通常の学級でやさしい学び支援
読み書きが苦手な子どもへの<漢字>支援ワーク 新教科書対応版 1年 教育出版
2020(令和2)年度からの新学習指導要領に対応!

通常の学級でやさしい学び支援読み書きが苦手な子どもへの<漢字>支援ワーク 新教科書対応版 1年 教育出版2020(令和2)年度からの新学習指導要領に対応!

読めた!書けた!1年生の<教科書の漢字>学び支援!

2020(令和2)年度からの新学習指導要領に対応してリニューアル!大人気!教科書の新出漢字が楽しく学習できる,ことばの教室発・通常の学級で使えるコピーフリーのプリント集です。経験に基づいたアイディア学習法で、つまずきにフィットした支援が行えます!

*本書は教育出版版です。他の教科書をご使用の場合はこちらをご利用ください
 ⇒【光村図書版】【東京書籍版】


電子書籍版: なし

ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2020年5月25日
対象:
小学校
仕様:
B5横判 96頁
状態:
電子書籍
出荷:
予定なし

もくじ

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はじめに
ワークシートの使い方
二学期
(教科書 教育出版1年・上98〜下73ページ)
1「ぴったりかんじ」
2「かんじ たしざん」
3「たりないのは どこ(かたちを よくみて)」
4「かんじを いれよう」
三学期
(教科書 教育出版1年・下102〜121ページ)
1「ぴったりかんじ」
2「かんじ たしざん」
3「たりないのは どこ(かたちを よくみて)」
4「かんじを いれよう」
*本書の構成は、教育出版株式会社の教科書を参考にしています。
*教材プリントは、自由にコピーして教室でお使いください。
*学習者に応じてA4サイズに拡大して使用することをおすすめします。

はじめに

 文部科学省の調査では、通常学級に在籍する児童の中で学習面に課題を持つ児童が4、5%いると考えられています。その中には漢字の読み書きが苦手な子ども達が多数含まれています。平成19年から全国一斉に始まった特別支援教育では、教育的ニーズの高いLD(学習障害)などの読み書きが苦手な子ども達に対して個に応じた具体的な教育支援をすることが期待されています。

 しかし、発達障害が背景にある読み書きが苦手な子どもの場合、単なるケアレスミス、うっかりミスで出来ないのではなく、聴く力では音韻認識の弱さ、見る力では視空間処理の弱さなど大脳機能が関係する中枢神経系の発育のアンバランスが原因であることが多いのが特徴です。この場合、「ゆっくり、繰り返し教える」という学校、家庭で使われている一般的な方法では、その効果に限界がみられます。


 この〈漢字〉支援ワークは新しい教科書に合わせた内容になっており、しかも教室で教わる順番に漢字学習ができるようにセットされています。またこのワークは著者の村井敏宏、中尾和人両先生方のことばの教室での長年の経験を通して子ども達の認知特性に合わせた貴重な指導プログラムの集大成となっています。左記のような「つまずき特性」を持った子どもに対してスモールステップで丁寧に教える〈漢字〉支援のワークシートとなっています。ぜひご活用ください。


1.読みが苦手で、読みから漢字を思い出しにくい。

2.形を捉える力が弱く、漢字の形をバランス良く書けない。

3.「視機能、見る力」が弱く、漢字の細かな形が捉えられない。

4.多動性・衝動性があるため、漢字をゆっくり丁寧に書くことが苦手。

5.不注意のために、漢字を正確に覚えられず、形が少し違う漢字を書いてしまう。


 漢字が苦手な子どもは、繰り返し書いて練習するだけでは覚えていけません。一人ひとりの特性に応じた練習方法があります。〈漢字〉支援ワークを使ってつまずきに応じた練習をすることにより、自分の弱点の「気づき」につながり、「やる気」を促します。

 読み書きが苦手な子どもが最後に「やった、できた」という達成感を得ることが出来ることを願っています。


   監修者 /竹田 契一

著者紹介

竹田 契一(たけだ けいいち)著書を検索»

大阪教育大学名誉教授,大阪医科大学LDセンター顧問

村井 敏宏(むらい としひろ)著書を検索»

青丹学園発達・教育支援センター フラーテルL.C.,S.E.N.S(特別支援教育士)スーパーバイザー,言語聴覚士,日本LD学会会員,日本INREAL研究会事務局

中尾 和人(なかお かずひと)著書を検索»

小学校教諭,S.E.N.S(特別支援教育士),公認心理士,精神保健福祉士,日本LD学会会員

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。

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