若手教師のための 教師力をみがくハンドブック
若手・新任教師へ実力教師が伝授する159のQ&A

若手教師のための 教師力をみがくハンドブック若手・新任教師へ実力教師が伝授する159のQ&A

投票受付中

若手教師の悩みをズバリ解決!教師力アップのための必読書

教師の心得から始まり、学級づくりや授業づくり、子ども理解や保護者理解に至るまで、新任教師が知りたい159のQに実力教師がズバリ答えます。教師として身に付けたい力を網羅し、一問一答形式で分かりやすくまとめた若手教師必携の一冊。


復刊時予価: 2,387円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-278411-8
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
8刷
対象:
小・中
仕様:
B5判 136頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 教師編
[1] 教師としての心得
Q1 新任教師として心がけたいことは何ですか?
[2] 信頼される教師になるには
Q2 信頼される教師となるために大切なことは何ですか?
第2章 学級づくり編
[1] 学級づくりの心得
(1) 学級づくりの基本的な考え方
Q3 「学級づくり」はどのような考えで進めていけばよいのですか?
(2) 温かい学級づくり
Q4 温かい学級とはどのような学級のことをいうのですか?
Q5 温かい学級をつくるために心がけることは何ですか?
(3) 理想の教師像
Q6 教師(学級担任)としての心構えは何がありますか?
[2] 学級づくりの基本スキル
(1) 学級開きの原則
Q7 子どもたちを迎える環境をどのように整えるとよいですか?
Q8 出会いを大切にしてスタートするために心がけることは何ですか?
(2) 黄金の三日間
Q9 「黄金の三日間」とはどのような意味ですか?
Q10 「黄金の三日間」の目標は何ですか?
Q11 「黄金の三日間」に向けての準備や心構えは何ですか?
Q12 「黄金の三日間」では具体的にどのようなことをするのですか?
(3) 子どもと教師のふれあいの手だて
Q13 望ましい人間関係をつくる学級づくりのためにどのような手だてがありますか?
Q14 子どもとふれあう活動の具体例は何がありますか?
[3] 学級通信の作り方
(1) 基本的な考え方
Q15 学級通信を出す意義はどのようなものですか?
Q16 学級通信はどのような手順で作ればよいですか?
Q17 学級通信を作る上で気をつけることは何ですか?
学級診断表(例) @子どもの様子 A教師の働きかけ
若手教師奮闘記その1 子どもの輝く笑顔を求めて
第3章 授業編
[1] 学習指導の基本
(1) 板書の仕方
Q18 板書をするときどのようなことに気をつけて書けばよいですか?
(2) 姿勢
Q19 授業中の姿勢についてどのような指導をすればよいですか?
(3) 発問の仕方
Q20 発問を考えるときに気をつけることは何ですか?(内容)
Q21 発問をするときに気をつけることは何ですか?(方法)
(4) ノートの取り方
Q22 ノート指導で留意することは何ですか?
Q23 子どもが使う鉛筆について留意することは何ですか?
(5) 話し方・聞き方
Q24 話し方・聞き方指導のポイントは何ですか?
若手教師奮闘記その2 今,授業が楽しい!
[2] 各教科
(1) 国語・書写
Q25 話す力・聞く力をつけるためのポイントは何ですか?
Q26 書くことの指導はどのように進めたらよいですか?
Q27 物語や小説の授業のポイントは何ですか?
Q28 説明的な文章の授業で何を教えるのですか?
Q29 漢字指導のポイントは何ですか?
Q30 書写の基本的な指導事項には何がありますか?
(2) 社会
Q31 単元の導入で問題意識をもたせるよい方法はありますか?
Q32 調べ学習はどのように進めたらよいですか?
Q33 見学前の指導はどのように進めたらよいですか?
Q34 見学後の指導はどのように進めたらよいですか?
Q35 話し合いを成立させるためにはどのようにすればよいですか?
(3) 算数・数学
Q36 新学習指導要領の算数・数学のポイントは何ですか?
Q37 授業の導入で大切なことは何ですか?
Q38 算数・数学の授業の進め方で大切なことは何ですか?
Q39 机間指導で気をつけることは何がありますか?
Q40 計算力をつけるために留意することは何ですか?
(4) 理科
Q41 理科の授業で育てたい力は何ですか?
Q42 日々の授業で大切にしたいことは何ですか?
Q43 新学習指導要領の理科の変更点は何ですか?
Q44 理科ではどのように評価をしたらよいですか?
(5) 生活
Q45 生活科の目標は何ですか?
Q46 新学習指導要領にある基本的な視点とは何ですか?
Q47 生活科の評価において留意することは何ですか?
Q48 気付きの質を高めるためにはどのようにすればよいですか?
Q49 教師はどのように支援すればよいのですか?
(6) 音楽
Q50 歌唱指導はどのようなことに留意したらよいですか?
Q51 器楽指導はどのようなことに留意したらよいですか?
Q52 鑑賞の評価はどのようにしたらよいですか?
(7) 図画工作・美術
Q53 図工・美術の授業で大切にしたいことは何ですか?
Q54 小学校各学年の発達段階による描画の特徴は何ですか?
Q55 子どもの絵はどのように見ればよいですか?
Q56 授業中の子どもへの支援で大切なことは何ですか?
Q57 クロッキーの指導で留意することは何ですか?
Q58 水彩絵の具の扱い方で指導すべきことは何ですか?
Q59 鑑賞にはどのように取り組むとよいですか?
(8) 保健体育
Q60 効率のよい体育学習を行うにはどのようにしたらよいですか?
Q61 準備運動で気をつけることはどのようなことですか?
Q62 体つくり運動で気をつけることはどのようなことですか?
(9) 技術・家庭
Q63 調理実習ではどのようなことに留意しますか?(小学校)
Q64 ミシン縫いがうまくできないときの指導のポイントは何ですか?(小学校)
Q65 針の種類と用途について気をつけることは何ですか?(小学校)
Q66 新学習指導要領への対応で留意すべきことは何ですか?(小学校)
Q67 実習を安全に行うには何に配慮すべきですか?(中学校)
Q68 問題解決的な学習過程をどのように進めますか?(中学校)
Q69 教材を選定するときは何に留意すべきですか?(中学校)
(10) 英語
Q70 日々の授業で大切にしたいことは何ですか?
Q71 授業をどのように設計すればよいですか?
Q72 実践的コミュニケーション能力を伸ばすための効果的な活動は何ですか?
Q73 ALTとの協同授業や少人数指導授業はどのようにすればよいですか?
Q74 小中連携における留意点は何ですか?
授業診断表(例)
[3] 領域
(1) 総合的な学習の時間
Q75 総合的な学習の時間ではどのような学習をするのですか?
Q76 総合的な学習の時間の授業づくりはどのような点に留意したらよいですか?
Q77 総合的な学習の時間で身に付けたい力にはどのような力がありますか?
Q78 総合的な学習の時間の年間活動計画をどのように立てればよいですか?
Q79 総合的な学習の時間はどのように評価すればよいですか?
Q80 各教科との関連をどのように考えればよいですか?
(2) 道徳
Q81 道徳の時間は何をするのですか?
Q82 道徳の時間はどのような授業展開をするのですか?
Q83 指導法の工夫にはどのようなものがありますか?
Q84 どのように発問するとよいですか?
Q85 子どもの考えをどのように板書すればよいですか?
(3) 特別活動
Q86 学級会(話し合い活動)ではどのようなことを指導したらよいですか?
Q87 学級会(話し合い活動)の進め方の例はどのようなものですか?
Q88 学級活動で生活指導的な内容の指導のポイントは何ですか?
Q89 充実した学級の集会活動を行うためにはどのようにしたらよいですか?
Q90 活発な係活動を実現するために留意することはどのようなことですか?
Q91 盛り上がりのある児童会・生徒会にするための手だては何ですか?
(4) 小学校外国語活動
Q92 外国語活動の指導はだれが行うのですか?
Q93 外国語活動を進める上での留意点は何ですか?
Q94 外国語活動の授業をどのように展開すればよいですか?
Q95 評価はどのようにすればよいですか?
若手教師奮闘記その3 トイレの掃除指導から学んだこと
[4] その他
(1) 学習情報
Q96 学習情報の教育はパソコンを使わなくてはいけませんか?
Q97 子どもに身に付けさせたい情報能力にはどのようなものがありますか?
Q98 パソコンにおける学年ごとの指導目標はどの程度がよいですか?
Q99 学習に効果的で簡単な機器の利用にはどのようなことがありますか?
Q100 授業に役立つ資料や教材はどこで探せばよいですか?
Q101 情報モラルの指導はどのようにすればよいですか?
(2) 特別支援教育
Q102 気になる子どもへの対応の原則はありますか?
Q103 発達障がいの子どもの特性と支援例にはどのようなことがありますか?
Q104 発達障がいが疑われる子どもの保護者への対応はどのようにすればよいですか?
Q105 特別支援学級と通常学級が交流をする際の配慮事項は何ですか?
(3) 学校図書館
Q106 学校図書館とはどのような設備をいいますか?
Q107 図書の背表紙の「ラベル」の意味は何ですか?
Q108 読み聞かせやブックトークの留意点は何ですか?
Q109 本に親しむ子どもを育てる手だてには何がありますか?
(4) 学校保健
Q110 学校保健とは何ですか?
Q111 学校で予防すべき感染症は何ですか?
Q112 学校における保健室の役割は何ですか?
Q113 健康観察ではどのようなことに注意したらよいですか?
(5) 生徒指導
Q114 生徒指導の意義やねらいは何ですか?
Q115 生徒指導を積極的に行う際のポイントは何ですか?
Q116 生徒指導で具体的に配慮すべき点は何ですか?
(6) へき地・小規模校
Q117 へき地・小規模校で指導するときの留意点は何ですか?
Q118 多様な考えを引き出すためにはどのようにすればよいですか?
(7) 野外活動
Q119 「山の学習」の立案をする上で留意すべきことは何ですか?
Q120 「山の学習」での活動はどのようなものが考えられますか?
(8) 部活動
Q121 部活動の意義は何ですか?
Q122 部活動指導の留意点は何ですか?
(9) 不審者への対応
Q123 不審者への対応で気をつけることは何ですか?
若手教師奮闘記その4 子どもは教師の鏡
[5] 課題研究の方法
(1) 問題解決的な学習
Q124 問題解決的な学習とはどのような学習ですか?
Q125 問題解決的な学習はどのような方法で進めるのですか?
(2) 話し合いの授業
Q126 話し合いの授業のよいところは何ですか?
Q127 話し合いの授業をするときの留意点は何ですか?
(3) 学習指導案の書き方
Q128 学習指導案はどのように書いたらよいですか?
(4) 授業分析と協議会
Q129 授業分析とはどのようなものですか?
Q130 授業を分析するには何をどのように分析すればよいですか?
Q131 授業を参観するときはどのような位置で見るのがよいですか?
Q132 どのような授業記録のとり方がよいですか?
Q133 協議会ではどのように発言すればよいですか?
(5) 研究論文の書き方
Q134 論文を書くことにどのような意味がありますか?
Q135 論文にまとめるメリットはどのようなことですか?
Q136 論文の一般的な形式はどのようになっていますか?
Q137 実際に論文を書くにはどのような手順で書けばよいのですか?
Q138 「教育論文」作成の留意点にはどのようなものがありますか?
(6) 学習の評価の仕方
Q139 評価の目的は何ですか?
Q140 評価にはどのような種類がありますか?
Q141 身に付いた力をどのように評価すればよいのですか?
(7) 通知表の書き方・扱い方
Q142 通知表は何のために作成するのですか?
Q143 所見欄はどのように書けばよいですか?
若手教師奮闘記その5 笑顔を求めて
第4章 子ども理解編
[1] 子どもの理解について
(1) 子どもを理解する方法
Q144 子どもをどのように理解すればよいですか?
(2) 子どもへの接し方
Q145 子どもをどのように褒めたり叱ったりするとよいですか?
Q146 子どもの反発的な言動に対してどのように接すればよいですか?
(3) 子どもの悩みに対する聞き方とかかわり方
Q147 子どもの悩みにどのように傾聴しかかわればよいですか?
[2] 不登校児童生徒に対する対応
Q148 不登校の早期発見となる子どものサインはどのようなものがありますか?
Q149 初期対応としてどのようなことができますか?
[3] いじめに対する対応
Q150 どのような状態を「いじめ」ととらえたらよいですか?
Q151 「いじめ」の早期発見・早期対応のポイントは何ですか?
[4] 虐待の発見と対応
Q152 虐待防止に向けて教職員にはどのような役割がありますか?
Q153 被虐待児童生徒に対してどのように支援したらよいですか?
第5章 保護者理解編
[1] 家庭訪問をする際の心得
Q154 なぜ家庭訪問が必要ですか?
Q155 訪問をした際にどのような方法が有効ですか?
[2] 個別懇談会のもち方
Q156 個別懇談会で事前に気をつけておくことは何ですか?
Q157 懇談会が成功する秘けつはありますか?
[3] 学級懇談会のもち方
Q158 学級懇談会はどのように開いたらよいですか?
[4] 保護者からの要求に対して
Q159 保護者の相談や苦情にはどのように対応したらよいですか?
おわりに

はじめに

 今日に至るまで,各分野において三河地方の中心的な役割を担ってきた岡崎市。その岡崎で,営々と積み重ねられてきた「岡崎の教育」もまた,「三河の雄」といわれてきました。「岡崎の教育」の特長は,常に現場主義であり,日々の教室で営まれる地道な教育活動を重視しているところにあります。こうした伝統を守りつつ,さらに今,「岡崎の教育」は,将来の教育のあるべき姿を見据え,独自の英語教育や環境教育等,日本の教育界のリーダーとなるべく新たな取組にも積極的にチャレンジしているところです。

 「教育は人なり」といわれますが,「岡崎の教育」は,高い見識と情熱,そして確かな指導技術をもつ教師集団によって支えられています。まさしく「岡崎の教育」の宝は,人であると思っています。だからこそ,常に教師集団のレベルアップを図っていくことを重視しています。

 本書は,「岡崎市教科指導員会」によって執筆・編集されました。「教科指導員会」とは,岡崎の教師の授業力向上を図ることを目的に,週1回学校を訪問し,授業研究や若手教師の研修の指導助言を行う組織です。各教科・領域別に32名の教師が指導員に委嘱され,それぞれ年間20回以上の学校訪問を行っています。1回の訪問で4名程度の授業を参観しますので,年間で延べ2500名以上の教師が授業づくりや学級づくり等について具体的なアドバイスを受けています。また,毎週1回,指導員会が開催され,教科・領域の指導法の研究や指導員として資質向上のための研修を行っています。この指導員制度が,「岡崎の教育」の根底の部分を支えていると考えています。

 本書は,多くの若手教師を指導してきた豊富な経験をもとに,それぞれの指導員が,日々の教育活動のポイントを端的にまとめたものです。教師の心得から始まり,学級づくりや授業づくり,さらには子ども理解や保護者理解に至るまで,教師として知っておいてほしいこと,身に付けておいてほしいことが具体的に書かれていますので,若い先生方にとっては,必携の書になるものと思います。ぜひ多くの先生方が本書を活用し,教師としての資質をより一層高めていただけることを願ってやみません。


  2010年2月   岡崎市教育委員会教育長 /江村 力

著者紹介

江村 力(えむら つとむ)著書を検索»

 愛知県岡崎市生まれ。愛知教育大学卒業。岡崎市立小・中学校8校,愛知教育大学附属岡崎小学校,メルボルン日本人学校,岡崎市教育委員会を歴任。

 1996年,岡崎市立本宿小学校長。2001年,岡崎市教育委員会学校指導課指導部長,2003年,岡崎市立大樹寺小学校長。2005年,文部科学省「特定の課題に関する調査結果分析委員会委員」(小学校算数)。2007年より,岡崎市教育委員会教育長。

 現在,岡崎市内の教育水準の底上げ,教育環境の整備,学校力の向上に努めている。

岡崎市教科指導員会著書を検索»

 1957年に発足した愛知県岡崎市現職研修委員会の組織。発足当時の4名から50余年を過ぎ,現在は各教科・領域32名で構成している。各教科・領域の指導的な立場であることから,岡崎市内では指導員と呼んでいる。

 それぞれの指導員が,岡崎市内の小中学校を年間20回ほど訪問し,個別および教員全体への指導助言を行う。授業の水準を上げるべく,授業の実践的なアドバイスをしている。

 また,各教科・領域の全市的な行事や研究,運営も行う。毎週1回木曜日夕刻より,指導員会として学習会を行い,授業研究や研修を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 来年 私は担任を希望しています。今年は初任者でいろいろなことを勉強しましたが、この1冊を読むと、指導教員や先輩の先生方が教えてくださった内容と重なりました。

       どんなことにも対応できそうな頼りになる辞書のようです。家庭訪問や学級懇談会、4月の教室での子供の迎え方なども丁寧に書いてあり、「必要なときに使える!」と思いました。

       いちばんよいなあと思ったのは、内容を主張する本が多い中で、きちんとした方向を教えてくれて自分に合わせて使えばいいよと示してくれているところです。
       若手・新任教師のときだけではなく、ずっとこの1冊をもとに自分を高めていこうと1年間を振り返って思いました。
      2010/3/11なっつ
    • 来年 私は担任を希望しています。今年は初任者でいろいろなことを勉強しましたが、この1冊を読むと、指導教員や先輩の先生方が教えてくださった内容と重なりました。

       どんなことにも対応できそうな頼りになる辞書のようです。家庭訪問や学級懇談会、4月の教室での子供の迎え方なども丁寧に書いてあり、「必要なときに使える!」と思いました。

       いちばんよいなあと思ったのは、内容を主張する本が多い中で、きちんとした方向を教えてくれて自分に合わせて使えばいいよと示してくれているところです。
       若手・新任教師のときだけではなく、ずっとこの1冊をもとに自分を高めていこうと1年間を振り返って思いました。
      2010/3/11なっつ

ページトップへ