心を育てる学級経営 2004年11月号
「説明責任」時代の学級懇談会の改革

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心を育てる学級経営 2004年11月号「説明責任」時代の学級懇談会の改革

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2004年10月5日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「説明責任」時代の学級懇談会の改革
提言・学級懇談会のこれからの在り方
もっと説明と工夫が必要な観点別絶対評価(通知表)
吉永 順一
学級マニフェストを示すこと
浅尾 三吉
(この先生で良かった)という実感
竹川 訓由
事実や根拠をもって、保護者に示す
山田 一
保護者を肯定的にみよう
堀 裕嗣
学級懇談会への保護者の期待―何を求めているか
子どもの前進を話題の軸にして
岩下 修
学級のこと・子どものことを具体的に説明する
松野 孝雄
どの生徒にも可能性がある!―「進路」に対して期待と不安の保護者が待つ言葉
熊倉 峰広
クラス状況についての率直な意見交換を望む
村上 正子
学級懇談会への資料集めはこうしてやる
「単元通知表」でめあての数値化と説明責任
漆山 仁志
学期始めの保護者会での説明を基に資料集めをする
菊池 靖志
「学級懇談会」を積極的に位置づけたい
深谷 圭助
学級懇談会の参加率をアップさせるコツ
参加率アップの4つのコツ
福山 憲市
親の参加率を高める五つのてだて
川口 達実
学級懇談会で情報と資料を提供する
長谷川 祥子
保護者との個別懇談会のやり方
「説明責任」を果たす個別懇談会を
古川 光弘
保護者の要望に正対すること
戸井 和彦
わかりやすく明るく伝える
森山 恭子
「説明責任」時代の学級懇談会の改善
低学年/漢字学習の仕方を説明する
岡 惠子
低学年/良質の情報を伝えよう
松垣 和年
中学年/漢字指導を説明する
菅原 光敏
中学年/担任の思いを模擬授業で伝える
坂田 幸義
高学年/安請け合いはできなくなる
大谷 和明
高学年/「受け身的参加」から「積極的参加」に
平塚 昭仁
中学校/公に発表されているデータを提示する
川神 正輝
中学校/PDCAを機能させること
山田 高広
中学校/保護者の信頼を築くことから始める
森 寛
楽しいクラスをみんなで創る (第8回)
体験を生かした授業を
菊池 靖志
心を育てる言葉かけ
大学生の心に届いた言葉
花田 修一
11月の仕事
子どもを伸ばすほめ方・叱り方
たくさん「ほめる」短く「叱る」
□□□□□
ほめる内容も変化させなければならない
森 雅美
ほめるときは、心の底から。叱るときは、Iメッセージで
菅 咲子
よい所を具体的にほめ、短く叱る
有村 春彦
「ほめる」ことは「事実を認める」ことである
月安 裕美
いじめのないクラスづくり
いじめ追放は、担任の日頃の心がけとケアーから
加藤 悦雄
教師の言動がいじめを生む雰囲気を作る
上木 信弘
いじめをなくすことができるのは教師だけである
上田 俊宏
イベントを活用しよう
戸田 正敏
学級の教育力を生かす学習集団の再構築 (第8回)
恢復する学級―子どもを癒し励ます力
深澤 広明
子どもは仲間集団によって育つ (第8回)
「はまっこふれあいスクール」とは
明石 要一
「学級経営力」を高める私の修業 (第8回)
学級通信の変遷をたどりながら修業の方法を分析する
板倉 弘幸
酒井式で子どもの絵が変わる (第8回)
「手話のポスター」を描こう
酒井 臣吾
効果的な勉強法のすすめ (第8回)
小学校低学年/一人一人に声を出させる
吉川 廣二
小学校中学年/ペアの相手に説明することで経験記憶として留める
小林 幸雄
小学校高学年/強調の法則を利用した勉強法
柏木 英樹
学級担任の責任を問う (第8回)
保護者の不信をかう教師・信頼を得る教師
大森 修
編集後記
江部 満

編集後記

〇…学級懇談会は子どもたちの学校の様子を伝えたり、保護者の考え方や要望を得る貴重な場であると言われています。学級懇談会は具体的な授業や学級行事などにおける子どもたちの様子や成長を伝えるだけでなく、教師が自身の学級経営の方針を保護者に説明する機会でもありますし、さらには保護者に理解と協力を願うよい機会でもあると言われています。

〇…ところが最近のように「学校の情報公開と説明責任」が義務づけられますと、このごろの家庭に見られる子どもの教育にかんする私事化の傾向などから「説明責任」を相手を攻撃するための材料として悪用することになりかねないと心配する声も出始めています。

〇…参加型学校経営を主張されている小島弘道氏(筑波大)は、学校と保護者との間に「対話」に基づく信頼を築くための不可欠の条件として活用したいと提言されています。さらに学校と親が情報を共有するということを通して「学校と親との間に接点をつくる」ことが可能になると主張されています。

〇…特に絶対評価の導入は、学習指導要領の示す目標に、子ども一人ひとりが到達したかどうかが担任に求められる時代です。教師の指導が担任の子どもたち一人ひとりに学習として成立し、到達目標を達成しているかどうかは、絶対評価の考え方からすれば避けて通れない問題です。

〇…学級懇談会では、保護者から成績の状況について当然、問われることになるでしょう。「説明責任」の関係から保護者との個別面談などはそのことが問題になると思われます。さらには家庭学習の時間、宿題との関係、通知表の見方等々。

〇…本号は「説明責任」時代の学級懇談会の在り方を再検討する特集です。

(江部 満)

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