- 特集 教師修業への挑戦―我流から抜け出す
- 提言・教師の専門的力量アップへの期待
- 子どもとの人間関係づくりから始めよ!
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- 場を共有したつながり感覚
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- 守・破・離が上達への近道
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- 授業センスを磨くように努めよ
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- 明示できる理論の形成
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- プロ教師をめざす後輩たちへ―教師修業は果てしなく
- 事実をとらえて事実を再現し、事実を分析する
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- 「伸びたい」という意欲を持ち努力を楽しむ
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- 経験は意図的に積み、整理を加えること
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- 自分の信ずることを自分の責任でやる小さな勇気を
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- 私資を投じて他者と技を磨き合う
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- 校長として教師修業の場をどう設けてきたか
- 要約する力を鍛える
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- 校長が挑戦し続ける場
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- 学び合う雰囲気と授業研の場を
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- 本流にいて力量を磨け
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- 私の教師修業―何をめざしてきたか
- 一人の子供の総合化を
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- 言い訳しないと決めて、サークル模擬授業に挑み、その実力で対決をする
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- 体育授業の法則化
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- 理科好きな生徒を育てる
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- サークルこそ教師修業の場
- サークルは前進する教師のための教室だ
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- ほめなくてよい、代案を示せ!
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- サークルは清水の舞台から飛び下りさせてくれる
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- 私の教師人生を豊かにする作州教育サークル
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- 全員参加型模擬授業で授業の力をつける
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- 総合的学習開拓への挑戦
- 「ショー的な授業」から脱却し、地道な実践を積み上げよ
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- 先行実践と原点からの挑戦
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- 「教科エゴ」を排し、「教科本質」に帰す
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- インターネット活用への挑戦
- 授業で活用するWebワークの開発
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- 熊本大学附属小のデジタル化研修会
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- 日常の授業の導入で生かす
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- 授業上達をめざす奮戦記―旧文化とのたたかい
- 時がたつと、勝利はわが手に
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- 口先の旧文化に行動で闘う
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- 新文化の学校の中でのささやかなたたかい
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- 果たして「闘い」になるのか
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- 我流を排し基本を学ぶ―プロ教師への道を求めて
- 些細なずれが、子どもの成長を邪魔する
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- 「一流」に触れることで力はつく
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- 常に原書・原点に戻りながら学び続ける
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- 中学教師よ、黒帯六条件のクリアを目指せ
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- インターネットを活用した授業づくり
- 普通教室におけるコンピュータ活用
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- メディアを活かす授業の展開 (第5回)
- 3年生にもできる、ホームページ作り
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- メディアを活かす授業の展開 (第6回)
- メディアの活用で新しい学力を育てる
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- 子どもを励ます言葉かけ
- 教師は身体で信頼感を発信する
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- コンピュータ授業への道 (第3回)
- デスクトップ画面には思想がある
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- 学力向上運動と教師の責任 (第3回)
- 「学びのすすめ」は負の遺産を清算していない
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- 子どもの自己評価活動を育てる (第3回)
- 「生きる力」を育てるための自己評価は動き出したか
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- 〜自己評価に関する全国調査の概要を通して(その2)〜
- 絶対評価への転換と実践課題 (第3回)
- 到達度評価の新しい提案
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- 「理解の早い子」を伸ばす発展学習 (第3回)
- 算数科/学習指導要領で削減された内容の発展教材2
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- 編集後記
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編集後記
○…教育技術法則化運動は昨年末をもって解散しましたが、運動の果たした大きな役割の一つに教師の技量の上達論があります。役に立たない「教育学」研究は、教師教育のパラダイムの転換期にあって、大きく変わる可能性があります。
○…わが国の教育学者は、授業を研究対象として考えることに、総じて消極的であったという指摘があります。その中にあって「教育の科学化」を構想されたのは重松鷹泰氏でした。重松氏の「教育の科学化」論の骨子は、「教育を技術化」することであり、「教育を教育者のカンやコツをもととする技巧に委ねておくことは、教育を進歩させるゆえんではない」「教育を明確な根拠に基づく技術によって遂行していくことが必要である」と説きました。(「教育の科学化」『学習研究』昭和二十四年)
○…その後、教育学者の主導で全国授業研究協議会(全授研)が結成されたのが昭和三十六年でした。この動きに呼応して専門雑誌『授業研究』(本誌の前身)が創刊されたわけです。当時から「個別の教育技術を教師の共有財産として一般化させる」ことが編集の方針であったといえます。
○…昨年末、国会で成立した「教育改革関連法案」の一つに、不適格教員に対する人事管理システムづくりの促進があり、これは教師の意欲や努力が報われ評価される体制をつくることをめざしたものです。『青年教師自立への悩み』という新書の中で、ある教師は、教師修業という考え方が、仕事に「生きがい」と「楽しさ」をミックスさせてくれた…。と書いていましたが、多くの青年教師をとらえた教師修業の魅力とは何だったのでしょうか。ある新聞の社説には、「学校で日常的に教師が力を磨き合うのが力量アップに最も効果的だ」とありました。
○…本号は「教師修業への挑戦」の意味を特集で考えてみました。
(江部)
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- 明治図書