- 特集 社会科教育のこれから「令和の学びのスタンダード」
- 01 社会科教育のこれから「令和の学びのスタンダード」
- 社会科教育の本質から導く学びのスタンダード
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- 02 これからの社会科授業づくりで大切にしたいこと
- 学習指導要領実施状況調査速報版から考える
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- 03 社会科教育と教科書の活用の仕方 これからのスタンダード
- 教科書の記述内容と,副読本や現実社会を比較して,方法の概念装置と内容の概念装置を創る
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- 04 1人1台端末のデジタル学習基盤を前提とした協働的な学び
- 「対話」と「批判的思考」を働かせた情報を吟味する学習活動
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- 05 社会科教育における授業理論と実践の関係 これからどのように考えていくべきか
- 教科のグランドデザインから教室状況をふまえたデザインの原則へ
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- 06 子どもの多様性を受けとめる「個別最適な学び」「個に応じた指導」
- 個のためにある学校,教師の構え
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- 07 社会科教育と学習評価―これからの評価の在り方を問う
- 文脈をふまえた学習評価の必要性
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- 08 「内容知」と「方法知」から考える教科内容の構造化
- 「内容知」「方法知」の理論と今後の在り方
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- 09 社会科教育における「真正の学び」と教授法
- 当事者意識にこだわるのもほどほどに
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- 10 教科横断的な学びも視野に入れた社会科カリキュラム―授業時数や単位時間の弾力的運用から考える
- 身近な地域の学習へ発展させるカリキュラムデザイン
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- 11 社会科教師の専門性の涵養と授業への活かし方
- 社会科固有の専門性と授業づくりのポイント
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- 12 社会科教育でどのように市民性を育むか 「主権者教育」のこれから
- 社会の創り手を育むための社会科教材とは
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- 13 【授業最前線】「これから」の視点から考える社会科授業デザイン
- 小学3年/市のうつりかわり
- 社会科学習の学び始めに,「見えない問題」に気づくことのできる授業を
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- 小学4年/水はどこから
- よりよい社会の在り方について多角的に考え続ける
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- 小学5年/わたしたちの食生活を支える食料生産
- 学習を活かして米農家の一年を疑似体験〜ゲーミフィケーションの活用を通して〜
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- 小学6年/世界の未来と日本の役割
- 「令和の米騒動」から考える
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- 中学地理/日本の諸地域(地域の在り方)
- 「真正な学び」の視点でデザインする授業〜「真正な課題」の設定と「問いの構造化」を通して〜
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- 中学歴史/開国と幕府政治の終わり
- 「学習課題に至るまでの工夫」と「つなぐ発問」
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- 中学公民/私たちと経済(市場の働きと経済)
- 北山丸太から見る希少性と価格の関係〜経済の見方・考え方の素地を養う経済単元導入の在り方の提案〜
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- 高校地理/地理探究 比較地誌(欧州ロシア,環太平洋地域)
- 「本質的な問い」の視点から創る「クリエイティブ・ラーニング」型授業
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- 高校歴史/歴史総合(「革命」を考える)
- 「革命」の「類似と差異」を考察する歴史総合の授業実践
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- 高校公民/倫理(さまざまな人生観・倫理観・世界観)
- 新課程「公民科」の授業実践で迷走しないために
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第69回)
- 小学校社会科における主権者として求められる資質・能力を育む教育の推進H
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第9回)
- 地図を読み取る学習活動から,子どもの社会認識を深めよう!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第69回)
- 緊急企画!令和の米騒動を教材化…参観日にぜひ!
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- 〜3年生「店ではたらく人々」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第33回)
- 個の学びを豊かにする教材の魅力
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第57回)
- なぜスイスは永世中立国なのか?〜傭兵から世界のスイスへ〜
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- 〜地理・歴史・公民〜
- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第63回)
- 年間指導計画で学習の長期設計図を作る(9)
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- 〜「歴史総合」構造化した課題(問い)による単元設計〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第21回)
- 球団名のリアルと地理授業デザイン
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- 社会参加から考える公民授業づくり (第9回)
- 教育内容としての社会参加
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第21回)
- エージェンシーを意識した単元を作る! その3
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- 〜オンラインプラットフォームを活用した児童主体の学び〜
- 全国の実践家発!現代とつなぐ歴史授業 (第9回)
- 歴史理解のツールとしてのナラティブ
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- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第9回)
- ESDと非認知能力―「自己制御」「好奇心」「批判的思考」「楽観性」「情動知能」
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- 〈全国社会科教育学会の広場〉社会科教育研究は教師の成長にいかに寄与し得るか (第9回)
- 教科書・授業に対する教師の見方・考え方の転換と社会で重要な内容的概念の獲得・活用
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- 〜開発的・実践的研究は教師の成長にいかに寄与し得るか 子どもが持つ概念の成長の視点から(小学校)〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第321回)
- 広島県の巻
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- 編集後記
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編集後記
次期学習指導要領に向けて,中央教育審議会での分科会や有識者会議での議論が活発に行われており,ニュースなどでも,次回改訂に関わる論点の報道がなされ,「これから」に向けて動き出してきた印象があります。
教師不足などの人員面の問題や働き方改革,ICT導入の影響など環境面の課題の他,授業における「個に応じた指導」の実現や,ICTを学習基盤の一つとしてとらえての取り組み方など,委員の先生方の資料の中でも,様々な課題が挙げられています。
7月には,小学校学習指導要領実施状況調査の結果まとめが,9月18日には「今後の教育課程,学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会 論点整理」が出されました。
実施状況調査においては,社会科授業で定着できている点と,そうでない点も浮かび上がってきており,これからの授業づくりの課題として,取り組む動きが出てきそうです。論点整理においては,トピックとなるものが取り上げられており,これをどのように現場に落とし込んでいくか,がこれから議論されていく模様です。
そこで12月号では「社会科教育のこれから『令和の学びのスタンダード』」と題して,今の社会科教育における課題をどうとらえるか,またこれからの社会科教育はどうあるべきかについて,授業づくりから教科書や1人1台端末への向き合い方,授業理論と実践の関係や個別最適な学び,内容知と方法知から考える教科内容の構造化から,社会科カリキュラム,社会科教師の専門性まで。様々な視点からご提案いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 今号は「神号」のひとつだと感じました。どの記事も自分の問題意識に引きつけて読むことができました。まさしく、社会科教育におけるこれからの「令和の学びのスタンダード」が書かれていました。2024/12/340代・高校教諭
- 学びのスタンダードと言う表題はやや大げさでしたが、小倉先生の学テの結果を踏まえたこれからの社会科で求められることを始め、参考になる部分が多かった。2024/11/1720代・小学校教員