- 特集 読み書きの苦手な子を支援する授業づくり
- 提言 読み書きが苦手な子を巻き込んだ授業をどう構想するか
- 読み書き専用眼鏡を用意する
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- 集中することと継続すること
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- 関係づくりを基盤にした読み書きの授業へ
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- ここに効く!「読み」に課題がある子へのピンポイント指導
- 音読・朗読・暗唱指導のアイデア&工夫点
- 子どもの音読は教師が示すモデルがすべて
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- 読解指導のアイデア&工夫点
- 文字を意味として捉えさせる工夫
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- 読書指導のアイデア&工夫点
- 絵本の比べ読みで読書力を育てる
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- ここに効く!「書き」に課題がある子へのピンポイント指導
- ノート指導のアイデア&工夫点
- 「くつしたノート」を活用しよう
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- 漢字指導のアイデア&工夫点
- やる気を引き出すコツ&手立て
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- 創作文指導のアイデア&工夫点
- 「事件―解決」を押さえる
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- どの子の学びも保障する!授業改善のポイントとアイデア―実例紹介 [読み書きが苦手な子も包み込む授業づくり]
- 【低学年】「ユニバーサルデザイン」を授業に!
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- 【低学年】探究的な課題と相互作用の力で
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- 【中学年】つまずきは、宝物!〜「分からない」を大切にした授業展開〜
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- 【中学年】まねをすることはすばらしい!
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- 【高学年】「見えない」配慮で包み込む
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- 【高学年】作品と関連する教材の活用
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- 【中学校】既習の学習方法と複数教材の設定
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- 【中学校】ワールド・カフェラテ
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- 【中学校】一人一人が考えを創る授業づくり
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- 学びを保障する環境&システムづくり
- 【掲示物】振り向けば学びのゴールと足跡が見える
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- 【黒板】すべての子どもが学びの主体となる《板書》づくり
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- 【宿題】漢字小テストとの連動で意欲を引き出す
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- 【特別寄稿】特別支援教育の視点から見る通常学級における読み書きの苦手な子へのサポート
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- 小特集
- アクティブ・ラーニング時代のICT活用
- 提言 デジタル教科書・教材が普及する日は訪れるか
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- ここがおススメ!最新デジタル教科書活用術
- わが社のデジタル教材ここがすごい!活用のポイント
- 【光村図書】授業の幅を広げるデジタル教材の開発
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- 【東京書籍】考える力を引き出す充実したツール
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- 【教育出版】選べる拡大、いつでも語彙と漢字
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- 【学校図書】アクティブ・ラーニングに対応したノートツールやワークシート
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- 【三省堂】「二十一世紀を生き抜く力」をつけるために
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- “言葉の魔術”見える化―言語と思考道場 (第5回)
- 描写の効果〜読み手自身による意味付けの作用〜
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- 次期指導要領で明言してほしいこと (第5回)
- 国語科の原点に立ち返ること
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- 授業が盛り上がる今月の“教材の急所”【国語教材の事例】 (第5回)
- 小学1年/聞き手の質問が引き出す夏休みのスピーチ
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- 〜はなしたいな ききたいな(東書)〜
- 小学2年/表現の特徴を創作活動へ!
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- 〜おおきくなあれ(光村)/いろんなおとのあめ(東書・学図)〜
- 小学3年/言葉の上位概念・下位概念の感覚を育てる
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- 〜まとめた言葉(三省堂)〜
- 小学4年/表現の工夫から「読み味わう」へ
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- 〜ふしぎ(東書)〜
- 小学5年/不思議な世界へ出かけよう(書く)
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- 〜注文の多い料理店(東書)〜
- 小学6年/反復の効果を捉える
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- 〜せんねん まんねん(光村)〜
- 中学1年/「嘆息」されがちな漢字学習を「感嘆」される漢字学習へ!
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- 中学2年/教材は 身近なところに 眠ってる
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- 〜平和教材(教材開発)〜
- 中学3年/21世紀型能力の育成を目指した授業の提案D
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- 〜温かいスープ(光村)〜
- 読解力評価―自信が持てる観点と技法 (第5回)
- 証拠に基づいて評価するポートフォリオ評価
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- 国語授業に1000ルクス!アイテム 魔法の憲ちゃんグッズ大公開 (第5回)
- グッズD 同じ「くっつき」言葉をさがす面白ワーク
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- 図解で早わかり! 国語教材研究 フィッシュ型など多様な型を提案する (第5回)
- 魚の特徴を使い尽くす!「話す・書く」メインの単元での使用例
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- 国語授業が目指す“スキルの先の雲”―トレーニング論と修業論の間には (第5回)
- 詩の読解授業を成功させる基本技
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- 〜最高の言語活動の場の作り方〜
- 国語のアクティブ・ラーニング―授業を日常生活に活かす教室づくり― (第5回)
- 社会とつながる力をつけるグループ討論
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- 小学校 国語実践研究のここに“ハイライト” (第17回)
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- 中学校 国語実践研究のここに“ハイライト” (第17回)
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- わが県の国語ソムリエ (第40回)
- 長野県
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- 佐賀県
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- 編集後記
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- 国語学習をこう可視化―知識をストックできる授業アイデア (第5回)
- 子どもが本文と図を結び付けながら読む構造的な板書を考える 筆者が最高の走り方を見つけ出す思考過程を可視化する
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編集後記
今号が発売になる七月上旬は、夏休み前の振り返り・総括をおこなう時期。学級のルールやシステムが確立し、子どもたちの学習面の定着度や授業でのつまずきへの対策に目が向いてくる頃かと思います。
文部科学省が平成24年に実施した「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」の結果によれば、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等、学習・生活の面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒が、約6.5%の割合で通常の学級に在籍している可能性を示している―とのことです。
こうした特別な教育的支援を必要とする児童生徒の存在は、もはや通常の学級での授業づくりにおいても軽視することはできないでしょう。授業をユニバーサルデザイン化する、という考え方は、多くの学校・教室で取り入れられつつあります。「“あの子”にとってわかりやすい授業は、みんながわかりやすい授業」である―指導方法の工夫・改善は、学級全体の国語力の向上にもつながることと思います。また、医療的な診断がされていなくても、読み書きに苦手意識を抱える子にとってわかりやすい授業が求められていることは言うまでもありません。
さらに、ICTの活用によって、特別なニーズの有無に関わらず、子どもたちの理解や思考をフォローすることもできるかと思います。小特集には、そのような願いも込めつつ、ICT活用の最前線と、教科書会社各社のデジタル教科書活用ポイントについてご紹介をいただきました。いま最も熱い視線が注がれている「アクティブ・ラーニング」へのヒントとしてご提案をいただいております。
読み書きに苦手を抱える子も包み込む指導の改善方法・工夫について、ご示唆・ご紹介をいただきました。
『国語教育』編集部/林 知里
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- 明治図書