学校マネジメント 2008年4月号
新教育課程を体現する“学校習慣”づくり

J617

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学校マネジメント 2008年4月号新教育課程を体現する“学校習慣”づくり

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2008年3月10日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新教育課程を体現する“学校習慣”づくり
学習習慣はどこを見ればわかるか―学校診断の指標はここだ―
玄関で出会える「シュン」から
五島 由美子
休憩時間の「廊下」は語る
佐藤 由紀子
掲示は、その学校の今を語る
落合 静男
中教審はなぜ“知・徳・体”重視なのか
安彦 忠彦
学習習慣の違いと教育の質―転勤して知ったウラ事情
教師が全員毎年授業公開し、休み時間に子どもと遊ぶ学校
野崎 史雄
「時間を守るという習慣」は学校習慣として一番に大切な習慣だ
有村 春彦
校務委員会(企画委員会)は必要か
秋山 欣彦
その土地の風土と歴史をどれだけ知っているか
岡坂 愼ニ
新教育課程を体現化する学校習慣づくりの試み
学校習慣の土台・基本的生活習慣とは
嶋田 英樹
よい学校習慣をつくる校内環境づくり
染谷 幸二
よい学校習慣をつくる地域社会との連携
小林 実
新教育課程の“新しい目標”と学校習慣の形成
言語力の育成と学校習慣づくりのポイント
尾ア 靖ニ
環境教育重視と学校習慣づくりのポイント
田口 広治
伝統文化重視と学校習慣づくりのポイント
橋本 忠和
道徳教育重視と学校習慣づくりのポイント
新宮 弘織
新教育課程を体現化する学校習慣づくりのポイント
朝学習―学力がつく学校習慣づくり
小滝 岩夫
宿題―机に向かう習慣づくり
酒井 祥ニ
学校行事―集団行動を身につける習慣づくり
松崎 力
給食―よい習慣づくり
三浦 和美
挨拶―コミュニケーションの習慣づくり
駒井 隆治
手を洗う―清潔にする習慣づくり
伊藤 雅亮
身の回り美化―整理整頓の習慣づくり
新里 誠
清掃―自分のことは自分でする習慣づくり
山根 恭平
“教育しなければ育たない力”と学校習慣づくり
“継続する力”の形成=場と手立て
齊藤 忠彦
“規則を守る力”の形成=場と手立て
立宅 麻奈美
“自分を鍛える力”の形成=場と手立て
平松 孝治郎
“努力する力”の形成=場と手立て
福田 孝
“丁寧にする心”の形成=場と手立て
酒井 臣吾
“学習を大切に思う心”の形成=場と手立て
立木 辰男
“体を大切にする心”の形成=場と手立て
白石 周二
“他人に配慮する心”の形成=場と手立て
松野 昭人
“友情を育てる心”の形成=場と手立て
馬場 慶典
“イジメを恥に思う心”の形成=場と手立て
長野 藤夫
“知・徳・体”を育てる褒め方・叱り方
事実にこだわり続ける!
門間 政博
学校のコマーシャルが「学校ぐるみの取り組み」につながる
大田 公蔵
自学ノートを通して生徒を褒める
中村 幸一
「よくないことをした時どうするのか」が褒める・叱る基準
小野 隆行
教育者が唱える“人に必要な習慣”とは
森信三が唱える“人に必要な習慣”とは
善能寺 正美
モンテッソーリが唱える“人に必要な習慣”とは
松浦 公紀
吉田松陰が唱える“人に必要な習慣”とは
吉田 昌彦
朝会講話で使える!“この人”の“この習慣”
将棋・羽生善治氏が習慣にしていること
安次嶺 隆幸
武道・故鶴丸寿一先生が習慣にしていること
アレックベネット
野球・松井秀喜選手が習慣にしていること
南畑 好伸
漫画家・浦沢直樹氏が習慣にしていること
前田 康裕
NIEで“言語力up”の教育活動をつくる (第1回)
読解力・表現力を育てる学校ぐるみのNIE
小原 友行
〜広島県山県郡北広島町立豊平東小学校〜
食育ネットワークで学校をもっと楽しく (第1回)
食育は調理から 調理のすすめ
小西 文子
“反徳目主義”の道徳授業―その虚像と実像 (第1回)
反徳目主義の虚構
石井 昌浩
教育思想の温故知新―日本の古典に学ぶ (第1回)
『和俗童子訓』は何を説くか
梶田 叡一
最強の反教師論―文句あるなら出てこい (第1回)
ダメな教師とは失礼な!
戸田 忠雄
学力・授業力upにつながる学校評価マネジメント (第1回)
学校を変えるのは難しい
千々布 敏弥
指導主事は授業のどこを見ているか (第1回)
予想していなかった子どもの反応にどう対応するか
間嶋 哲
新しい学校経営ウオッチング (第1回)
三十二歳校長の残したもの(上)
中西 茂
教師の気になる言動―止めさせる効果があるアプローチ (第1回)
自己評価は2割増し
鈴木 健二
〜基本姿勢編(1)〜
戦後教育問題史―あの時代は何だった? (第1回)
学習指導要領改訂 表層的改革招いた『不幸な意見の一致』
勝方 信一
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本語と英語で学ぶ“ことわざ” (第1回)
急がば回れ/時は金なり
加藤 宣行池田 紅玉

編集後記

○…今、健康への関心が年代を問わずダントツ1位だそうです。

 その健康にもっとも関わるのが、生活習慣だそうですが、たしかに何事も習慣にまでしてしまえば、それをしないと気になって仕方がない$S理状態になってくるわけです。

 逆に言えばそこまでにするには大変≠ニいうことでもあります。

 そして、望ましい習慣は一生モノでしょうが、その多くは義務教育段階で形成されるようです。

 最近、40代前半で東北地方の公立学校から東京の超有名なお嬢さん私学に移られた先生から、「もうカルチャーショック。職員会議が長引くと、では、そろそろお食事でも〜」という按配の家族的雰囲気―なのだとか。

 おそらく、その私学でしか勤務経験がない先生には、職員会議とはそういうものだと思うでしょう〜。日の丸・君が代で荒れることなど実感がもてない―のではないか、と思われます。

 そういう学校の雰囲気は、学校が培ってきた?いわば習慣となったものから発するものが決定的な影響を与えているのではないか―と思います。

 新教育課程への動きが加速する中で、新しい息吹をとりいれるということも念頭におきながら、年度始めを意識した企画を特集しました。

(樋口雅子)

○…中教審の答申を読んでいると移行期の重点課題がいくつも浮かんでくる。その第一は、「活用」の指導法の開発である。基礎的・基本的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成、活用型の学習重視が強調されているのだ。活用能力を伸ばすためには、どのような学習方法や単元構成がいいのか改めて考えることが必要になる。

○…国語力をすべての教科を通して高めることが強調されており、この点も見逃せない課題である。ただし、理科における国語力とは何を指すのかと問えば、具体像が見えてこない。今後は他教科における国語力の内容を明確にする必要があるのではないか。

○…他方、答申には「スパイラル学習」が強調されている。スパイラル=反復は、単なる復習中心の学習だけではあるまい。既存の学習との関係を意識させたり、まとめの部分で学んだことが実社会でどのように活用できるのか意識化させる必要があるだろう。

○…さらには道徳教育の充実の課題もある。改めて道徳の授業の一時間を考えてみたい。

(江部 満)

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