- 特集 授業の質を高める! 社会科・教材研究の技術
- 1 本質を知る“知識の構造図”で見る教材研究の極意
- 「何を」と「いかに」を結びつける方法論
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- 2 逆思考でユニークにとらえる!教材発掘の基礎技術
- 有田和正氏の教材発掘法に学ぶ
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- 3 子どもが食いつく! 教材との出会いの演出
- 小学校/「人」という「超具体」に出会わせる
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- 中学校/まずは教師自身が好奇心をもって教材研究+広がりのある展開構想
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- 4 授業づくり・はじめの一歩 教材研究のススメ方
- (1)教科書研究
- 「紙の教科書」と「デジタル教科書」を活用した授業づくりのために
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- (2)インターネット活用
- 令和時代の教材研究はインターネット術の7か条
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- (3)取材・調査
- 教師の教えたいを子供の学びに転換する取材
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- (4)教材研究ノートづくり
- 教材研究のストックはアナログとデジタルのハイブリッドで
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- 5 授業の質がアップする! 教材研究&授業アイデア 小学校
- 3年 学習者・教育内容・教科書・指導要領の往還による授業づくり
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- 4年 自然災害を自分事として考える授業づくり―第四学年「自然災害から人々を守る活動」―
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- 5年 【我が国の農業や水産業における食料生産】子どもの主体的な思考活動を促し「深い学び」のある社会科授業の実践事例
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- 5年 【我が国の国土の自然環境と国民生活との関連】プラスワンの教材研究が,授業の質を高める
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- 6年 【我が国の政治のはたらき】「地域の活性化」から政治を考えよう
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- 6年 【我が国の歴史上の主な事象】全時代を網羅する! ネタ&授業プラン&ワークシート
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- 6 授業の質がアップする! 教材研究&授業アイデア 中学校
- 地理的分野 【世界の様々な地域】「いま」の世界から「自分」の世界へ
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- 地理的分野 【日本の様々な地域】生徒の資質・能力向上を目指し、目標―指導―評価の一体化が図られた単元のまとまりごとの授業づくり―「見通し・振り返り表(計画表・評価表)」の作成―
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- 歴史的分野 【近世までの日本とアジア】自らの成長が授業力の向上へ,4つのポイントでみる授業づくり
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- 歴史的分野 【近現代の日本と世界】主体的な学習を目指して
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- 公民的分野 【私たちと経済】 子どもの世界と科学の世界を結びつける
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- 公民的分野 【私たちと政治】中高一貫校で育む主権者の芽「偉人総選挙」
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- 7 授業の質がアップする! 教材研究&授業アイデア 高等学校
- 地理 先入観を打ち破り,「批判的思考力」を養うための教材研究―「民族と宗教」の単元を事例として−
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- 歴史 ファンタジーの効用―訴求力と自我関連をとおして
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- 公民 身近なテーマをもとに授業をデザインする
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第24回)
- 長期的な視点で行う,効率的な評価B
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- スペシャリスト直伝!授業がもっとうまくなる社会科授業スキル (第12回)
- ゲストティーチャーから学びを深めるスキル
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第12回)
- 太陽暦が採用されたワケ〜「知識」習得と「見方・考え方」〜
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- 〜歴史〜
- 新学習指導要領 社会科授業デザイン&評価のポイント (第12回)
- 社会科の授業デザイン(6)
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- 〜「深い学びの単元モデル」の研究〜
- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第24回)
- 4年生「きょう土の伝統・文化と人たち」
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- 〜伝統的建造物の社会的ジレンマ〜
- 見方・考え方を働かせる!単元を貫く学習課題でつくる中学社会ワーク (第12回)
- 持続可能性の実現の課題に着目させる課題
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- 〜中学公民「国際連合のはたらき」〜
- 地理大好きな子どもを育てる!見方・考え方を鍛える地理授業デザイン (第12回)
- バーチャルフィールドワークで地図作成(景観,場所,地域)
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第18回)
- 高等学校歴史領域科目の「生徒が『問い』を表現する」学習のねらいと方法(2)
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- 学びと社会がリアルにつながる!SDGsの視点でつくる公民授業 (第12回)
- SDGsから社会科の未来を考える
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- 社会科における深い学びの実現とは (第12回)
- 学習者が実感できる「深い学び」の実現を目指して
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- 銅像からわかる!つれづれ歴史散歩ガイド―目からウロコの教材づくり― (第12回)
- 坂本竜馬像を例に銅像教材の活用3ポイントを考える
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第276回)
- 熊本県の巻
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- 編集後記
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編集後記
二〇二一年四月,コロナ禍を経て小学校・中学校いずれも新指導要領が施行,高等学校も移行期間最終年度となります。そこで改めて,授業のブラッシュアップを考える先生方も少なくないのではと思われます。
多くの先生方が考え,目指す「良い授業」。それはいったいどうつくられているのか。問題提示,発問,板書など様々な要素があるとは思いますが,その根本には,授業への第一段階「教材研究」が大きく関わっているのではないかと感じます。「何を教えなければならないのか」「何を身につけさせるべきなのか」を的確に把握している豊かな教材研究があってこそ,授業に頑丈な柱がつくり上げられ,「落ちこぼれ」「吹きこぼれ」なく全員が必要な力を身につける「良い授業」に近づくのではないかと思います。
これからSociety5.0の社会を迎え,子どもたちに必要とされる知識も急激に変化し続けることが予想されます。そんな中,「社会に生きる力」としていったい何を教えなければならないのか,何を身につけさせるべきなのか,そこからどんな柱を築かなければならないのか。
子どもたちがいきいきと学ぶ授業に向けての,教材研究の基礎からその本質までをご紹介頂きました。
/中野 真実
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- 明治図書
- 教材研究についてはきりがないし、毎年違うことを扱うので見通しを持ちにくい。今回の特集は役に立った。2021/11/520代・中学校教員
- 教材研究とひとくちに言っても、手探りでやっているのが現状ですので、指針が示されたように感じ、ありがたいです。2021/3/2920代・中学校教員
- 来年度の授業作りをするのに、春休み中にやるべきこと、やりたいことが整理できてよかったです。2021/3/230代・中学校教員
- 固定化された教材研究の現状から一歩脱却する手がかりを掴めたような気がする。これからの授業に活かして行きたい。2021/2/1620代・中学校教員