- 特集 到達目標に達しない子への支援策
- 提言・到達目標の基準づくりに問題はないか
- 「思考やその筋道」に配慮せよ
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- 個性の尊重と基礎・基本の重視
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- 評価を生かした「コ−ス別」授業へ
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- 細かな「基礎づくり」より具体的な「手だて」を
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- 子どもの実態を的確にとらえているか
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- ABC判定基準の明確化
- 評価基準と最低基準との矛盾
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- 数値化した判定基準を示せ
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- A基準・B基準の評価事例を集め年度ごとに修正する
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- 国語学力・到達目標に達しない子への支援策
- 低学年/書く力を身に付けさせるための支援策
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- 中学年/板書によるフォローシステム
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- 高学年/国語の基礎・基本を徹底する
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- 中学校/補充学習は音読・視写・ノート
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- 算数・数学学力・到達目標に達しない子への支援策
- 低学年/遊び感覚で周りの子を巻き込みながら
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- 中学年/補助計算を書いて同時進行で学習させる
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- 高学年/未達成状況がどの程度かを明らかにして援助する
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- 中学校/書けない子が書けるようになる支援
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- 社会科学力・到達目標に達しない子への支援策
- 中学年/長所伸展化・モデル化などで支援する
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- 高学年/使える評価規準の開発と活用
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- 中学校/「わかった」ことの正体をつかむ
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- 理科学力・到達目標に達しない子への支援策
- 中学年/授業中に到達度を確認し、授業中に解決するのが基本である
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- 高学年/平素の授業における「詰め」と反復学習が不可欠である
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- 中学校/授業内での振り返りや反復学習の定着を
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- 支援策としての反復練習を検討する
- 苦痛を伴わない反復を
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- 効果的な練習学習をつくる
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- 反復練習と到達度別学習の機会を適宜設ける
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- 絶対評価で問われる教師の責任とは
- 成長と意欲をひらく評価のあり方を
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- 教師修業への挑戦―サークルで学ぶ (第9回)
- 実践力と教育理念を鍛える
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- 〜TOSSフラミンゴウズ〜
- 教師修業への挑戦―サークルで学ぶ (第10回)
- TOSSデーで学ぶ
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- 〜TOSSふくおか教育サークル〜
- 教師修行への私の助言
- 仲間研修が志を支えてくれる
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- 国語科の到達目標チェックの方法 (第5回)
- どの子にもできる目標チェック
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- 〜その学習づくりを目指して〜
- 算数科の到達目標チェックの方法 (第5回)
- 百マス計算の害悪を「できない子」の事実から検証する
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- インターネットの活用法 (第5回)
- インターネット調べ学習のスモールステップ その1
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- 授業研究ニュース (第4回)
- 文科省が小学校の英語指導に支援策
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- 補充学習・発展学習の進め方 (第5回)
- 補充学習と発展学習はどう違うのか(3)
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- 指導と評価の一体化をめざして (第5回)
- 教材と指導と評価
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- 編集後記
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編集後記
○..集団.に準拠した相対評価から.目標.に準拠した絶対評価への転換は.学校教育のあり方を根本的に変えると予想する研究者もいます.確かに.絶対評価は教師の子ども一人ひとりに対する見方や指導のあり方を変えていくでし.う.ある研究者が指摘されているように..上から何番.とい.た順位づけの中で.子どもを見るのではなく.その子の目標到達の程度を見るようになるからです.同時に学習の遅れがちな子に対する指導のあり方も問われてくることになるでし.う.
○.過日.名古屋市で開かれた言語技術教育学会の席上.絶対評価ならば到達目標に達しない子どもは.落第.もあり得るのか.ということが問題にな.たくらいです.もちろん公教育では.補充指導によ.て.一人ひとりの学力保障.が達成されることになるのでし.うが.問題は結果責任が教師に問われることはさけられないでし.う.
○.そこから.到達目標に達しない子への支援策.が浮上してくることになります.愛知の小学校教師・兵藤伸彦氏は.未達成者のための焦点化した繰り返し学習.が重要になると提言しています.他方で東京の中学校教師・長谷川祥子氏は.放課後の補充学習は生徒の意欲を失うばかりで効果が上がらないので.授業内での支援に切り替えたい.と提言しています.
○.ところが次のようにも言われています..学習指導要領の指導内容は.最低基準なので.C評価を付けることのないように最善の努力をして指導したい.と.だからC評価が付きそうな場合は.補充指導に全力を上げるということになるわけです.
○.指導目標を到達基準でみていくと.どこまで到達できているかが分かると言います.その結果の補充指導の押さえどころもは.きりすると言われています.本号は.そのための支援策を検討する特集です
(江部 満)
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- 明治図書