楽しい体育の授業 2014年10月号
運動器と身体構造―要注意の授業情報

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楽しい体育の授業 2014年10月号運動器と身体構造―要注意の授業情報

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2014年9月8日
対象:
小学校
仕様:
B5判 82頁
状態:
絶版
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目次

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特集 運動器と身体構造―要注意の授業情報
特集の解説
運動器と身体構造―要注意の授業情報
根本 正雄
運動器研究の最前線から学ぶ
ビート板を誰でも活用できるアイテムとする。そして、スモールステップで正しい持ち方を教える
島村 雄次郎
向山型跳び箱指導の研究システムに学んだ後転指導の開発
根本 直樹
逆上がり―脇を締める状態を保持する補助器具を考える
磯部 智義
運動器検診を行い、運動器障害の早期発見・予防を行う
岩井 俊樹
長い棒がボディバランスを鍛える
染谷 幸二
発達障がいと体幹
太田 健二
器械運動・やっていいこと、やらない方がいいこと
◇運動器から考える“平均台遊び”→〇と×の指導事例
時間をとって是非行いたい平均台
清水 晃雄
◇運動器から考える“マット運動”→〇と×の指導事例
スムーズな後転を習熟させる指導
加藤 大揮
◇運動器から考える“鉄棒運動”→〇と×の指導事例
基礎感覚を高め、技の習得へ!
島田 猛
◇運動器から考える“跳び箱運動”→〇と×の指導事例
全員が跳べるようになる『向山式跳び箱指導』
永井 貴憲
陸上運動・やっていいこと、やらない方がいいこと
◇運動器から考える“短距離走・リレー”→〇と×の指導事例
腕振りとストライドを変える
光川 崇
◇運動器から考える“ハードル走”→〇と×の指導事例
股関節を鍛える指導でハードリングをなめらかに
佐藤 直子
◇運動器から考える“走り幅跳び”→〇と×の指導事例
踏み切りは、起こし回転と股関節
奥定 克拓
◇運動器から考える“走り高跳び”→〇と×の指導事例
リズムのとり方と場づくりの工夫で
桑原 泰樹
ボール運動・やっていいこと、やらない方がいいこと
◇運動器から考える“ドッジボール”→〇と×の指導事例
用具を工夫して、「投げる」動きに慣れさせる
田中 直行
◇運動器から考える“バスケットボール”→〇と×の指導事例
けがせず、素早くパスできるキャッチの指導法
小原 嘉夫
◇運動器から考える“サッカー”→〇と×の指導事例
シュートとドリブルに偏らず、様々な運動をテンポよくさせる
平田 純也
◇運動器から考える“ソフトボール”→〇と×の指導事例
腰の回転を身に付けさせよう
大久保 裕和
体つくり運動・やっていいこと、やらない方がいいこと
◇運動器から考える“なわ跳び”→〇と×の指導事例
なわ跳びをハード面、ソフト面から考える
宍戸 威之
◇運動器から考える“ストレッチング”→〇と×の指導事例
股関節を柔らかくして、運動能力アップ!
戸ア 博文
◇運動器から考える“持久走”→〇と×の指導事例
競走ではなく、自分のペースで
正木 守貴
◇運動器から考える“鬼遊び”→〇と×の指導事例
バンドエイド鬼ごっこ・電子レンジ鬼ごっこ
寺田 真紀子
◇運動器から考える“伝承遊び”→〇と×の指導事例
価値ある伝承遊びは、こう指導する
三好 保雄
ミニ特集  10月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
<低学年・幅跳び遊び>グリコじゃんけん、ゴム跳びで、走り幅跳びの素地を養う
岡 麻知子
<中学年・幅跳び>立ち幅跳びから幅跳びへのシフトで片足踏み切りを教える
佐藤 泰之
<高学年・走り幅跳び>場づくりで走り幅跳びのリズムを身に付ける
上川 晃
ライブで体感!体育授業最前線
最高峰の授業を学ぶ最高の祭典
佐藤 泰之
〜TOSS体育全国セミナー2014in大阪@〜
レベルアップ 体育の授業を変える (第19回)
ポートボールはフラフープを使って
吉田 高志
体育の基本用語事典 (第19回)
グループ作り
東條 正興
誰も教えてくれなかった体育入門 (第7回)
体育の時間の前にすること そして、授業の終わりは時間差で
福田 辰徳
準備のいらない体育指導 (第7回)
倒立をマスターさせるまでの道のり
本宮 淳平
発達障害のある子どもへの体育 OK・NG対応 (第7回)
身体の使い方が不器用な子には、動きを体感させる
石川 圭史
子どもの動きを高める意識誘導型指導法 (第7回)
逆上がり
中村 賢
〜足先を意識誘導する〜
10分で運動神経をよくする体育レシピ (第7回)
ゴールデンエイジの過ごし方で運動神経が決まる
平野 太一
小田原式応援団指導法 (第7回)
「面白い応援団」そのB
小田原 誠一
〜「クラゲ踊り」と「運動会の歌」「ウェーブ」〜
汗びっしょり体力づくり (第7回)
多様な動きを生み出すビブスを使った運動
工藤 俊輔
走力アップ・体幹と股関節を使える指導 (第7回)
運動会で1番になるための必勝ドリル・その4
深代 千之
[保健授業]そのままできる指導案 (第4回)
歴史的エピソードでひきつける「6年/病気の起こり方」
村野 聡
これって本当に必要?体育的行事の常識 (第7回)
運動会の練習時間の削減を!
駒井 隆治
保護者に受ける授業参観「新ネタ」 (第7回)
個人差を吸収する「走」の参観授業
本吉 伸行
開眼!プロスポーツ選手のコメント (第7回)
「逃げないこと」「立ち向かっていくこと」
平山 勇輔
〜イチローの語る「強さ」から学ぶ〜
世界の体育事情 (第7回)
イタリアの水泳事情
三宅 孝明
TOSS体育サークル紹介 (第17回)
TOSS佐賀体育サークル
四島 誠
〜サークルと教え方セミナーをリンクさせ、向山型体育を広める〜
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
<低学年/幅跳び遊び>楽しく遊びながら様々な運動経験を!
三浦 広志
<中学年/幅跳び>基礎感覚・基礎技能を楽しく身に付けさせる
木村 正章
<高学年/走り幅跳び>「反り跳び」の感覚づくり
青木 勝隆
授業の腕を高める論文審査 (第270回)
もっともっと整理すること
向山 洋一
どの子にも成功体験!体育指導入門 (第7回)
抱え込み跳びの指導法の開発A
根本 正雄
〜常識のウソ「抱え込み跳びは開脚跳びより難しい」〜
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第153回)
10月号
TOSS体育中央事務局
できるようになる指導法の工夫 (第7回)
跳び箱を縦に倒して、高さを調整する
村田 淳

特集の解説 運動器と身体構造―要注意の授業情報

TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄


 人が自分の身体を自由に動かすことができるのは、骨、関節、筋肉で構成される運動器≠フ働きによるものである。骨、関節、筋肉はそれぞれが連携して働いており、どれかひとつが悪くても身体はうまく動かない。

 体育指導で大切なのは、運動器と身体構造の発達との関連を考えることである。

 体操教室で幼稚園の年長、1年生の子どもを指導している。なわ跳びを指導しているが、手首での回旋がうまくできない。

 そのために、肩を使って大きくなわを回すので、ぎこちない動きになる。リズミカルな手と足の協応ができない。

 身体構造の発達段階からいうと、それは当然な動きである。手が小さく手首の可動性が育っていない。「もっと手首を使って回しなさい」と言っても無理である。

 なわの回旋は発達に応じて、肩→腕→手首の順番に変化していく。低学年の子どもには手首で回しなさいという指導は早いのである。

 本特集では、そういう運動器―正常・異常チェックのヒントなども、合わせて紹介されている。

 「運動器研究の最前線から学ぶ」では、運動器について今どんな研究がされているか、そこから何を学ぶか、具体的な内容が示されている。

 「器械運動・やっていいこと、やらない方がいいこと」では、「運動器から考える○○運動(種目)=ィ○と×の指導事例」が紹介されている。

 器械運動は、体幹や股関節を活性化することが大事である。そのための関節や筋肉を鍛える必要がある。

 しかし、低学年から筋肉を鍛えることは控えた方がよいと言われている。それでは、器械運動ではどのような指導をしたらよいのかが示されている。

 「陸上運動・やっていいこと、やらない方がいいこと」では、運動器から考える陸上運動での「○と×の指導事例」が紹介されている。

 短距離走の指導では、腕振りのときにグーにして走るとよいと指導されてきた。グーに対してパーで走るという方法がある。グーよりもパーにすることで、肩甲骨の可動性が生まれ、手の振りが大きくなり、股関節の動きが高まる。そのため、パーが効果的だと言われている。このような運動器の働きが示されている。

 「ボール運動・やっていいこと、やらない方がいいこと」では、同じく、運動器から考えるボール運動での「○と×の指導事例」が紹介されている。

 ボール運動で共通しているのは、腰の回転である。ボールを投げる、ボールを蹴る、ボールを打つ動きは全て、腰の回転が伴う。そのためには、肩甲骨、股関節などの運動器が関連している。

 どのような時に、どのような運動器を活用したら効果的かが示されている。

 そして、「体つくり運動・やっていいこと、やらない方がいいこと」で、運動器から考える体つくり運動での「○と×の指導事例」が紹介されている。

 持久走では、順位や記録を競う運動は危険だとされている。それよりは、自分のペースで走るペースランニングが適している。そのような事例が示されている。


 全体として、次のような項目で紹介されている。実践をして効果を確かめてほしい。

1 教材名

2 目標

3 単元計画

4 ○と×の指導事例

5 実際の授業の様子

6 効果

7 指導上の留意点

8 参考文献

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

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