社会科教育 2008年5月号
子どもが楽しく学ぶ“勉強のコツ”43の法則

C588

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社会科教育 2008年5月号子どもが楽しく学ぶ“勉強のコツ”43の法則

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ジャンル:
社会
刊行:
2008年4月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもが楽しく学ぶ“勉強のコツ”43の法則
社会科に必要な勉強法とは―と聞かれたら
当たり前とは思わない学習
加藤 寿朗
歴史学習にも必要な空間的な視点
橋本 巧
キーワードは「つながり」と「意味づけ」
松浦 良昭
教科書で勉強のコツ:基礎基本の指導ポイント
写真
中島 嘉之
挿し絵
根本 徹
西尾 文昭
統計グラフ
平松 英史
地図
國本 直嗣
年表
近藤 光弘
社会科勉強法の基礎基本:指導ポイントはここだ!
地図帳
糸井 登
参考書
石原 一則
資料集
澤近 亮祐
地球儀
大貝 浩蔵
ネット情報
小林 義典
社会科の表現力が育つ勉強のコツ
ノートのとり方・まとめ方のコツ
吉田 高志
メモのとり方・まとめ方のコツ
瀧口 泰広
地図・図表の描き方のコツ
前川 淳
話し方・聞き方のコツ
安田 まさ子
質問の仕方・疑問の出し方のコツ
藤村 裕一
レポート・論文のまとめ方のコツ
本宮 武憲
演習問題で〈情報の取り出し→解釈→熟考・評価→論述〉勉強のコツ
地域の特色をつかむ―情報を取り出すコツ
杉本 友徳
時代背景がわかる―情報解釈のコツ
佐藤 仁
変化の兆しを知る―情報を熟考するコツ
中野 慎也
今後の方向を考える―情報評価のコツ
高丸 一哉
地域をウオッチングする―論述文作成のコツ
山口 章
社会科力がUPする勉強のコツ
“観察力”が育つ勉強のコツ
林 敏幸
“調査力”が育つ勉強のコツ
糟谷 友子
“資料活用力”が育つ勉強のコツ
鈴木 康一
“問題解決力”が育つ勉強のコツ
天野 哲孝
“思考判断力”が育つ勉強のコツ
大庭 佐和子
“地域ウオッチング力”が育つ勉強のコツ
中山 京子
勉強のコツ=ちょっとしたアイデア・ヒント
用語の覚え方―アイデア・ヒント
鳩岡 文法
よい学習習慣づくり―アイデア・ヒント
駒井 隆治
よいプレゼンの仕方―アイデア・ヒント
坂井 清隆
よい体験の仕方―アイデア・ヒント
栗波 昭文
よい見学の仕方―アイデア・ヒント
松尾 敦雄
授業が楽しくなる勉強のコツ
3年
山口 正仁
4年
牛田 美和子
5年
筧田 貴之
6年
渡部 栄二
中学地理
星野 幹雄
中学歴史
松嶌 恵俊
中学公民
飛松 和明
小特集 いつか実現させたい“修学旅行プラン”
北海道極寒体験『流氷ウォーク』
染谷 幸二
「現場」に触れる修学旅行
館 潤二
民族について直視することのできる韓国臨津閣訪問
畑屋 好之
テーマパークを掘り下げ、「まちづくり教育」へ深化させる
田代 光章
視野を広げ、学びを深める
丸山 和義
「海のある奈良」へフィールドワーク
真柄 二郎
異文化や本物の和の文化にふれ体験する修学旅行
宮澤 好春
表紙まちがいさがし
ちょっと変な日本地図(一部)
谷 和樹
大人の社会科見学―大人気の博物館&施設 (第2回)
モノが語る 弥生の暮らし
大阪府立弥生文化博物館学芸員 東 徹志
〜弥生時代のテーマ博物館〜
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第14回)
みんな、三重のことがわかるかな?
石黒 基國
おヨソの国から見た「日本&日本地図」 (第2回)
ポーランドから見た「日本」
河田 孝文
舌の根が乾かぬうちに (第2回)
マスコミの恥知らず
大月 隆寛
経済の視点なくして社会科が成立するか―お金の流れと社会科授業― (第2回)
その行動は環境に優しいか
岩田 一彦
“歴史事件”を現代の裁判制度で読み解く (第2回)
“仏教国家と政教分離”
橋本 康弘森川 禎彦
小学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第2回)
新学習指導要領の読解点
安野 功
中学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第2回)
中教審答申から探る歴史的分野改訂の方向
中尾 敏朗
“動く歴史事実”と“動いた教科書記述” (第2回)
たった一人の女性から65億人が生まれた!
渡部 哲治
身近な題材でする金融学習 (第2回)
「4コマ漫画を使った景気の変動」の授業化・教材化
柳澤 一輝
教室直結コピーページ 社会科基本学力の指導 (第2回)
都道府県
新村 勲
世界の国々
染谷 幸二
時代の流れ
谷岡 眞史
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第122回)
岡山県の巻
河田 精一
編集後記
樋口 雅子
“日本の世界遺産”を発問クイズ (第2回)
日本三景の一つ厳島神社と、平和を訴える負の遺産原爆ドーム
大島 英明

編集後記

◯…一昨日、千葉市の小学校で、有田和正先生の「自動車」単元での授業を参観させていただきました。

組み立てラインをメインにした授業だったのですが、先生は、その流れを「プレス」「ようせつ」「とそう」「組み立て」「検査」「出荷」というカードを示されながら、各流れの写真とすり合わせをするという作業を子どもに指示する―という導入で始められました。

終了後の懇親会で、私は、「溶接∞塗装≠ニいう漢字は配当漢字ではないのでしょうが、漢字の方が仕事の中味を捉える手がかりになるのではないでしょうか。ルビを振って漢字にしてはいかがでしょうか」と、つい、いってしまいました。

その余韻が残っている本日、たまたま見た資料に、筑波大附属小時代の有田実践「はてな帳」がありました。

3年生のものでしたが、子ども自身が、なんと、文章のなかで「文房具・随一・栽培・食卓・遺跡・一帯」といった単語にルビを振っているではありませんか(有田という年月日付の印がパートごとに捺印してあり、62年の5月段階での実践ということがわかりました。ということは、3年生になったばかり…)。

きっと有田先生ご自身が授業でルビをつけながら漢字を書かれていたのでは?と思いました。

こういう学習習慣が、勉強のコツの基本のキ≠フひとつではないかと思われます。

勉強のコツを教えるにも、情報の取り出しから始める―という、今日の、時代的要求をも考慮に入れながら、子どもにどんな力をつけていけばよいのか、不易の部分と新しい部分の両方をあわせて、ご提示いただきました。

〈樋口雅子〉

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