- 特集 自立を助ける「学級のルール」づくり
- 提言・学級内のルールづくりの基本条件は何か
- ケアリングとジャステス
- /
- 自立はルールの中で編み出すもの
- /
- “形式主義”を排して
- /
- 所属意識の形成とルールの大切さを分からせる
- /
- ルールを「つくり変えていく」プロセスへ
- /
- 「学級のルール」づくりとその活用
- 小学校低学年/まず学級のルールの柱を示す!
- /
- 小学校中学年/有能感をもてるルールづくりを
- /
- 小学校高学年/ルールは、教師の教育観そのもの
- /
- 中学校/黄金の三日間、これだけは意識する8つの留意点
- /
- 中学校/生徒と共に夢を描こう
- /
- 「生活のルール」づくりとその活用
- 小学校低学年/必見!! ルールづくりはここがポイント
- /
- 小学校中学年/掃除活動をシステム化する
- /
- 小学校高学年/判断することの習慣化を求めて
- /
- 中学校/教師の指示を大切にしていく
- /
- 中学校/これまでの生活のルールを総ざらいせよ
- /
- 成功した「学級ルール」づくりの例
- 小学校/出会いの瞬間と授業が勝負
- /
- 小学校/プラスの言葉を言おう
- /
- 小学校/学級通信が語る「学級ルール」づくりのドキュメント
- /
- 中学校/6週間契約の班活動で育てる集団意識
- /
- 中学校/三つの側面から捉える
- /
- 学級づくりを成功に導く「ルール」とは
- 小学校/基本的ルールを確立し、しつけで学級基盤を作る
- /
- 小学校/自立の鍵は、メタルールを持つこと!
- /
- 小学校/守ることで、自分自身が気持ちよくなるからルールになる
- /
- 中学校/三つの力を育てるルールを
- /
- 中学校/社会で問われることこそ指導する
- /
- 「学級のルール」が守られない時の対策
- 小学校/授業の原則十か条に従う
- /
- 小学校/ルールは守った人が得をする
- /
- 小学校/教師の言葉とその対応を吟味せよ
- /
- 中学校/ルールが守られない時の四つの対策
- /
- 中学校/言葉を限定し、その場ですぐに指導する
- /
- 小特集 楽しい出会いの演出
- 第一日目に、名前の呼び方の布石を打つ
- /
- 今度の先生、すごい!
- /
- 五分間を意識した授業をする
- /
- 出会いの日にラブレターを
- /
- 楽しい出会いの演出のネタは身近にある
- /
- クイズ、オールイングリシュで出会いの演出を
- /
- 連続特集 補充学習に挑む
- 何度もやりたくなる基礎補充学習
- /
- 基礎学力の保障は学校の責任
- /
- まじめにがんばった子が得するシステムにする
- /
- 学び合い励まし合う学級活動 (第1回)
- 夢を実現する企画会議を開こう!
- /
- 心を育てる言葉かけ
- 言葉かけを行動で示す
- /
- 学級の統率十二か月はこうして進める (第1回)
- 小学校低学年/入学式から、学校は楽しくなるところというメッセージを送ろう
- /
- 小学校中学年/黄金の三日間をどう迎えるか
- /
- 小学校高学年/システムを確立せよ!
- /
- 中学校/「黄金の三日間」に全力を注ぐ
- /
- 向山型学級経営のシステム化 (第1回)
- すぐれたシステムはすぐれたパーツによって組み立てられる
- /
- 「いのちの授業」―いま大事な視点を考える (第1回)
- 道徳授業づくりの視点
- /
- 学級担任教師の責任 (第1回)
- 担任教師が責任を持てない「毎年クラス替え制」
- /
- 編集後記
- /
編集後記
〇…学級づくりを成功へ導くルールとして、あるベテラン教師は「最初の日に作るルールが肝心」として、次の三つのポイントを上げています。第一は、話を聞くルールづくり、第二は、「続けること」と「ていねいさ」と書いた学級目標を提示する、第三は、野口流「叱る三原則」の提示。第三については、少々解説がいるようです。
〇…「先生はこの一年間、みんながすくすく成長するために、次の三つの時に叱る」と前置きして、(1)命にかかわる危険なことをした時、(2)いじめをした時、(3)同じことを三度注意されても直そうとする態度が感じられない時。この野口流とは、野口芳宏氏が「集団生活のルールとしつけ」は根本的なことを大別して与えるべきだという主張です。つまり、A学級目標、B禁止事項を新しい学級の子どもたちと出会って、まず話したいとしている提案です。
〇…授業導入に当たっても、教師側への要求として、向山洋一氏が常にいわれているように、(1)チャイムと同時に授業に入る、(2)教科書・ノートをさっと出せるように、(3)学習用具をそろえるように、(4)遅れがちな子も授業についていく確認のシステムをつくること、などが求められています。
〇…自立を助ける「学級ルール」について、坂本昇一氏は次の留意点を提言しています。その一つは、子どもの具体的活動と「学級のルール」とをセットにすること、「ルール」は守るために作るものです。それ故に学級の実態と学級目標に照らして適切なルールを精選して作りたいものです。
(江部 満)
-
- 明治図書