楽しい体育の授業 2001年4月号
体育の授業開き:3時間をどう組み立てるか

K136

«前号へ

次号へ»

楽しい体育の授業 2001年4月号体育の授業開き:3時間をどう組み立てるか

紙版価格: 859円(税込)

送料無料

電子版価格: 772円(税込)

Off: ¥87-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
保健・体育
刊行:
2001年3月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 体育の授業開き・3時間をどう組み立てるか
特集の解説
/根本 正雄
実践事例
低学年/基本の運動・走跳
いつの間にか「はあはあはあ」
/石川 創未
低学年/基本の運動・器具・用具
跳び箱遊びは室内アスレチックで決まり
/星野 裕二
低学年/基本の運動・模倣
みんなが夢中になるまねっこ遊び
/小室 由希江
低学年/ゲーム・鬼遊び
鬼遊びで、楽しく仲間作り!
/川村 浩史
低学年/ゲーム・リレー
面白リレーで、体も心も汗だらけ
/芹沢 晴信
低学年/ゲーム・障害走
旗とり競争
/竹森 正人
中学年/跳び箱
向山式跳び箱指導法でドラマをつくる
/漆山 仁志
中学年/マット
これがマット運動の準備運動だ
/松本 光男
中学年/短距離走・リレー
逆転現象のある3種類のリレーで
/小嶋 広明
中学年/ドッジボール
ルールも変化のある繰り返しで、より楽しく!
/両部 桂一
中学年/ラインサッカー
子供たちの恐怖心を取り除き、楽しい課題ゲームをしよう!
/甲本 卓司
中学年/体ほぐし
これでみんな仲良し!「体ほぐしの運動」
/川本 めぐみ
高学年/跳び箱
挑戦!ジャンボ・シンクロ跳び箱
/冨永 泰寛
高学年/鉄棒
ごくごく基本的な鉄棒運動を繰り返す
/吉田 高志
高学年/短距離走・リレー
リレーで学級づくりをする
/迫田 一弘
高学年/バスケットボール
協力・向上の喜びが味わえるパラシュートゲーム
/大木場 俊弘
高学年/サッカー
「黄金の3時間」の必須条件は「最高の授業」と「授業ルールの確立」である
/冨田 元久
高学年/体ほぐし
「体ほぐし」と単独単元3時間
/藤澤 芳昭
ミニ特集 新学習指導要領「短距離走・リレー」の実践
きちんと感覚・技能・運動をつなげた指導を行うべし
/雨宮 久
基礎感覚は低学年から養う
/辻川 和彦
まずストライドを意識させる
/岩田 史朗
全タッチリレー
/得居 不二三
つま先の向きを考える
/丸山 明生
写真で見る指導のポイントとコツ
イベントを組み立てる
/村田 斎
この指導で子供が変わる
教師の力量
/林 恒明
マンガで見る楽しい体育指導 (第13回)
根本体育直伝マンガ(体ほぐしの巻)
/岩野 節男・岩野 紀子
できなかった子ができた! 子供に学ぶ成功事例 (第13回)
ソフトバレーボールの授業(その1)
/根津 盛吾
これだけは残しておきたい指導技術 (第1回)
指導技術の原点 向山式跳び箱指導法
/辻岡 義介
初心者の体育指導 (第1回)
1時間の「運動量」を考えて授業しよう
/八和田 清秀
女教師の体育指導
見栄は指導の敵
/師尾 喜代子
健康な生活習慣をはぐくむ保健の授業 (第1回)
望ましい健康習慣
/小笹 宗男
スポーツと健康づくり (第13回)
スポーツと子供の骨
/並木 孝樹
法則化体育最前線
渡辺喜男氏「跳び箱遊び」に見る子供の「めあて」
/駒井 隆治
全国ネットワーク
冬の北海道、夏にも挑戦21世紀
/西田 幸二
誌上授業ビデオ診断
声を使ったフラッグフッド
/桑木 修次郎
運動会にいちおし演技
こどもかっぽれ
/大賀 由里子
〜運動会には「江戸芸こどもかっぽれ」がおすすめ〜
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
短距離走・リレー(低学年)
/青木 聖子
〜身に付けよう基礎感覚〜
短距離走・リレー(高学年)
/��見 恵美
〜どれだけ縮まったかな?〜
授業の腕を高める論文審査 (第108回)
「研究論文」の体をなす
/向山 洋一
新学習指導要領への提言 (第1回)
体育科の基礎・基本とは何か
/根本 正雄
〜基本の運動の基礎・基本〜
サークル紹介
日向教育サークル
/嶋田 雄一
読者のページ My Opinion
編集後記
/根本 正雄
TOSS体育ニュース
こうすればできる! (第13回)
集団跳び箱1編
/渡辺 喜男

特集の解説

体育の授業開き3時間をどう組み立てるか

千葉市立あやめ台小学校

根本正雄


 学級開きをどうするかという問題がある。本特集では,体育の授業で学級開きの実践が紹介されている。

 子供たちに一番好きな教科は何かと聞くと体育という答えが多い。子供たちは体を思い切り動かす体育の授業がしたいのである。

 そんな子供たちの願いを学級開きで満たしてあげることが、一年間の最初の授業としてふさわしい。

 それでは、どんな内容がよいのであろうか。


 1.誰でも参加できる内容

 2.運動する喜びを体験できる内容

 3.仲間づくりのできる内容

 4.成功体験のできる内容


 一つは誰でも参加できる内容である。

 学級開きは初めて一緒になった子供たちが顔合せをする時間である。

 どの子も学習に参加できる教材が適している。例えば体ほぐしの学習は誰でもできる。

 体ほぐしは技術を必要としない運動である。そのために誰でも楽しく参加できる。

 運動能力に関係なく楽しめる内容が多い。能力差が大きく出る運動は、学級開きには向いていない。運動の苦手な子供は劣等感を持ち、孤立してしまう。

 誰でもすぐに取り組めて運動できる教材を選択して指導していくのである。

 第二に、運動する喜びの体験できる内容である。

「体を動かすって素晴らしいな」と感じられる学習にしていく。

 子供たちはボール運動を好む。みんなの力で勝ったり負けたりする体験ができるからである。

 1人の力ではなく仲間と協力して、運動の喜びを味わうことができる内容にしていく。

 全力を出し切って汗をかく運動である。体を動かす達成感を体験させていく。

 みんなと一緒に汗を流したという体験が学級の連帯感、一体感を作り出していく。

 第三に、仲間づくりのできる内容である。

 楽しく、喜んでできても一部の子供だけが楽しく感じる授業では意味がない。

 思い切り運動し、みんなと一緒に運動できたという充実感が、学級開きの内容としてはふさわしい。

 お互いに助け合っていく中で、楽しく運動ができるという体験を通して、学級集団を意識していく。

 新しい学級で新しい友達と顔合せをして、一年間の最初の出会いを作る内容にしていく。

 低学年であれば鬼遊び、ゲームなどである。2人組、3人組などの仲間を作って遊べる内容である。

 ゲームはチームで作戦を立てたり応援したりして楽しめ、仲間の関り合いができていく。

 鬼遊びやゲームは楽しく運動している中で、自然に仲間づくりができていく教材である。

 最後は、成功体験のできる内容である。代表的なのが跳び箱の開脚跳びである。

 指導のコツを会得していれば簡単に全員跳ばせることができる。

 教師の指導によって全員が1時間あるいは3時間で成功体験ができれば、大きな自信につながる。

 学年の最初に「自分もやればできる」という自信を得ることは、子供の成長にとって貴重な体験である。

 成功体験のできる学習は体育の種目に多い。結果が目に見える形で表れるからである。

 また、教師への信頼も深まり、一年間の最初の授業での感動が学級づくりにも生きていく。

 本特集では、体育の学級開きの実践例が紹介されている。実践してよい学級開きをしていってほしい。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ