- 特集 「郷土愛」で見直す道徳教育の本質
- 提言・「郷土愛」を東日本大震災で見直す
- 美しい日本人の姿を見た
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- 崩れかけている「郷土愛」と「愛国心」の関係
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- 郷土に込められた祖先の想いも伝えよう
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- 「郷土愛」を東日本大震災で見直すというのは何をどのように見直すことなのか
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- 郷土愛が復興を支える
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- 「郷土愛」がなぜ道徳の時間で強調されたか
- 自らが住む郷土を見つめ、「郷土愛」とともに報恩の心を育てよう
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- 郷土の破壊・喪失……その危機を経験して
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- 「郷土愛」の連帯性を深め、力強く生きよう―道徳的実践力を発揮しよう―
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- 「郷土愛」を見直す道徳教材の開発―小学校
- 先人の教えを学べる教材を作る―岡山県・山田方谷 一国の財は、一国の中に生ず―
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- 地域の偉人を全国に発信しよう
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- 大和川をつけかえた中甚兵衛、淀川の治水翁大橋房太郎の願い
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- 防災、郷土というキーワードで、過去から現在、未来につなげる
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- 「郷土愛」を見直す道徳教材の開発―中学校
- 「郷土」「ふるさと」に興味をもたせた3つの話
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- エネルギー変換を通して地域の特性を知る
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- 漁師と酪農家が手を結んでシマフクロウを守る活動を行っている―『川を考える月間』の5月は官民あげて活動している―
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- 伝統と文化の尊重で「郷土愛」にどう生かされるか
- 古典作品にあらわれた郷土への思い
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- 「伝統」「文化」を点と見立てて“面”を志向した教育を
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- 郷土出身の人物を授業する―戦前最後の沖縄県知事、島田叡氏
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- 地域との協力で「郷土愛」を見直す
- 「郷土に『還す』という営み」により、郷土に愛着を抱かせる
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- 「郷土愛」から国を愛する心へ
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- 地域を知り、地域人材を活用し、地域への感謝の気持ちを育てる
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- 「教えて考えさせる授業」をめぐって (第6回)
- 「教えて考えさせる授業」の協議会
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- 〜「三面騒議法」のすすめ〜
- 若い教師への期待 (第6回)
- 欠陥テキストが学生を鍛えることもある
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- 教師の読み書き (第6回)
- くどく、しつこく 6
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- TOSS流・学校づくり論 (第6回)
- 授業についてわからなければ学校は変わらない
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- 「公意識教育」のあり方を問う (第6回)
- 「公意識教育」とカリキュラム統合(その3)
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- 〜教科内容改革から学ぶべきもの〜
- 編集後記
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編集後記
○…「道徳教育の教科化の問題をクリアーしなくては、戦後教育は終わらない」と修身教育の再吟味を提言された菱村幸彦氏は、「修身教科書に盛られた内容、勤勉、忍耐、倹約、公益、博愛、克己、勇気などは、いつの時代も、どこの国にも通ずる倫理的規範である。それを偉人等の行為を通して、具体的にわかりやすく児童・生徒に教えるのは教育的に効果が大きい」(『戦後教育はなぜ紛糾したのか』より)と強調されていました。
○…約六〇年ぶりに改正された教育基本法は教育の目的を「人格の完成」であると示し、その第二条では、教育の目標を具体的に示し、新たに公共の精神に基づき、社会の形成に参画すること、生命や環境を大切にすること、伝統と文化を尊重し、我が国や郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和や発展に寄与する態度を養うことなどが規定されています。
○…さらに道徳教育の充実のためには、家庭や地域社会等との連携の必要性についても強調されています。そこに東日本の巨大地震の発生です。国難を乗り越えるために国民一人一人は何を学び、何を為すべきかが問われています。被災者の方々、特に中学生や高校生までもが、お互いに助け合い、励まし合って困難に立ち向かい、力強く生きようとされているのを見るにつけ、大きな感動をおぼえます。
○…このような時だからこそ「道徳の時間で道徳的価値の自覚が深まる」ことが期待されているわけです。本号は「郷土愛」にしぼって特集を組みました。
(江部 満)
○…若者のテレビ離れが進んでいるせいか、NHKの番組名が変身しつつあるようです。たとえば、「すイエんサー」。偶然、数回みましたが、舞台裏を表に据えたような科学番組で、タイトル通り?に面白い番組。
タイトルは普通、番組プロデュサーが提案し、編成局の会議で決定するのだそうですが、奇をてらいすぎると、却下される仕組みとか。
それにしても、最近の子ども番組のタイトルは「デザイン あ」とか、今まででは到底、通過しなかったであろうものが登場。
それに引き換え。。。
ある附属の研究テーマは、なんと、
「人間社会を生きる子どもが育つ学校」
えー、このテーマで3年次……≠ニ、思わず唸ってしまいました。。。
いくら世の中、オオカミがうようよしているからって、まさか人間社会以外で生きられる訳ないですもの。
(樋口 雅子)
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- 明治図書