社会科教育 2010年8月号
“重要語句”定着の楽しいエクササイズ41

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社会科教育 2010年8月号“重要語句”定着の楽しいエクササイズ41

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ジャンル:
社会
刊行:
2010年7月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “重要語句”定着の楽しいエクササイズ41
社会科語句をめぐるホントにあった面白裏話
なぜ?共和と呼ぶかの理解は難しい
相澤 善雄
歓待としての「《社会的》なもの」
大友 秀明
征夷大将軍
金子 邦秀
憲法という言葉がもつ意味
釜本 健司
日本生まれ?「持続可能な開発」
澁澤 文隆
言葉は深化する
田中 伸
日本史と東洋史を救うために世界史は成立した?
原田 智仁
「天賦人権」〜人権は“天”から与えられたもの?〜
樋口 雅夫
「塩」にまつわる言葉と人々のくらし
福田 喜彦
重要語句定着と“教科書”の効果的活用法
重要語句定着と“小見出し語”の効果的活用法
村瀬 隆広
重要語句定着と“写真”の効果的活用法
山口 正仁
重要語句定着と“グラフ”の効果的活用法
伊藤 秀男
重要語句定着と“囲み記事”の効果的活用法
沼田 能昌
重要語句定着と“地図帳”の効果的活用法
重要語句定着と“地名”の効果的活用法
坂田 大輔
重要語句定着と“地域区分”の効果的活用法
飯塚 耕治
重要語句定着と“地図記号”の効果的活用法
森竹 高裕
重要語句定着と“索引”の効果的活用法
平川 公明
重要語句定着と“年表”の効果的活用法
重要語句定着と“時代区分”の効果的活用法
米田 稔
重要語句定着と“時代イメージ”の効果的活用法
恒川 徹
重要語句定着と“時代の代表的人物”の効果的活用法
松村 淳
重要語句定着と“時代の主要事件”の効果的活用法
藤井 英之
重要語句定着と“時代の文化”の効果的活用法
森川 禎彦
重要語句定着の楽しいエクササイズづくりのヒント
重要語句定着のビンゴ=つくり方と実例
山本 和彦
重要語句定着のクイズ=つくり方と実例
新村 勲
重要語句定着のパズル=つくり方と実例
林原 和彦
重要語句定着のクロスワード=つくり方と実例
園山 真司
重要語句定着のかるた=つくり方と実例
原口 美貴子
重要語句定着と難語句指導のポイントはここだ
上田 和浩
重要語句定着のノート指導―ポイントはここだ
山ア 章成
新登場の重要語句=定着のエクササイズ
小学3年の重要語句=定着エクササイズ
小倉 勝登
小学4年の重要語句=定着エクササイズ
伊藤 修久
小学5年の重要語句=定着エクササイズ
川原 雅樹
小学6年の重要語句=定着エクササイズ
青柳 滋
中学地理の重要語句=定着エクササイズ
南畑 好伸
中学歴史の重要語句=定着エクササイズ
竹中 廣司
中学公民の重要語句=定着エクササイズ
真柄 二郎
今ドキ言語力を診断すると=あなたの教室、どのランク
政権交代って―ABCのランク見本
吉井 恵洋
地球温暖化って―ABCのランク見本
山下 宏文
価格や費用って―ABCのランク見本
関東 朋之
貧困と格差って―ABCのランク見本
向井 ひとみ
情報化社会って―ABCのランク見本
福田 正弘
小特集 目からウロコの読書案内=私のベスト3
コンビニ・沖縄・クジラ
小田 泰司
ハルヒと確率論と世界金融危機
宮崎 正康
無系統に三冊
吉永 潤
中・米・“仏”で学ぶ面白言語学入門
森口 洋一
インセンティブとおせっかい
猪瀬 武則
文化史を学ぶ
扶川 聡
異見、あるいは異質な他者との出会い
草原 和博
過去の人々の目になる本
土屋 武志
知られざる?日本の伝統文化―全国に誇れる“わが県の文物・宝物” (第5回)
我が故郷、東広島の住まい
前原 敏雄
新指導要領と活用できる社会科5枚の写真 (第5回)
北海道で見つけた! 資源の有効活用
木村 俊夫
“政権交代の仕組み”をどう教えるか (第5回)
可視化した政治の変化
松本 康
分類とは何か―枠組みのための思考学 (第5回)
「全体構造図」から授業をつくる
許 鍾萬
〜全体の中から一部分を取り出し具体化する〜
“世界システム”で歴史を考える〜一体化論が提起しているもの〜 (第5回)
世界システムから見た家事・ケア労働の国際移動(前編)
田中 ひかる
社会科 新教材のチャームポイント (第5回)
小学校/自然災害の防止〜「火山の噴火」〜にかかわる新教材の着眼点
安野 功
中学校/〈歴史編〉受け継がれてきた伝統や文化への関心を高める地域教材開発のヒント
児玉 典久
小学校 すぐ使えるプリントページ“調べ・考える学習”ワーク (第5回)
「世界の主な海洋と大陸」の歩き方 基礎編
河田 祥司
中学校 すぐ使えるプリントページ“基礎基本定着”のミニチェック (第5回)
地理『都道府県名 間違い克服プリント=前半=』
染谷 幸二
今月の授業 (第5回)
「今、これだけは」思考力をはぐくむ8月の授業
山内 秀則
〜知の更新と思考力〜
人と本でプレビュー アーカイブ“社会科60年”を覗く (第5回)
森分孝治著『社会科授業構成の理論と方法』明治図書、1978年・『現代社会科授業理論』明治図書、1984年
児玉 康弘
澤井陽介と共に社会科のミッションを考える (第5回)
社会科ならではの言語活動はあるのか
澤井 陽介山内 秀則
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第149回)
静岡県の巻
磯山 恭子
編集後記
樋口 雅子
歴史HEROESの相関マップ―事件と人物を構造化する― (第5回)
北条時宗
河田 孝文林 健広
〜日本史上最大の国難を乗り切った偉人。人物キーワード:「方針を貫く」「情報力」「和」〜

編集後記

◯…社会科で重要語句といえば、なんといっても、その筆頭は、都道府県名ではないでしょうか。

ところで、この都道府県名と県庁所在地名が同じ県と違う県がある、誰しも、なぜだ―となります。

・明治政府に対して忠勤藩と朝敵藩がはっきりわかるようにした。

・忠勤藩は明治維新の時明治政府に賛成した藩で「同一県名」が与えられた。

・朝敵藩は新政府に反対した藩で「異なる県名」として一目で区別できるようにしたのである。御三家のあった水戸、尾張のそれぞれは茨城県、愛知県となった。和歌山は御三家でありながら早くから新政府に「反意なきこと」を伝えていたので、忠勤藩に入れてもらえた。

など、諸説があるようですが、いずれにしても、違う県と同じ県があり、それにはそれなりの理由があるのだ、ということを知っているのと知らないで闇雲に覚えようとするのとでは、エピソード記憶としての定着度にも差が出るのではないでしょうか。

また最近は、記憶に関する研究成果があれこれ紹介されていて、チャンク、ひとまとまりとして覚える大事さや、体と脳は密接に関係しているので、身体を使った学習が効果を発揮する―ということも分かってきたようです。

ところで、社会科だけではありませんが、記憶に関係する問題を取り上げると、暗記学習に拍車をかけるのかというお叱りを受けることが少なくありません。

しかし、およそ、記憶が関係しない学習などありえないわけですし、記憶すること自体も楽しい時期が青少年期にはあります。大事なことはしっかり覚えて進学するということを抜きにしてはまずいのではないかと思います。

本号は、今までにも、あれこれ開発されてきたさまざまな工夫を、エクササイズとして広く伝授していただきました。

〈樋口 雅子〉

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