きょういくじん会議
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今年の目標にぜひ! 「早寝早起き朝ごはん」
kyoikujin
2009/1/9 掲載
今すぐ始めよう!早起き・早寝・朝ごはん―よく寝、よく食べ、元気に活動

平成18年から文部科学省を中心に進められてきた「早寝早起き朝ごはん」国民運動。みなさんは、この運動をご存知でしょうか。
 以前のきょういくじん会議でもご紹介したように「早寝早起き朝ごはん」国民運動は、現代の子ども達の基本的な生活習慣の乱れを、社会全体の問題として取り組むことを目的として、これまでさまざまなフォーラムや広報活動が行われてきました。

 「早寝早起き朝ごはん」全国協議会のホームページによると、早寝早起きや朝ごはんを食べることのメリットとして、子どもの基本的生活習慣と学力や体力との関係のデータを公開しています。それによると、

  • 毎日朝食をとる子どもほど、ペーパーテストの得点が高い。
  • お手伝いをする子どもほど、道徳観・正義感が身についている。
  • よく食べ、よく寝る子どもほど、体力テストの結果が良い。

という調査結果が出ているそうです。

 さらに、「早寝早起き朝ごはん」運動には、基本的生活習慣の改善以外にも効果があるようです。それは学校現場をはじめ、様々な場所で注目を浴びている「食育」の普及。
 ある報告によると、学校現場で「早寝早起き朝ごはん」をテーマにして授業を実施したところ、「給食を残すことが減った」「食事前の手洗いが丁寧になった」など、子ども達に目に見えた変化が生じたそうです。

 食育の普及には、一般企業が大きな役割を果たしており、多くの企業がその普及活動に一役買っています。それと同様に、「早寝早起き朝ごはん」国民運動には、マクドナルドやイトーヨーカ堂などの企業を始めとして、JR東海や東京メトロなどの鉄道会社もポスターの掲示などに協力し、運動の普及に努めています。先日、筆者もバスの車内で、ポスターを発見しました。もしかしたら、通勤・通学の際に目にすることがあるかもしれません。

 新年を迎えて、この運動も3年目に入ります。今年は、大人も子どもも、今年は「早寝早起き朝ごはん」をこころがけてみてはいかがでしょうか。健康のためはもちろん、それ以外にも多くのメリットがありそうですよ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/1/15 8:58:05
    マクドナルドが食育ってなんてブラックジョーク?
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