○…本号は「生き方」を道徳の時間で取り上げることで、新しい授業改革案を提案していただく特集です。

(江部 満)

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