プロ教師直伝! 授業成功のゴールデンルール

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人気教師・大前暁政が「教え方の黄金律」をバッチリ直伝!

人気教師・大前暁政が、授業成功間違いなしの“ゴールデンルール”を直伝!「学ぶ意欲を高める授業の組み立て」「自立に導く授業の進め方」「考える子を育てる授業の対応」「集団での学びを豊かにする授業の演出」「どの子も伸ばす特別支援教育」など極意が満載の1冊。


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電子版価格: 1,940円(税込)

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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-056731-7
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小・中・他
仕様:
A5判 168頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

まえがき
本書の概要
第1章 知識と技能を修得させる「教え方の黄金律」
1 教えて助言する
2 一つずつ教える
3 価値ある内容への絞り込み
4 易から難へのスモールステップ
5 習得できるまで繰り返す
6 ゴールを示してから活動させよ
7 学習者に合った課題を選択せよ
第2章 学ぶ意欲を高める「授業の組み立て」
1 導入で子どもをひきつける
2 山場を用意する
3 おもしろいネタを次々と紹介する
4 布石を使う
5 討論を仕組む
6 両極端の情報を用意する
第3章 自立に導く「授業の進め方」
1 子どもの自己肯定感を高める
2 目標に挑戦させる
3 子どもに判断させる
4 「問題解決の方法」を習得させよ
5 活用力を養え
6 探究的な学習で実践力を養え
第4章 考える子を育てる「授業の対応」
1 思考場面を用意せよ
2 子どもの意識の外に気付かせる
3 聞き返すことで子どもの言いたいことを言わせよう
4 臨機応変に対応せよ
5 「わかったつもり」を防ぐあと1歩の詰め
6 全員を巻き込め
7 根拠を考える習慣を育てる
第5章 集団での学びを豊かにする「授業の演出」
1 1人ひとりの違いを生かす
2 子ども同士の交流を生み出す
3 子ども同士の交流を促進する
4 伝わる意見を言わせる
5 子ども同士で教え合う状態をつくる
6 協力して問題解決させる
第6章のコンセプト:特別支援教育に対応した授業とは
第6章 どの子も伸ばす「特別支援教育への対応」
1 余計な情報を削る
2 見通しをもたせる
3 教えてから考えさせよ
4 即時肯定評価
5 習熟を待って次へ進め
6 「視覚+聴覚」の組み合わせで伝えよ
7 緊張感をもたせる
あとがき

まえがき

 本書は,子どもを伸ばすための「授業技術」を紹介するものである。

 「授業技術」とは,何か。


 子どもに知識や技能,態度を習得させるための,効果的な「授業の手段」


 授業技術は,「手段」である。

 「手段」は,「目的」とは異なる。

 授業技術は,「手段」である以上,何らかの「目的」があるはずである。

 目的は,子どもに知識を習得させることであったり,学習意欲を高めるためだったりする。

 子どもの自尊感情を高める目的もあるだろう。

 目的によって,手段は変わる。

 そのため,授業の目的に合った授業技術を,教師が選ばなくてはならない。

 そこで本書では,目的別に授業技術をまとめてある。

 目的を意識しながら,手段を学んでほしい。


 授業技術は,授業する上で,必要不可欠なものである。

 なぜなら,目的の達成に「効果的」だからである。

 「効果的」というと,悪いイメージをもつ人がいる。

 「もっと子どもに苦労させながら,学ばせるべきだ」などと言う人もいる。

 確かに,教師があまり教えずに,「子どもに苦労させて学ばせること」が必要な場面もある。

 ただしその場合は,「苦労して学んだ」方が教育効果が高いというだけで,やはり「効果的」なのに変わりはないのである。

 つまり,この場合は,「苦労して学ばせる」という授業技術が使われたことを意味する。結局は,授業技術を使っているのだ。

 では,「授業技術が優れたものかどうか」は,何をもって判断すればよいのだろうか。

 それは,授業後の「子どもの事実」で判断できる。すなわち,教師が意図した目的が,より効果的になされる方が,よい授業技術なのである。


 授業技術は,自分がよいと思うものを使えばよい。

 ある研究団体の縛りがあるとか,周りが押し付けるからといったもので決めるものではない。より効果的な授業技術があるなら,研究団体の縛りや何らかの社会的事情は置いておいて,それを使えばいいのである。

 これは,医師で例えると簡単にわかる。

 病気を治すのに,より効果的な技術がありながら,私はこの学会に所属しているので,この学会の方式しかしませんと言うだろうか。患者を快方に向かわせるのが目標なのだから,目標を効果的に達成できる医療技術(手段=授業技術)を選べばよいのである。

 授業技術とは,ある授業の目標を達成するための手段である。

 手段は,合理性のみで選択されるべきである。「良いものは良い」のだ。

 そして,本当によかったかどうかは,子どもの事実で判断すればよい。


 授業技術は,先人の知恵の結晶である。

 心ある先人は,授業技術を記録し残してきた。

 本書では,先人の言葉も紹介しながら,子どもの事実によって検証済みの様々な「授業技術」を紹介している。

 是非,明日の授業で役立てていただきたい。


  2013年2月   /大前 暁政

著者紹介

大前 暁政(おおまえ あきまさ)著書を検索»

1977年 岡山県生まれ

2002年3月 岡山大学大学院教育学研究科 理科教育専攻修了

2013年現在 岡山市立城東台小学校教諭

「どの子も可能性をもっており,その可能性を引き出し伸ばすことが教師の仕事」ととらえ,今までの教育を修正・改善し新しい教育を生み出そうと奮闘中。日本初等理科教育研究会,日本理科教育学会会員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • コメニウスの大教授学以来の、まさに授業大全集でした!
      2014/3/21ちょこ
    • すごい本が出るんですね。たった今注文しました。とても楽しみです。春休みに読みます。
      2013/3/1たなぼう

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