楽しい理科授業 2006年4月号
“先生が大好き”になる授業開きヒント

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楽しい理科授業 2006年4月号“先生が大好き”になる授業開きヒント

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ジャンル:
理科
刊行:
2006年3月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “先生が大好き”になる授業開きヒント
“私の授業”はどう思われているか?―リトマス試験紙はこれだ!
挨拶一つで分かる
伴 一孝
ノートまとめへの取り組み度合いが授業の評価になる
小田 哲也
全ては,子どもたちの表情にある!
小林 幸雄
リトマス試験紙は子どものノート
城者 貴典
理科授業にはどんなタイプがあるか
“先生が大好き”といわれる授業形態
森 一夫
自然にどっぷり,みっちり科学
佐々木 昭弘
生徒が知的な楽しさを感じるように組み合わせる
小森 栄治
“この先生の授業は面白そう”となるネタの大公開
背理法で教える
善能寺 正美
モノで勝負する
吉野 信之
実演の様子を書かせる
根本 直樹
教科書の音読の工夫
野崎 史雄
最初から討論
迫田 一弘
楽しいクイズのネタ
渡邉 憲昭
モノ見つけからはじめる
石田 勝紀
いきなり生物の絵を描かせる
亀田 素子
ドッキリ実験からはじめる
こうの にしき
面白科学話からはじめる
小石川 秀一
新学期の授業準備:年間の見通し&初日のスケジュール
3年/年間の見通し&初日のスケジュール
大堀 真
4年/年間の見通し&初日のスケジュール
藤井 総一郎
5年/年間の見通し&初日のスケジュール
佐藤 陽一
6年/年間の見通し&初日のスケジュール
小田 泰史
中学1年/年間の見通し&初日のスケジュール
間 英法
中学2年/年間の見通し&初日のスケジュール
長山 知直
中学3年/年間の見通し&初日のスケジュール
山本 芳幸
ビギナー教師のための“好かれる授業”の条件
好かれる授業の教科書の扱い方
松藤 司
好かれる授業のモノの条件
中桐 信哉
好かれる授業の実験の入れ方
吉原 尚寛
好かれる授業の導入の方法
新地 比呂志
好かれる授業の観察のさせ方
行實 克彦
好かれる授業の調べ方
三木 勝仁
好かれる授業の発表のさせ方
小林 仁
好かれる授業のグループ討論
田口 忠博
好かれる授業のノートのとり方
井川 裕子
好かれる授業の予習・復習のさせ方
田安 規良
好かれる授業の机の並べ方
下重 和也
好かれる授業の指名の仕方
松崎 力
好かれる授業の理科室環境
賀本 俊教
小特集 理科主任として新学期に必ずすること
教科書と理科室を大切にする
柏木 博之
まず植物教材を用意しよう
野池 徹哉
理科室開きはエジソンで行う
西村 一夫
「先生,○○使ってもいいですか?」
三田 幸司
使い勝手のいい準備室・理科室
山元 一哉
先生方を学級園に引き込もう
牧 弘樹
理科室探検でスタート
奥村 豊美
何といっても消耗品の発注!
二宮 由美子
とっても楽しい理科工作 (第1回)
逆転の発想で模型の自動車を発電機に!
安岡 昭和
新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第1回)
「日本型理科教育」とは?―理科教育の価値―
日置 光久
読解力を鍛える理科テスト問題づくり (第1回)
小学校/向山・小森型理科のノート指導で鍛える
新牧 賢三郎
中学校/「読解力」は「教師力」を問うている
間 英法
理科好きにする実験観察のヒント (第13回)
発芽と成長
横須賀 篤
〜もやし栽培セットを使って,発芽と成長について調べよう〜
わかる実験・わかる教え方―基礎基本が定着する授業づくり― (第1回)
授業開きで授業のシステムをつくる
山田 淳
編集後記
樋口 雅子
こだわり教師の実験教室―100円ショップで実験ネタ― (第1回)
何で飛んだの?
田中 康善

編集後記

○…「先生が大好き」「先生の授業が大好き」

 特集のタイトル、どちらがいいか迷ったのですが、結果的にはこの形にしました。

 迷ったわけは、「先生が大好き」だと、人格論を展開するような誤解を生ずるかなーという危惧を感じたからです。授業はしかし、逆に、人格のすべてが出るとも思えるので語呂がいいタイトル表現のほうにしました。

 この問題で、私が身近かで体験したことで、今だに鮮明なエピソード記憶として残っていることがあります。

 理科の授業ではないのですが、教科書に落書きをしたといって立たされたーと聞き、中身を見せてもらったところ、「マンガチックな野球選手のイラスト群と各選手の打率を計算した」ものが教科書のあちこちに点在していました。2年生にしては打率の計算など「この子は算数が得意なのだ。よく出来たとほめてもいい?内容ではないか」と、内心思ったのですが、「なんでまた、こういう落書きをしたの」と聞いてみました。その時の答えは、

 「だって、あの先生の授業、退屈で、退屈で、しかたないんだもの〜」と、それは本当に嘆きに近い表情で、言い放ったのです。

 落書きの一つも書きたくなる授業では、本当に子どもがかわいそうだと思います。

 幸い?理科の場合、教材内容にはそういう退屈系は少ないと思えますが、授業のスタイルとなると若干怪しいものもあるように思えます。

 本号は、4月新学期出発にあたり、もっとこういう授業スタイルをも取り入れていくと先生も子どもも楽しく学ぶ授業が展開できるのではないかーということで、授業に関する情報に焦点をあてました。

(樋口雅子)

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