授業研究21 2001年8月号
「指導と評価の一本化」を図る実践提案

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授業研究21 2001年8月号「指導と評価の一本化」を図る実践提案

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2001年7月
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「指導と評価の一体化」を図る実践提案
提言・「指導と評価の一体化」を図るためのポイント
改めて「学力」を「どう測る」
水越 敏行
指導を評価できる評価を
西林 克彦
学習者中心の視点で考える
工藤 文三
指導と評価の一体化
梶田 正巳
学びが実感できる評価活動の改善
言語技術の評価基準を立てよう
市毛 勝雄
スモールステップで瞬時に評価する
有田 和正
学びが実感できる評価活動の改善
志水 廣
自分の成長が実感できる評価を
森 一夫
評価活動を学習過程にどう位置づけるか
子どもの反応を生きた学習材とする
村上 博之
各学習過程で学びの自覚化を図る
世良 泰章
「指名なし討論」を実現する四つの評価活動
伴 一孝
綿密かつ柔軟な評価計画を
赤井 君博
実践提案・国語科でめざす「指導と評価の一体化」
「前もって分析」を高める授業で一体化
福山 憲市
子どもの「思い」を見つめる
田頭 良博
向山型作文指導への挑戦
水野 正司
自己評価を国語と総合の架け橋に
植西 浩一
実践提案・社会科でめざす「指導と評価の一体化」
問題解決的学習にあった評価を
西尾 一
向山先生の「一字読解の授業」を応用する
吉田 高志
フラッシュカードとミニテストの連動が基礎・基本の指導と評価に効果的である
谷 和樹
主観で結構
深谷 圭助
実践提案・算数・数学科でめざす「指導と評価の一体化」
ミニテストから授業を始めよう
菊池 靖志
向山型算数の飛び込みで授業で駆使した「指導と評価」
木村 重夫
子どもの自己理解を促す導入と交流段階の工夫を通して
宮本 泰司
子どもをよく評価できるように指導する
星野 博之
実践提案・理科でめざす「指導と評価の一体化」
原典にあたり、評価内容と学習場面の設定を
新川 荘六
学びの文脈に沿って次の一手を
藤本 雅司
仮説設定で一体化を図る
大谷 和明
生徒の向上をめざす評価
小森 栄治
実践提案・体育科でめざす「指導と評価の一体化」
目標を達成させる指導と評価をする
根本 正雄
原理原則に沿った指導
鈴木 智光
「向山式阿波踊り指導」で指導と評価の一体化を体感する
村田 斎
「個別評定」で授業への意欲をつなげる
福田 一毅
評価を授業改善に生かした私の工夫
子どものメタ評価で創る授業に
関 浩和
一人一人の問題意識やつまずきからはじまる座席指導案作り
高橋 英樹
TOSSランド・平均点・感想で授業改善する
赤石 賢司
「診断と治療」で授業をつくる
森 寛
「知の総合化」―教科に問われる課題
総合的学習に教科を積極的に関係づけること
寺西 和子
教科で支える総合的学習 (第9回)
ヤゴ救出作成
駒井 隆治
教科で支える総合的学習 (第10回)
富士山からの贈り物
勝又 明幸
子どもをひきつける教師の話し方
話し方の原則
築道 和明
総合的学習と新しい学び (第5回)
企画実践型総合的学習のすすめ
田中 博之
現場に見る総合的学習の問題点 (第5回)
「説教」で学習意欲を引き出せるのか?
有田 和正
総合的学習で育てる学力 (第5回)
理解の速い子をどう指導するか
高階 玲治
要録改訂期における教育評価の問題 (第5回)
戦後教育評価観の位相と転換(4)
田中 耕治
〜「目標に準拠した評価」と「個人内評価」の結合〜
学校のカリキュラム開発 (第5回)
総合的学習のカリキュラム開発(続)
柴田 義松
編集後記
江部 満

編集後記

○…これまでの相対評価から絶対評価への転換は、到達度評価重視の方向が一歩前進したものとして評価する声が強いようです。ただし習得目標が「知識・技能」である限り、その知識・技能を評価し易いが、同時に「関心・意欲・態度」まで評価するとなると、教師の主観がはいり易く難しい問題を抱えることになるとの批判も出ています。そこから学校としての「評価規準」をどう作るかという課題が生まれています。学校ごとに評価規準がバラバラでは子どもの到達度を客観的に評価できるのかという批判です。

○…指導や学習のためにこそ「評価」があるべきだという考え方が強く主張された時がありました。その過程で指導の中に組み込まれた評価、あるいは学習の過程に組み込まれた評価が実践課題として問題になったことがありました。その背景には、指導において評価は不可欠の営みであるとする考え方がありました。テストにしても成績づけにしても、それをやって終わりということではなく、評価と指導がバラバラにならないように「一体化」が強調されたわけです。

○…昭和四〇年代の後半から実践された形成的評価を中心とした評価論と実践が盛んになり、「指導と評価の一体化」の必要性が強調されたわけです.今回の相対評価から絶対評価への転換は、改めて「指導と評価の一体化」をより進めるためにどう実践的に対応するかが問われているわけです。

○…まさに「指導と評価の一体化」は評価の視点からこれまでの指導の在り方を根本的に問いなおし、評価という働きを有効適切な形で組み込んだ授業展開を計画し実践していくことを問い掛けているといえます。本号は、そのための具体化を実践レベルで提案していただく特集です。

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