- 特集 国語授業スタイル―基本型をこうつくる
- 授業スタイル→安定感とマンネリ危機―どう折り合いをつけるか
- マンネリ感とは何だろう
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- 安定した枠組みと変化
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- 発問百でマンネリから離脱する
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- “この教師パフォーマンス”で授業スタイルを決める!
- 教室への入り方―どんなスタイルにするか
- 子どもを巻きこむ登場シーン
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- 教室に入って三〇秒以内に褒める
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- 「かっこいい教師」を毎時間目指す
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- 授業開始の合図―どんなスタイルにするか
- 教師が仕組みを作り、児童が自ら動く合図
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- 洗練された指示で一気に全員を集中させる
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- どの子も集中できる授業の始め方
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- 教科書の扱い方―どんなスタイルにするか
- 教科書にさせる書き込み5
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- 縮小コピーと教科書への書き込み
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- 学年によって扱い方の内容を変化させる
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- 黒板の使い方―どんなスタイルにするか
- 黒板を子どもたちに開放する
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- 黒板の構造化と思考の見える化
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- 子どもたちが黒板に自分の考えを書くスタイル
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- 指名の仕方―どんなスタイルにするか
- 勉強の得意な子も苦手な子も活躍でき、必ず盛り上がる指名の方法
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- 指名なし発表
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- 絶対に答えがあっているときだけ指名する
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- テストの返し方―どんなスタイルにするか
- 模範解答を配ることで、長々とした答え合わせはなくなる
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- 原則と大切な作業指示
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- ほめる・励ます
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- 子どもの活動を促す手立て=どんな方法にするか
- 音読のさせ方・どんな活動スタイルにするか
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- 範読の方法・どんな活動スタイルにするか
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- フラッシュカード・どんな活動スタイルにするか
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- デジタル教材・どんな活動スタイルにするか
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- 意味調べ・どんな活動スタイルにするか
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- 作文テーマ探し・どんな活動スタイルにするか
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- 成功する国語授業スタイル=学習材による基本型を探る
- 文学の授業スタイル=成功する基本型とは
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- 説明文の授業スタイル=成功する基本型とは
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- 詩の授業スタイル=成功する基本型とは
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- 古典の授業スタイル=成功する基本型とは
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- 言葉のきまりの授業スタイル=成功する基本型とは
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- 1時間の流れをつくる授業過程のスタイル
- 導入:授業の始め方=どんな方法にするか
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- 展開:授業のヤマ場=どんな方法にするか
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- 終末:授業のまとめ方=どんな方法にするか
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- リズムとテンポをつくる授業の基本パターンとは
- 音読と黙読の関連づけ=どんなパターンにするか
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- 読み書き関連学習=どんなパターンにするか
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- 黒板とノートの関連づけ=どんなパターンにするか
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- 範読と子どもにマネさせる=どんなパターンにするか
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- 教科書と学習の手引きの関連づけ=どんなパターンにするか
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- 読めない字・誤読の扱い方=どんなパターンにするか
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- グループ活動の挿入=どんなパターンにするか
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- コミュニケーション活動の挿入=どんなパターンにするか
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- プロ教師の国語授業スタイル 1時間の流れはこうだった…
- 事例1【白石授業レポート】教えるべきことを教え、考えさせるべきことを考えさせる授業
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- 事例1【俎板に乗って思うこと】何を「教え」何を「考えさせる」のか?
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- 事例2【椿原授業レポート】澱みない授業展開を支える教育技術
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- 事例2【俎板に乗って思うこと】国語の授業で学力をつけるには、「型」を継続して指導することだ
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- 事例3【香月授業レポート】説明文の授業〜大きな問いから読みのズレを意識し、読みを再構築する授業
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- 事例3【俎板に乗って思うこと】「筆者」という見方で説明文を読む
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- 事例4【長谷川授業レポート】温かさに包まれていた「徒然草」の授業
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- 事例4【俎板に乗って思うこと】教えたように、生徒は育つ
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- それは禁じ手!やってはいけない指導とは ●ビギナー教師への十戒
- “読みの活動”やってはいけない「この指導」
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- “書く活動”やってはいけない「この指導」
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- “話し合い活動”やってはいけない「この指導」
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- “調べる活動”やってはいけない「この指導」
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- “学習評価”やってはいけない「この指導」
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- “宿題”やってはいけない「この指導」
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- “子どもの応答”やってはいけない「この指導」
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- “子どものつまずき”やってはいけない「この指導」
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- “グループ活動”やってはいけない「この指導」
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- “教室話型”やってはいけない「この指導」
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- 子どもの学習活動―基本のスタイルをこうつくる
- 話し方=基本のスタイルをこうつくる
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- 聞き方=基本のスタイルをこうつくる
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- 書く活動=基本のスタイルをこうつくる
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- 描く活動=基本のスタイルをこうつくる
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- 読み方=基本のスタイルをこうつくる
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- 話し合い方=基本のスタイルをこうつくる
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- 小特集 「未習ページ」の追い込み=効果的方法アラカルト
- 残り時数を考え、授業計画を立てる
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- 『何か』と抱き合わせて『国語』の学習を展開しよう
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- 効率よく進められる活動を仕組む
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- 音読先行で授業する
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- 新出事項を教え、教材を視写し、フォーマットを使って書く
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- 字数を指定した抜き出し要約&クライマックスのみを扱う小説指導
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- 漢字スキルと教科書の対応
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- 教室の言語環境づくり (第12回)
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- 国語教師=プロへのパスポート 学級通信・ノート・日記の実物紹介 (第12回)
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- “モノ”が刺激する楽しい作文ネタ (第12回)
- 図書館の本を効果的に使う
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- 言葉の深読みドリル (第12回)
- 「花笑み」の人になりましょう
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- 国語授業の情報スクランブル (第5回)
- 国語単元学習の基本・私論
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- 200字ツイッター
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- 論理的に思考する「考える」授業作り (第12回)
- 【物語文の指導】サークルクロスで作品のおもしろさを読む
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- 〜『あらしの夜に』(学校図書3上)〜
- 【説明文の指導】筆者の論の進め方を考えながら読む〜説明文の基本三文型を意識して〜
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- 〜『天気を予報する』(光村図書5年)〜
- エロスと説得―レトリック的思考道場― (第6回)
- 「誤りの正しさ」
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- リズムとテンポのある国語授業をめざして (第12回)
- 低学年「言語活動の授業づくり」
- 発問と作業で授業を構成する
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- 教育技術を使いこなす技能を身に付けることが必須
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- 小学校 国語実践研究の最前線&レア情報 (第12回)
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- 中学校 国語実践研究の最前線 (第12回)
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- わが県の国語ソムリエ (第12回)
- 北海道
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- 神奈川県
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- 編集後記
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- 爆笑珍答 四字熟語面白クイズ (第12回)
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編集後記
○…先生なら、新しい教材を授業する時、どういう順番に授業されますか。
普通?まずは、〈読みの活動から入る〉となるかと思います。これも、〈教師の範読から入るのか、子どもに何回、どういう形で音読させるか〉など、人により、教材によっても違ってくるところはあるかと思いますが、基本は教材の読みから入る―となるかと思います。
これが、算数だったら、教材の音読を何回させる―などが俎上に乗ることはないかと思います。社会科や理科だったら、教材と子どもの体験や身の回りのモノとを結び付ける発問から入るのがスタンダードかと思います。
教科によって授業のスタイルが違う―という点を踏まえて、
「国語では、どういう授業スタイルが基本型として存在しているのか」
を明らかに出来ればと思い、あれこれ検索しました。
たとえば、新教育課程編成に向けた取り組み例として文科省が紹介している、上越市の小学校の「単元内と単元間での習得・活用を図った読むこと≠フ指導」という事例に、
3年の3回目の説明文の学習計画として、
@音読・漢字・意味調べ・形式段落を確認する。
A段落ごとに要点となりうる大事な一文を探す。
B前時で探した一文をふくらませ(整理し)て、要点をまとめる。
C自分で考えた要点を発表し合い、まとめる。
D事実と筆者の意見に分ける。
E意味段落に分ける。
とあります。
意味段落でフィニッシュがスタンダードなのか?ちょっと疑問をもったのですが、これは、1時間の授業構成ではありませんが、授業スタイルを構成する骨格・土台であることには違いないと思います。
本号は、このような国語授業スタイルにはどんな基本型があり、教材ジャンルによって何をどうプラスαしていけばよいのか、経験の少ない教師も身につけることが出来るスキルとしてご提示いただきました。
(樋口雅子)
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- 明治図書