- 特集 子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル30選
- 視点1 社会参画の意欲を高める!子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業づくりのポイント
- 広い視野に立って自分の見方・考え方を深め合ってこそ―市民としての知性を大切にしながら―
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- 視点2 子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」教材化の視点とポイント
- (1)地理 教材化の視点とポイント
- 「対話」の相手を広くとらえよう
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- (2)歴史 教材化の視点とポイント
- 他社理解・過去解釈・過去と現在の比較・現在関連
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- (3)公民 教材化の視点とポイント
- 対話を通じ,個別問題から普遍的な社会課題へ
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- 視点3 「社会との関わり」を考える学習問題―よい例・悪い例
- 地理/観光教育で地域への多面的な気づきの機会を
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- 歴史/歴史を通じて「私と国との関わり」について考える
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- 公民/ハンセン病家族訴訟から「社会との関わり」を考える公民学習
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- 視点4 「社会を多面的・多角的に考察させる」ための対話的な活動づくり―プラスαの一工夫
- ズバリ!観察力・想像力・共感力・分析力・学習意欲が鍵
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- 視点5 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/小学校
- 3・4年
- 【地域の生産や販売】立場に寄り添いながら,多角的に考える話合い
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- 【地域社会の災害や事故防止】自分事として社会とのつながりを実感する「対話的な学び」
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- 5年
- 【我が国の農業】農業から見た「これからの時代」を主体的・対話的に学ぶ授業づくり
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- 【我が国の工業生産】持続可能な社会をめざす「これからの工業生産」
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- 6年
- 【鎌倉時代】「資料との対話」「人との対話」で鎌倉時代を探究しよう
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- 【江戸時代〜明治維新】江戸幕府が長期に安定した最大の要因は何か
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- 視点6 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/中学校
- 地理的分野
- 【世界の諸地域】世界地理学習で地球的課題を考え,足元から行動する!
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- 【日本の諸地域】教材との「対話」を意識した九州地方の学習
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- 歴史的分野
- 【中世の日本】「主体的・対話的で深い学び」と社会科の本質を考える
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- 【近世の日本】歴史的事象を「自分事」に引き寄せ,「対話」を生み出す学習
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- 公民的分野
- 【私たちと現代社会】マンダラートシートを活用した対話的な学び
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- 【私たちと政治】「地域医療」を題材とした地方自治の学習
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- 視点7 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/高等学校
- 地理
- 先輩の「問いかけ」を継承し地図ワーク! 意見を重ね書きする
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- 歴史
- 日本史でお金について考える
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- 公民
- 深い学びのための,資料を活用した対話的な学習
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- 小特集 今,社会科が熱い!研究会実践レポート 第1弾
- 全国歴史教育研究協議会(第六〇回研究大会)
- 新しい歴史教育の創造を目指して〜転換期の歴史教育の在り方〜
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- 全国民主主義教育研究会(第五〇回大会)
- 18歳成人時代の民主主義教育
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- 社会科教育連盟(第七三回全国社会科教育研究協議会)
- 未来への希望をもち,よりよい社会を共に創ろうとする子どもを育てる社会科学習
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- 全国中学校地理教育研究会(第六〇回全国研究大会)
- 地理的な見方・考え方を働かせる授業の工夫・改善
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- 全国地理教育研究会(第六四回富山大会)
- 自分たちの地域の教材を使って地理総合を!
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- 日本公民教育学会(第三〇回全国研究大会福岡大会)
- 一八歳成人時代の「公共」と公民教育
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第8回)
- 学びをつなぐ
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第2回)
- 「見方・考え方」を働かせた考察に向かう課題(問い)の設定
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- 〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第8回)
- 5年生の教材づくり(1)
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- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第8回)
- ポイントカードの秘密をさぐる〜情報化した社会とわたしたちの生活〜
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- 〜小学5年/POSシステム〜
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第8回)
- 歴史/知識・情報,交通・通信が変える世界
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- 〜推移,比較,相互の関連から歴史を考察する〜
- 社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第8回)
- スパイラル・モデルの活用方略と事例
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- 「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第8回)
- パフォーマンス評価を高校の歴史科目にどう活かすか
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- 〜高等学校・第2学年・日本史B「幕藩体制の確立」〜
- 歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第8回)
- 進歩や発展の視点から歴史を認識する
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- 見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第8回)
- 地域調査―「場所」に着目して
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- 小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第8回)
- 主権者の育成と「論点整理力」の育成A
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- 新学習指導要領全面実施直前レポート (第8回)
- 副読本の作成と新学習指導要領(7)
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- 社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第8回)
- 11月号視点/社会に開かれた中学校社会科教育
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- 〜公共圏に参画できる力を育成する歴史授業〜
- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第8回)
- 勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
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- 〜身近な地域から歴史を学ぶその八〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第260回)
- 茨城県の巻
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- 編集後記
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編集後記
川田耕氏の著書『生きることの社会学』で,川田氏は「社会が,私たちに多くの便益を与えてくれることと,私たちの生活を規制したり強制したりすることがある,ということの多くは,表裏一体になっています」と述べられています。「私たちは社会とともに生きている」とも言えるのだと思います。
子ども達にとっての「社会」とは,多くの場合「大人の世界」のようなイメージであり,自分が社会の一員であることの意識は,薄くなりがちです。
しかし実際には,身のまわりには「社会」を感じられるものが数多くあり,それらを魅力的な教材づくりで紐解いていくことで,社会の仕組みやつながりを知り,今までとは違った目で見ることが出来るようになります。
また,その中で社会のルールや,ニュースなどで取り上げられるような社会問題などにも触れることで,自分なりの意見を持ち,それらを交流することは,「将来的な社会の担い手としての資質を育む」ことにもつながっていきます。まさにこれこそが,社会科という教科の役割の一つとも言えるのだと思います。
そこで本号では,「社会との関わり」と「対話的な学び」をテーマに,各分野・各単元における教材化の視点とポイントから学習問題,対話的な活動づくりの一工夫から,単元ごとの授業づくりまでを,幅広くご提案いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 具体的な実践が紹介されていて、とても分かりやすく興味深い内容だった。小学校の内容をもっと教えてほしいです。2019/11/23あつしん