心を育てる学級経営 2002年10月号
「対話」を学級づくりに生かす

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心を育てる学級経営 2002年10月号「対話」を学級づくりに生かす

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2002年9月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「対話」を学級づくりに生かす
提言・「対話」で学級集団を変える
相手の話を傾聴し相手に明確に反射を
松原 達哉
丁寧に聞き取る姿勢
豊田 ひさき
隣同士の確認から、対話が生まれる
石川 裕美
「スリーウェイ」が学級を成長させる
長野 藤夫
「対話」のできる子どもを育て学級づくりに生かす―小学校
低学年/会話から対話へ
森 成美
低学年/心を解きほぐす対話作り
高林 悟子
中学年/明日からできる「対話の方法」全6種類
石毛 睦美
中学年/授業の中での対話を通して
今井 律子
高学年/対話とは心理療法
鈴木 智光
高学年/話し方の伝えるメッセージを対話に生かす
山本 直子
「対話」のできる子どもを育て学級づくりに生かす―中学校
対話で心の交流作りを
渡辺 真由美
全員に話しかけるという行動から
宮崎 公文
「対話」のある学級に「いじめ」はない
鈴木 勝浩
対話ができる生徒を授業でつくる
酒井 冨美江
聞く姿勢と率直な意見交流が大切
井上 敬夫
学級づくりに生きる「対話」とは
「対話」は「見る」ことから
柿崎 厚子
対話の素地は授業の中で育てる
鈴木 康一
学級通信で対話はできる
杉村 繁治
対話の量を増やす
大北 修一
「対話」のある授業をこう仕掛ける
モンシロチョウの発問で対話が盛り上がる
上木 朋子
三つの観点で「対話」を仕掛ける
岩井 信康
三色ボールペンで対話を引き出す
菅崎 幹子
対話をしたくなるようにするには
品川 正
対話のきっかけはさりげないことにある
原田 賢治
荒れた学級を「対話」で立て直す
「対話」は教師の繊細な感性から生まれる
西村 一夫
「授業日記」での対話を活かす
渡辺 久美子
子ども、母親、医療機関との対話
尾崎 文雄
「はい」の大切さを伝えることで、荒れた学級が落ち着いた
染谷 幸二
保護者との対話を成功させる
村上 正子
小特集 「朝自習」で学習習慣を育てる
音読朝会で発表する力を!!
笠井 美香
知的な「負荷」と布石
土作 彰
時間を守る、欲張らない
桜沢 修司
社会科の教科書で国語の力をつける
深谷 幸恵
システムを作り、評価することで学級を動かす
畑屋 好之
単位時間で学習する習慣をつける
福田 一毅
連続特集 基礎学力の保障に挑む
目的が明確なら必要感と有用感が生じる
横田 経一郎
学年で基礎学力をUPする
菊池 靖志
音読の技法を増やす
松野 孝雄
生き生き学級活動
「よいもの」「取り入れたいもの」をまずは真似する
雨宮 久
心を育てる言葉かけ
二つの対話と究極の言葉かけ
橋本 定男
サークル自慢 (第7回)
サークルで毎回ミニHP講座
中地 強
夢に向かって羽ばたくJH−Wing
厚 美佐
担任の子どもの「実力」を見抜く法 (第7回)
低学年の自己評価には要注意
石川 裕美
授業につまずいている子への助言 (第7回)
字源の学習で漢字の楽しさを
岡 篤
「家庭教育」を学校でどう問うか (第7回)
「孝」について考える(下)
野口 芳宏
続・子どもウオッチングの技術 (第7回)
遊び論―その2
明石 要一
〜遊び復活の方法〜
パフォーマンス・トレーニング (第7回)
パフォーマンスの根源はユーモアだ
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…『〈対話〉のない社会』を書いた中島義道氏は「この国では対話がほぼ完全に死滅している」と明言しています。その理由として現代の日本人は「個人の生きた言葉」を完全に抹殺してしまったからだと言います。「私語と私語が蔓延する教室、そしてアアセヨ、コウセヨというバカ管理標語・管理放送であふれる街路、定型的・因習的・非個性的言葉が放出される挨拶」などわが祖国は「言葉を尊重しない文化」が蔓延していると手厳しい批判を加えています。

〇…『対話を核に荒れた教室を再生させる』を編集した長野藤夫氏は、「対話は単なる会話ではない」として、「そこには相手の話をよく聞き、理解しようとする・相手に分かりやすく、納得できるように話す、という作用が働いている。相手に重点が置かれている」と説いています。そのため「対話は人と人が相互に交流し、影響し合い、変容し合うという効果を生み出すのだ。つまり、対話とは人と人を結ぶ営みなのだ」と力説しています。〇…同書に実践を寄せた大鐘雅勝氏は、子どもとの「対話」の場は教師のほうで意識的に作っていく必要があるとして、教師は複数の「対話」の手段を持つべきだと提言しています。第一は「話し言葉による対話」であり、第二は「書き言葉による対話」であると言います。日常生活では給食時、掃除の時、昼休み、放課後、教育相談など子どもとの「対話」を有効に使いたいとしています。書き言葉では、学級日誌、生活記録ノートなどを活用したいと提案しています。〇…本号は教師と子どもとの「対話」を通して、学級づくりにその成果をどういかすかを中心に特集を組みました。

(江部)

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