社会科教育 2019年11月号
子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル30選

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社会科教育 2019年11月号子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル30選

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ジャンル:
社会
刊行:
2019年10月8日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル30選
視点1 社会参画の意欲を高める!子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業づくりのポイント
広い視野に立って自分の見方・考え方を深め合ってこそ―市民としての知性を大切にしながら―
木村 博一
視点2 子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」教材化の視点とポイント
(1)地理 教材化の視点とポイント
「対話」の相手を広くとらえよう
戸井田 克己
(2)歴史 教材化の視点とポイント
他社理解・過去解釈・過去と現在の比較・現在関連
宇都宮 明子
(3)公民 教材化の視点とポイント
対話を通じ,個別問題から普遍的な社会課題へ
鈴木 隆弘
視点3 「社会との関わり」を考える学習問題―よい例・悪い例
地理/観光教育で地域への多面的な気づきの機会を
深見 聡
歴史/歴史を通じて「私と国との関わり」について考える
角田 将士
公民/ハンセン病家族訴訟から「社会との関わり」を考える公民学習
福田 喜彦
視点4 「社会を多面的・多角的に考察させる」ための対話的な活動づくり―プラスαの一工夫
ズバリ!観察力・想像力・共感力・分析力・学習意欲が鍵
峯 明秀
視点5 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/小学校
3・4年
【地域の生産や販売】立場に寄り添いながら,多角的に考える話合い
吉羽 敏昭
【地域社会の災害や事故防止】自分事として社会とのつながりを実感する「対話的な学び」
岩田 睦巳
5年
【我が国の農業】農業から見た「これからの時代」を主体的・対話的に学ぶ授業づくり
石堂 裕
【我が国の工業生産】持続可能な社会をめざす「これからの工業生産」
福山 憲市
6年
【鎌倉時代】「資料との対話」「人との対話」で鎌倉時代を探究しよう
佐々木 豊
【江戸時代〜明治維新】江戸幕府が長期に安定した最大の要因は何か
木 良太
視点6 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/中学校
地理的分野
【世界の諸地域】世界地理学習で地球的課題を考え,足元から行動する!
大谷 誠一
【日本の諸地域】教材との「対話」を意識した九州地方の学習
牛込 裕樹
歴史的分野
【中世の日本】「主体的・対話的で深い学び」と社会科の本質を考える
藤本 将英
【近世の日本】歴史的事象を「自分事」に引き寄せ,「対話」を生み出す学習
平野 孝雄
公民的分野
【私たちと現代社会】マンダラートシートを活用した対話的な学び
有山 明利
【私たちと政治】「地域医療」を題材とした地方自治の学習
横川 和成
視点7 【授業最前線】子どもと社会をつなぐ「対話的な学び」授業モデル/高等学校
地理
先輩の「問いかけ」を継承し地図ワーク! 意見を重ね書きする
竹田 和夫
歴史
日本史でお金について考える
石川 照子
公民
深い学びのための,資料を活用した対話的な学習
宮崎 三喜男
小特集 今,社会科が熱い!研究会実践レポート 第1弾
全国歴史教育研究協議会(第六〇回研究大会)
新しい歴史教育の創造を目指して〜転換期の歴史教育の在り方〜
豊田 基裕
全国民主主義教育研究会(第五〇回大会)
18歳成人時代の民主主義教育
菅澤 康雄
社会科教育連盟(第七三回全国社会科教育研究協議会)
未来への希望をもち,よりよい社会を共に創ろうとする子どもを育てる社会科学習
和田 幹夫
全国中学校地理教育研究会(第六〇回全国研究大会)
地理的な見方・考え方を働かせる授業の工夫・改善
中林 洋
全国地理教育研究会(第六四回富山大会)
自分たちの地域の教材を使って地理総合を!
五十嵐 和也
日本公民教育学会(第三〇回全国研究大会福岡大会)
一八歳成人時代の「公共」と公民教育
蓮見 二郎
最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第8回)
学びをつなぐ
小倉 勝登
最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第2回)
「見方・考え方」を働かせた考察に向かう課題(問い)の設定
藤野 敦
〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第8回)
5年生の教材づくり(1)
山下 真一
ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第8回)
ポイントカードの秘密をさぐる〜情報化した社会とわたしたちの生活〜
朝倉 一民
〜小学5年/POSシステム〜
100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第8回)
歴史/知識・情報,交通・通信が変える世界
河原 和之
〜推移,比較,相互の関連から歴史を考察する〜
社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第8回)
スパイラル・モデルの活用方略と事例
原田 智仁
「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第8回)
パフォーマンス評価を高校の歴史科目にどう活かすか
次橋 秀樹
〜高等学校・第2学年・日本史B「幕藩体制の確立」〜
歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第8回)
進歩や発展の視点から歴史を認識する
田尻 信壹
見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第8回)
地域調査―「場所」に着目して
井田 仁康
小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第8回)
主権者の育成と「論点整理力」の育成A
橋本 康弘
新学習指導要領全面実施直前レポート (第8回)
副読本の作成と新学習指導要領(7)
澤井 陽介
社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第8回)
11月号視点/社会に開かれた中学校社会科教育
岩野 清美
〜公共圏に参画できる力を育成する歴史授業〜
〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第8回)
勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
寺尾 隆雄
〜身近な地域から歴史を学ぶその八〜
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第260回)
茨城県の巻
井田 仁康
編集後記
及川 誠

編集後記

 川田耕氏の著書『生きることの社会学』で,川田氏は「社会が,私たちに多くの便益を与えてくれることと,私たちの生活を規制したり強制したりすることがある,ということの多くは,表裏一体になっています」と述べられています。「私たちは社会とともに生きている」とも言えるのだと思います。

子ども達にとっての「社会」とは,多くの場合「大人の世界」のようなイメージであり,自分が社会の一員であることの意識は,薄くなりがちです。

 しかし実際には,身のまわりには「社会」を感じられるものが数多くあり,それらを魅力的な教材づくりで紐解いていくことで,社会の仕組みやつながりを知り,今までとは違った目で見ることが出来るようになります。

 また,その中で社会のルールや,ニュースなどで取り上げられるような社会問題などにも触れることで,自分なりの意見を持ち,それらを交流することは,「将来的な社会の担い手としての資質を育む」ことにもつながっていきます。まさにこれこそが,社会科という教科の役割の一つとも言えるのだと思います。

 そこで本号では,「社会との関わり」と「対話的な学び」をテーマに,各分野・各単元における教材化の視点とポイントから学習問題,対話的な活動づくりの一工夫から,単元ごとの授業づくりまでを,幅広くご提案いただきました。


   /及川 誠

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      明治図書
    • 具体的な実践が紹介されていて、とても分かりやすく興味深い内容だった。小学校の内容をもっと教えてほしいです。
      2019/11/23あつしん

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