心を育てる学級経営 2003年4月号
自立を助ける「学級のルール」づくり

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心を育てる学級経営 2003年4月号自立を助ける「学級のルール」づくり

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2003年3月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 自立を助ける「学級のルール」づくり
提言・学級内のルールづくりの基本条件は何か
ケアリングとジャステス
齋藤 勉
自立はルールの中で編み出すもの
山下 政俊
“形式主義”を排して
飯田 稔
所属意識の形成とルールの大切さを分からせる
江川 びん成
ルールを「つくり変えていく」プロセスへ
深澤 広明
「学級のルール」づくりとその活用
小学校低学年/まず学級のルールの柱を示す!
吉岡 剛
小学校中学年/有能感をもてるルールづくりを
杉森 至
小学校高学年/ルールは、教師の教育観そのもの
長谷 博文
中学校/黄金の三日間、これだけは意識する8つの留意点
向井 ひとみ
中学校/生徒と共に夢を描こう
月安 裕美
「生活のルール」づくりとその活用
小学校低学年/必見!! ルールづくりはここがポイント
前田 あかね
小学校中学年/掃除活動をシステム化する
小田原 誠一
小学校高学年/判断することの習慣化を求めて
北岡 隆行
中学校/教師の指示を大切にしていく
坂井 ふき子
中学校/これまでの生活のルールを総ざらいせよ
松原 大介
成功した「学級ルール」づくりの例
小学校/出会いの瞬間と授業が勝負
高橋 勲
小学校/プラスの言葉を言おう
菊池 靖志
小学校/学級通信が語る「学級ルール」づくりのドキュメント
倉爪 浩二
中学校/6週間契約の班活動で育てる集団意識
平川 恒美
中学校/三つの側面から捉える
藤井 英之
学級づくりを成功に導く「ルール」とは
小学校/基本的ルールを確立し、しつけで学級基盤を作る
松本 明
小学校/自立の鍵は、メタルールを持つこと!
佐々原 正樹
小学校/守ることで、自分自身が気持ちよくなるからルールになる
村田 斎
中学校/三つの力を育てるルールを
大槻 桐子
中学校/社会で問われることこそ指導する
伊藤 和子
「学級のルール」が守られない時の対策
小学校/授業の原則十か条に従う
末永 賢行
小学校/ルールは守った人が得をする
高林 悟子
小学校/教師の言葉とその対応を吟味せよ
松垣 和年
中学校/ルールが守られない時の四つの対策
間 英法
中学校/言葉を限定し、その場ですぐに指導する
西野 一葉
小特集 楽しい出会いの演出
第一日目に、名前の呼び方の布石を打つ
奥田 純子
今度の先生、すごい!
木村 重夫
五分間を意識した授業をする
猿渡 功
出会いの日にラブレターを
森 康行
楽しい出会いの演出のネタは身近にある
伊藤 哲郎
クイズ、オールイングリシュで出会いの演出を
大北 修一
連続特集 補充学習に挑む
何度もやりたくなる基礎補充学習
福山 憲市
基礎学力の保障は学校の責任
大久保 幸則
まじめにがんばった子が得するシステムにする
藤本 敬介
学び合い励まし合う学級活動 (第1回)
夢を実現する企画会議を開こう!
山西 浩文
心を育てる言葉かけ
言葉かけを行動で示す
横山 浩之
学級の統率十二か月はこうして進める (第1回)
小学校低学年/入学式から、学校は楽しくなるところというメッセージを送ろう
岡 惠子
小学校中学年/黄金の三日間をどう迎えるか
神谷 祐子
小学校高学年/システムを確立せよ!
太田 恵子
中学校/「黄金の三日間」に全力を注ぐ
長野 藤夫
向山型学級経営のシステム化 (第1回)
すぐれたシステムはすぐれたパーツによって組み立てられる
青坂 信司
「いのちの授業」―いま大事な視点を考える (第1回)
道徳授業づくりの視点
河田 孝文
学級担任教師の責任 (第1回)
担任教師が責任を持てない「毎年クラス替え制」
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…学級づくりを成功へ導くルールとして、あるベテラン教師は「最初の日に作るルールが肝心」として、次の三つのポイントを上げています。第一は、話を聞くルールづくり、第二は、「続けること」と「ていねいさ」と書いた学級目標を提示する、第三は、野口流「叱る三原則」の提示。第三については、少々解説がいるようです。

〇…「先生はこの一年間、みんながすくすく成長するために、次の三つの時に叱る」と前置きして、(1)命にかかわる危険なことをした時、(2)いじめをした時、(3)同じことを三度注意されても直そうとする態度が感じられない時。この野口流とは、野口芳宏氏が「集団生活のルールとしつけ」は根本的なことを大別して与えるべきだという主張です。つまり、A学級目標、B禁止事項を新しい学級の子どもたちと出会って、まず話したいとしている提案です。

〇…授業導入に当たっても、教師側への要求として、向山洋一氏が常にいわれているように、(1)チャイムと同時に授業に入る、(2)教科書・ノートをさっと出せるように、(3)学習用具をそろえるように、(4)遅れがちな子も授業についていく確認のシステムをつくること、などが求められています。

〇…自立を助ける「学級ルール」について、坂本昇一氏は次の留意点を提言しています。その一つは、子どもの具体的活動と「学級のルール」とをセットにすること、「ルール」は守るために作るものです。それ故に学級の実態と学級目標に照らして適切なルールを精選して作りたいものです。

(江部 満)

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