社会科教育 2008年7月号
新指導要領の特徴と“授業のトリセツ”

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社会科教育 2008年7月号新指導要領の特徴と“授業のトリセツ”

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ジャンル:
社会
刊行:
2008年6月9日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新指導要領の特徴と“授業のトリセツ”
新指導要領・私の読解ポイントはここだ
目標・内容・方法の連関
岩永 健司
開かれた愛国心と市民としての自立
臼井 嘉一
「伝統文化」と「公共」
大友 秀明
社会科学習の再定義を求める
佐長 健司
「生きる力」の教科に即した実質化
棚橋 健治
一〇年パターンの改訂でいいのか
長尾 彰夫
言語化・客観化
藤本 将人
高く評価できる中学地理
山口 幸男
「価格や費用」による経済的分析
山根 栄次
新指導要領・具体化への工程表―ポイント解説
安野 功
新指導要領=変わった点・変わらなかった点はどこか
小学校・変わった点・変わらなかった点
北 俊夫
中学校・変わった点・変わらなかった点
大杉 昭英
新指導要領の研究トピックと実践トリセツ
新たに何が加わったのか=小学校の内容・教材一覧
伊東 冨士雄
新たに何が加わったのか=中学校の内容・教材一覧
硲 茂樹
小学校・新授業時数に関わる問題のトリセツ
片上 宗二
中学校・新授業時数に関わる問題のトリセツ
工藤 文三
教科書にない内容の小学校移行期のトリセツ
向山 行雄
教科書にない内容の中学校移行期のトリセツ
原田 智仁
新指導要領の研究スポットと授業トリセツ
小学3年・新指導要領社会の授業トリセツ
田中 雄二
小学4年・新指導要領社会の授業トリセツ
鴛原 進
小学5年・新指導要領社会の授業トリセツ
加藤 寿朗
小学6年・新指導要領社会の授業トリセツ
松田 孝
中学地理・新指導要領社会の授業トリセツ
服部 一秀
中学歴史・新指導要領社会の授業トリセツ
篠塚 明彦
中学公民・新指導要領社会の授業トリセツ
館 潤二
新指導要領からイメージする授業トリセツ=研究スポットはここだ
基盤知識・技能の習得―授業イメージとトリセツ
豊嶌 啓司
日本人としての自覚―授業イメージとトリセツ
松村 淳
社会の形成に参画―授業イメージとトリセツ
桐谷 正信
地域資源の保護・活用―授業イメージとトリセツ
峯岸 由治
新指導要領からイメージする学習ナビ=研究スポットはここだ
どうなる?調べ活動の方向
中山 京子
どうなる?作業的活動の方向
宇田川 嘉一
どうなる?体験的活動の方向
内田 昌宏
どうなる?表現活動の方向
田山 修三
どうなる?ICT活用の方向
福田 正弘
小特集1 新指導要領と“宗教”に関する学習=私の提案
「むすひ」信仰と日本文化
吉永 潤
近代を相対化して展望し、現代を考えるための素材として
藤井 千春
日本の子どもたちに、宗教についてきちんと教えよう
木村 重夫
小特集2 2008年夏〜秋の研究集会テーマ一覧
表紙まちがいさがし
ちょっと変なスーパーマーケット
谷 和樹
大人の社会科見学―大人気の博物館&施設 (第4回)
土佐の歴史に出会える博物館
高知県立歴史民俗資料館
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第16回)
みんな、佐賀のことがわかるかな?
石黒 基國
おヨソの国から見た「日本&日本地図」 (第4回)
ブルガリア共和国から見た日本
河田 孝文
舌の根が乾かぬうちに (第4回)
「無防備都市」を見ちゃった
大月 隆寛
経済の視点なくして社会科が成立するか―お金の流れと社会科授業― (第4回)
お金の働き
岩田 一彦
“歴史事件”を現代の裁判制度で読み解く (第4回)
“惣掟と住民自治”
橋本 康弘川崎 靖彦
小学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第4回)
観察・調査、資料活用の技能の習得
安野 功
中学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第4回)
地理的分野「世界の様々な地域」の指導ポイント
吉開 潔
“動く歴史事実”と“動いた教科書記述” (第4回)
そして…大半が消えた〜旧石器時代人の行方
渡部 哲治
身近な題材でする金融学習 (第4回)
「消費者の自立」の授業化・教材化
柳澤 一輝
教室直結コピーページ 社会科基本学力の指導 (第4回)
都道府県
新村 勲
世界の国々
染谷 幸二
時代の流れ
谷岡 眞史
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第124回)
秋田県の巻
秋田県教育研究会横手市連絡協議会社会科部会
編集後記
樋口 雅子
“日本の世界遺産”を発問クイズ (第4回)
法隆寺地域の仏教建造物群と古都奈良の文化財の秘密とは!?
大島 英明

編集後記

◯…新学習指導要領で、社会科の授業時数は、小学校が20時間、中学校が55時間の増加が決定しました。

並行して、地域学習を中心とした副読本づくりにも新しい視点が求められているといえるのではないかと思います。

答申では、

・我が国の国土や歴史に対する愛情をはぐくみ、日本人としての自覚をもって国際社会で主体的に生きる(とともに、)

・持続可能な社会の実現を目指すなど、公共的な事柄に自ら参画していく資質や能力を育成する

ことを重視する方向で改善を図る―ということが示されています。

また、現行の改善点を、

・小学校では、諸外国についての基礎的な知識が不足していること

・中学校地理的分野で扱う国が、2つ又は3つの事例地域に限定していること、歴史的分野において世界の歴史にかかわる内容が少ないことから、世界の地理や歴史に関する内容の充実が求められていること

・グローバル化や規制緩和の進展、司法の役割の増大など、社会経済システムの在り方が変化する中で、新しいものを創り出し、よりよい社会の形成に向け、主体性をもって社会に積極的に参加し課題を解決していくことができる力を身に付けさせることの重要性と指摘しています。

授業づくりをイメージされた時にどうなのか≠ニいう尺度から、その方向性と内容についてご意見をいただきました。

なお、特集名のトリセツ≠ネる用語は、いわゆる取扱説明書≠フことで、今回の特集では、新指導要領を授業でどう取り扱ったらいいのか―ご教示いただきたいという意味を込めてこの用語を使用しました。

〈樋口雅子〉

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