社会科教育 2005年8月号
“地図の学力”倍増する楽しいスキル38

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社会科教育 2005年8月号“地図の学力”倍増する楽しいスキル38

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ジャンル:
社会
刊行:
2005年7月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “地図の学力”倍増する楽しいスキル38
〈こんな活動を取り入れませんか!〉プロが提案する“オモシロ地図学習”
火山のハザードマップを用いた授業
小山 真人
リアルサウンドマップ(実音音地図)の開発
山口 幸男
立体地図画像を利用した地形図判読
牧野 一成
楽しい主題図をつくろう
田代 博
探検感覚で読図能力を高めるオリエンテーリング
永田 成文
子どもたちの地図展に着目しよう
鈴木 厚志
〈日本地理学会の調査結果に見る〉地図学習のどこが問題か―出題例と結果レポート
滝沢 由美子
“あなたの地図力”どのランク?地図力検定試験問題からのエクササイズ
大嶋 浩
地図の基礎基本をどう指導するか
白地図の指導・ポイントはどこか
海老瀬 隆博
絵地図の指導・ポイントはどこか
上木 信弘
立体地図の指導・ポイントはどこか
北村 善重
古地図の指導・ポイントはどこか
岩崎 公弥
地図活用力を育てるスキルと指導ヒント
地図の読み取りスキルと指導ヒント
平澤 香
地図の作成スキルと指導ヒント
小林 岳人
地図の発展応用スキルと指導ヒント
荒井 正剛
歴史学習との関連付けスキルと指導ヒント
大津 正行
公民学習との関連付けスキルと指導ヒント
池下 誠
インターネットの活用スキルと指導ヒント
沼田 能昌
地球儀の活用スキルと指導ヒント
新村 勲
地図帳の活用スキルと指導ヒント
藤田 哲夫
“この単元”でここまで出来る地図学習―学年別・楽しい指導への提案―
河田 孝文
授業に活気を呼ぶ=地図の楽しい学習競争ーゲーム・早引き競争などー
中学生もエキサイトする都道府県クイズ
向井 ひとみ
「逆」のもの見つかるかな?
八田 二三一
地名探しゲームによって生徒を地図に親しませる授業の工夫
宇田川 勝司
すぐ使えるFAXページ
地図記号のおもしろ問題
宍戸 威之
方位のおもしろ問題
吉田 高志
縮尺のおもしろ問題
冨士谷 晃正
分布のおもしろ問題
小川 晶子
索引活用のおもしろ問題
山辺 慎太郎
子どもが乗ってくる“おもしろ地図づくり”
ハザードマップ―実例と指導のコツ
安仁屋 政武
バリアフリーマップ―実例と指導のコツ
橋本 祥夫
コンビニマップ―実例と指導のコツ
伊藤 智章
エコマップ―実例と指導のコツ
鈴木 康一
史跡マップ―実例と指導のコツ
河島 一仁
GISマップ―実例と指導のコツ
厳 網林
伊能図活用マップ―実例と指導のコツ
井田 仁康
耳より新情報―地図関連の有益サイト紹介
畔田 豊年
小特集 夏休みの読書案内=私のマンガ考
マンガは面白い。本当に面白い。
大森 修
マイナーなマンガにも愛の手を
横山 浩之
「授業情報」と「エンタメ性」
伴 一孝
手恷。虫に戦いを挑む漫画家―浦沢直樹『PLUTO』
前田 康裕
“心のリフレッシュ”ベスト4冊
戸田 正敏
興味、関心を高め、理解の補助になるマンガ
神谷 祐子
お勧め。キャラクターの模写
酒井 臣吾
大使館発・ご存知?わが国と日本のかかわり (第5回)
日英関係が分かる「Uknow」―イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
佐桑 徹
そのままコピー都道府県パズル−すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第5回)
既成概念をくずし、新たな発見を
沼田 能昌
これは何でしょう?“道の駅”紹介 (第5回)
発見!意外なもののある道の駅B
太田 政男
〜温泉のある道の駅〜
「よいといわれる授業」を検証する (第5回)
社会的事象に関する事実を教える社会科授業
棚橋 健治
〜社会的事象の構成要素を伝達する授業(二)〜
社会科におけるディアスポラ研究情報 (第5回)
授業をつくりはじめる(2)
谷 和樹
〜「キーワードのメモ」を縦糸にして異なるものをつなぐ〜
激震下の社会科教育―最新情報で語る“どうなる・どうする” (第5回)
金融環境の変化への対応は十分か
北 俊夫
日本国憲法・エピソードクイズ (第5回)
「第9条」と政府見解のズレを認識しよう
西尾 一
写真が語る“知られざるお宝資料” (第5回)
日本国憲法成立事情を伝える切手シートと紙幣
出原 真哉
社会科教育研究の最前線―全国社会科教育学会会員の研究動向 (第5回)
新しい地理教育研究
児玉 修
社会科発展教材の面白教材 (第5回)
『領土の授業』は、事実で主張できる子を育てる『竹島問題』で、領土を授業する!
廣野 毅
社会科で求める学力とは何か―私の現状批判と課題― (第5回)
社会形成とその成長評価―社会科の哲学
池野 範男
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第89回)
東京都の巻
向山 行雄
編集後記
樋口 雅子
日銀発「子どもに語る“お金”なるほど話」−大事な話&面白ネタ− (第5回)
日本銀行開業、そして日本橋へ
野崎 学


編集後記


◯『地図が読めない女〜』という本がベストセラーになったことがあり、洋の東西を問わず「やっぱり、そうなのか!」と妙に感心したことがありました。たしかにカーナビなども、男性の方がずっとうまいという―女のひとりとして残念に思う体験をしたことも、しばしばでした。

ところが、どうも最近の若い男性からあまりそういう体験をさせて貰えない様なのは単なる偶然なのでしょう―、と思っていたら、日本地理学会の2月22日の公表結果からも(「大学生の44%がイラクの位置を正しく示せなかった」ということですから)、総体的に、昔?より地理力が落ちているのかもしれません。

このような残念な結果は、授業でも、地図帖活用の機会が多くはないという現場の声を反映しているのではないかと思います。

ところで、地図を学習させるといっても、そこにドラマがないと、すぐ剥落する知識となることは目に見えています。やはりエピソード記憶に結びつく授業テクニックが必要なのではないでしょうか。

以前ですと、紙上旅行プランの作成などでそういう刺激を与えることが多かったのですが、最近はパソコンを駆使したおもしろい地図づくりなども出来るようになりましたので、その気になれば以前より、あれこれ出来る環境にあると思われます。

もちろん、小学校ではそうパソコンを活用しての本格的な地図づくりなどはなかなかだとは思います。が、索引活用を促す学習競争を入れるなどの工夫をもっと入れることで、地図に親しむという、〈生涯にわたる知的財産〉を獲得させることが出来るのではないでしょうか。〈樋口雅子〉

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